ドイツの脱原発は日本の感覚だと、現実離れした様に響くかもしれません。
しかし実際はドイツは再エネ等による安定供給に課題はありながら、すでに再エネが60%以上(日本は大型水力を含めて20%)も実現しています。
そして社会全体を横断的なカーボンニュートラル社会への着実なステップを歩んでいる様な、必要なプロセスになっているという印象を持ちました。
また私は福島県の原発の被爆者の方たちが日本の司法の判断は、公正さに欠ける泣き寝入りを強いられている判決をしていることに怒りを感じました。
日本にはEUやドイツの様な環境権が法律にしっかりないし、日本の現状は三権分立が絵に描いた餅の状態で、権力におもねる判決をしている構造に強い違和感を持ちました。
先日に台湾も脱原発を議会で決定して、住民投票をすることになっています。
私は原子力発電は、
1原発のチェルノブイリや福島の様な、安全性の危うさによる事故の危険性、
2原発の廃棄物である、青森県の六ケ所村の様な再処理ウランの最終処分が、現代科学では方法が確立されていない、
3もはや再エネの方が原発より発電コストは安いという説が強い、(それだけでなく日本は万一の原発の事故のリスクコストを最小化されて、政策決定がされている。)
4原発は発電に必要な資源であるウランを日本ならアメリカの外国のメジャー資源獲得販売企業に頼ることになる。しかし再エネは地産地消に近いから、エネルギー資金が国外や地域外にやり方によっては出ていかず地域内で循環するので、安全保障や財政再建になりうる、
5万一の戦争の時に、原発を相手から攻撃対象にされると危険性が高い、
という理由から反対します。
私はなるべく早く脱原発を目指して、再エネをそれなりにコストはかかってももっと増やす、温暖化対策をする持続可能な社会の構築を目指すべきと思います。