
現在に日本には若者のみでなく中高年も含めて、引きこもりの人たちが約140万人もいるとされます。
今までの就労や経済的「自立」をゴールとするあり方の支援だけではなく、社会の価値観や世間の評価に応えるばかりでもないです。
もっと内側から自己肯定感を育み、そして各人の自分らしい意思を尊重した「自律」も大切に、伴走型でサポートしていくあり方に変わってきています。
私も完全な経済的自立は容易ではなく難しいですが、自律ならば自分の努力で達成可能になりうると思い、低迷の中でも深く勇気づけられました。
進路で自立と自律のバランスを自分に合ったあり方で取りたいと思うと、自分なりに納得できました。
AIのGeminiの要約もすごく学びになりました。
「「引きこもり支援」における「自立」と「自律」は、同じ「じりつ」という発音で混同されがちですが、意味合いには重要な違いがあります。
自立(じりつ)
自立は、経済的・物理的に他者に頼らずに生活できる状態を指します。具体的には、就職して収入を得たり、家事をこなしたり、一人暮らしをしたりといった、社会生活を送る上での能力や状態を意味します。
これまでの引きこもり支援では、就労や社会参加を支援の「ゴール」と捉え、「自立」を目指す傾向が強くありました。しかし、単に就労するだけでは根本的な解決にならないケースも多く、就労後に再び引きこもってしまうといった課題も見られました。
自律(じりつ)
一方、自律は、自分自身の意思や価値観に基づいて行動し、生き方を自分で選択できる状態を指します。他者の評価や社会の規範に縛られることなく、自分自身を肯定し、主体的に意思決定する力を意味します。
近年、引きこもり支援においては、この「自律」がより重視されるようになっています。これは、引きこもりの背景に、他者の期待に応えようとしすぎて自分らしさを見失ったり、自尊感情が低下したりしているケースが多いためです。
支援における「自立」と「自律」の考え方
自立だけでは不十分な場合がある: 就労や社会参加という「結果」だけを追い求める支援は、本人の内面的な課題が解決されず、かえって長期化や再発につながる可能性があります。
自律こそが本質的なゴール: 厚生労働省が策定した「ひきこもり支援の新しい指針」でも、就労などの「自立」だけでなく、本人が主体的に生き方を決める「自律」を支援の「目指す姿」としています。
「自律」を促す支援: 「自律」を促すためには、対話を通じて本人の気持ちに寄り添い、自己肯定感を育むことが重要です。そのプロセスの中で、本人が「どう生きたいか」を自ら考え、小さな一歩を踏み出す動機を見つけられるよう、「伴走型支援」が理想とされています。
結論として、引きこもり支援は「自立」という単なる経済的なゴールだけではなく、本人が自分らしい生き方を見つけ、選択できる「自律」こそが、より本質的で長期的な解決につながると考えられています。」