エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

厳しい時代を生き抜き、よい社会を作るために環境問題や格差問題の代替案である私の事業や参考になるだろう情報を書いています。

環境問題と格差を解決する代替案

2010-11-27 20:01:37 | Weblog
市民活動の分野で、連帯経済という言葉があります。

この活動は以下の解説にあります。



「 ここ数年の間に世界で、「連帯経済」という言葉をよく耳にするようになりました。
 この言葉は、21世紀におけるグローバリゼーションの進展に対応して、市民社会運動の側が2001年以降、毎年開催している「世界社会フォーラム(World Social Forum:WSF)」で用いられ始め、中南米、EUを中心にして国際的に急速に広がっています。
 経済のグローバリゼーションは、世界のごく少数に富を一極集中させる反面、随所で貧困層を増やし、人権を蹂躙し、環境の破壊をすすめています。市場経済化、自由化、開放経済化、そして「小さな政府」化の流れがすすむと同時に、世界大で「市場の失敗」と呼ばれるような格差の拡大、地域経済の沈下、天災や異常気象が絶えません。これら経済社会の歪みは、小さき者/弱い者へとさらなる負担を押しつけ、そこから戦争、紛争も絶えず起こってきています。まことに世界は残念ながら、平和からほど遠い状況にあります。
 こうした状況に対して、市民社会の側から提起されてきた市場経済の「失敗」チェックの概念が「連帯経済」です。「連帯経済」は、政府や市場に対して透明性、説明責任を監視し、政府に対しては公共政策、企業に対しては社会的責任の実行を促しています。他方で、市民社会の分野で社会的企業、コミュニティ事業、フェアトレード、NPO、市民金融、地域通貨、環境保全等の非営利活動をすすめ、自ら地域社会の民主化を通じた地域再生や雇用創出、人材育成、ジェンダー平等、そしてグローバル化時代に増大する外国人や「弱者」とされた人びとの社会的包摂と人権強化等の担い手として、経済社会活動の新たな展開をすすめています。」

私は環境問題の悪化や、南北格差や人口爆発には、国家の規制があっても、グローバル経済のほうが力があり、利益追及の限り、社会の問題は解決しないと思います。
しかし、国家の運営には、税収が大変重要なので、営利企業の社会への貢献も大きいと思います。
しかし、市場の失敗には、国家でも解決できないので、市民による協力の事業がもっと力をもつべきだと思います。
日本人は市民意識が薄すぎると思います。
他人を非難ばかしていても仕方ないので、もっと啓蒙できる力を身につけたいです。
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自立、連帯でサバイバル!

2010-11-26 21:57:12 | Weblog
今日は労働者共同組合(ワーカーズコープ)の川崎事業所を見学してきました。

この団体は、環境問題などの市民活動で連帯経済と呼ばれる、持続可能な社会作りで、現行の経済システムへの代替案として取り上げられる形態で展開されている事業体です。

金融や不動産のようなお金がお金を生むシステムとは違い、社会にある問題を解決するサービスを提供する民主的な連帯の事業体という意味でです。

連帯経済の定義はあやふやですいません。

詳しくは新自由主義の経済政策批判をいち早くしていた経済評論家の内橋克人の本などに書いてあります。

ここは実際は失業者の人たちが雇用を作り出すために行政から委託された清掃や介護などの仕事をしてきた団体で、今は自主財源で子育て、介護、環境などの事業展開をしています。

そこでは協同労働と呼ばれる経営者と労働者の区別なく皆が経営をしていく民主主義な組織運営をしています。

この川崎事業所は現在は高齢者の短時間の仕事を紹介したり、障がい者の人に無理のない仕事を提供したり、ニートや引きこもりなどの人たちに職業体験の場や仕事を与えたりしています。

市場から排除されがちな人々に就労の機会を与え、自立と連帯をスローガンに、みんなで一緒に厳しい事情を生き抜く事業をしています。

今日実際に会った精神障がい者の方は、清掃の仕事で少ない年金の足しにして生計をたて、ピアサポートという同じ病気の当事者同士がサポートし合うという活動をフリースペースでして、病気の啓蒙活動にも積極的に活動しています。

話していてイキイキした感じが伝わってきて自分の足で立ち、孤立せずに助け合いの精神をもつ大切さを実感しました。

また一般的には多くの障がい者が働く場がないと言っていました。

このワーカーズコープは履歴書の空白や学歴のなさなど関係なくやる気があれば雇ってくれるので、多くのハンディのある人々に自立と成長の機会を与えています。

理解は一般企業よりはるかにありますが、仕事をしていく上でのルールを守ることは求められます。

不安のある人はまずは職業訓練であるトライなどの仕事体験から始めて有給の仕事に移る道がいいかと思います。

毎日のように電車で人身事故などの痛ましい現実かありますが、この事業は自殺率をさげ、利益第一主義の経済システムから、生活者の幸福と市民の自立と共生の代替案を実践している事業だと思います。
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都の最低賃金を払う職業訓練NPO

