現パナソニック創業者の松下幸之助の名言です。
「世の中に絶対の確信などあり得るはずがない。すべて一応のものであり、仮のものである。」
温和な少年だった松下さんは生家の没落から、小学校中退して文字をあまり読み書きができない状態から、丁稚奉公から商売を身につけて、実務と夜学から電気工学を学びました。
そして自分で働いて貯めたわずかな資本金だけで、重い病気を抱えながら、21歳で自分のみが信じている松下電器を起業します。
しかし当初の期待に反して、半年間は暗中模索状態でも、いろいろ試行錯誤していき、問屋さんにニーズを聞き続け、試作品を作り続けていきます。
20歳でお見合い結婚した奥さんが、結婚指輪や着物を質に入れたりする非常に困窮する中でした。
松下さんは時に迷いが頭をよぎりながらも、もう一度の勇気を出して、問屋さんを訪ねて意見を改めて聞き商品を改良し続ける中で、ついに発注をもらいます。
その後は事業が一歩一歩と、試練の時も幾度もありながらも成長し続けていきます。
そして生涯を通じて奇跡の様な成功とイノベーションを成し遂げた、松下さんらしい言葉と思います。
建築家の安藤忠雄の名言です。
「(自分はこれがしたいんだ)と思う人間の数だけ、個別の解があるのです。答えがないのは人生も同じです。」
高卒でプロボクサーになり、その後に独学で建築学を学び世界的な建築家になり、先駆的な設計案で有名な安藤さんらしい言葉と思います。
発明王のエジソンの名言です。
「私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」
エジソンは少年時代に自分が納得するまで考えてしつこく質問して、持て余され小学校を退学させられます。
母親の教育と図書館での独学で電気工学の専門誌やすべての事象から学びました。
そして沢山実験してけして効率はよくないですが、その失敗から学び続けて結果的に非常に多くの発明を果たしました。
写真はそういうエジソンを深く模範にしていた、松下さんの座右の銘である素直な心です。
素直な心の意味とは、一般的な大人しく従順という内容ではあまりないです。
松下さんの定義は、「私心にとらわれずに衆知を集めて、あるがままの実相や真実や真理や本質をなるべく曇りなく把握すると道理が見えて、何が正しく何をなすべきかがわかってくる。」という意味です。