2010-11-25 23:51:59 | Weblog
NPO法人でワーカーズコープの障がい者の自立支援センターを見学しました。

ここは障がい者の方が、地域で自立した生活が送れるように障がい者就労移行支援や、就労継続支援A型事業を行ってます。

主に掃除や、事務作業、印刷作業や、清掃道具製造をしています。
ここはビルメンテナンスの資格をもったプロの仕事を教えてくれます。

ここはA型訓練では雇用契約を結び、都の最低賃金800円を時給を払っています。これは非常に珍しいことで、障がい者福祉では実際多くの地域活動センターでは月給が一万円というラインが常識です。
現在22名の方がA型で訓練中です。

また移行支援でも時給500円を払っています。
 
多くのニート、引きこもりなどの支援施設も職業訓練は無給で働くのが一般的で、ここはその視点から見ても経済性の高さが飛びぬけています。

ここが有給でできるのはワーカーズコープとう労働者協同組合と連携しているからです。

また、ここを卒業した人たちの就職率も福祉就労で7割の人が正社員で就職していて、専門のサポート機関が継続的に支援し仕事に定着させているらしいです。

現場では就労訓練を受けている人達の自立へむけた真剣な姿勢が印象的だったです。

同じ障がい者でも作業所の人達もまじめにやっていますが、こっちの方が都の最低賃金などをもらう厳しさがあるせいか緊張感を感じました。やはり収入が入る職業訓練の場を提供する大切さを感じました。

また障がい者の方が掃除の仕事でも手を抜かず生き抜くために必ずしも楽しいことでないトイレ掃除なども必死にやる姿が印象的だったです。

またスタッフの注意深くサポートするし、やさしいが、仕事として注意するところは言うし、甘いわけではない姿勢も印象的だったです。

また仕事のみでなく、息抜きの時の人間関係の大切さも重要と言っていました。

ここは、成り立ちが、仕事がなくて困っている人たちがとりあえず食べていけることを目指して活動してきたので、障がい者の居場所を作ることを目的にしてきた作業所とは、そもそもの目的が違う面があり、センターの利用者というより仲間としてやっているという言葉が印象的でした。

これは既存の支援施設にも共通することで、多くのニート、引きこもり支援などは支援者と塾生がはっきりと分かれているところが多いです。

しかし、ここはもちろんサポート役はいても、どちらかというと労働者の仲間として、障がいがあっても、なくても仕事をして、仕事の見返りとして賃金ももらうというシステムです。

いろいろな団体のよさがそれぞれありますが、ここは多くの支援施設が見習う点が多いと思います。
団体名を言いたいですが、それを禁じられているので言えずすいません。
だだ湘南若者サポートステーションのワーカーズコープが担うサテライト(支部みたいなところ)が今後、ニートや引きこもりや障がいを抱えた人たちに賃金を払仕事体験をやろうと計画しています。
http://www.roukyou.gr.jp/
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政治家と市民活動

2010-11-23 22:00:52 | Weblog
私は今日地元の市民祭りに出店の手伝いに行きました。

そこで横浜の青葉区や港北区などを選挙区にしている民主党の衆議院議員の山崎誠さんと偶然少し話しました。


会話してみると政治とNPOというのは関心が近く協力できる点が多いのではないかと思いました。

山崎さんは環境政策を大学院で研究しています。

そして現在環境省と経産省が排出権の規制枠をめぐって議論しています。私は以前は環境重視派だったのですが、新聞などを読んでいると経済成長不可避といった考えに傾きがちだったのですが、山崎さんは環境省派という印象を持ちました。

それには何か背筋を伸ばすような気持ちになりました。政治とはビジネスとは違った国家の発展と幸福を実現する責任があるという側面でNPOや社会企業家とは共通する点が多いと思いました。

若者就労支援や障がい者福祉には、生協が母体のネットワーク神奈川が本気だというのは、聞いた話しでも実体験からもよくわかります。


政治家の事務所ってなんとなく縁がなく遠い存在だと思っていましたが、会ってみると結構、話があってプラスになるかもしれません。
政党によるかもしれませんが。
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市民発案の社会企業で職場体験してきました。

2010-11-22 23:34:02 | Weblog
今通っている社会企業家育成の塾iSB公共未来塾の職業体験に行ってきました。

今の民主党政権が経済政策で第三の道と呼ばれる環境や福祉や医療などの社会問題を解決するビジネスを起こし雇用を産み出していく政策に沿った活動だと思います。

そこはワーカーズコープたんぽぽという団体です。

この団体は重度の身体障がいや脳性マヒの子供達が放課後の居場所として過ごせる場所を提供しています。

この団体ができるまで、こういった障がいを抱えた子供達の親は学校以外はずっと子供の面倒を見なければならず大変な苦労をしていました。

そこで母親達が居場所作りのため組織を作り行政に相談したりしました。しかし行政は予算などの関係でできませんでした。
そこで労働者共同組合というワーカーズコープが応援し事業化を実現しました。

その結果行き場所のなかった子供達に居場所ができ、母親も休めるようになったのです。

しかもここのすごいところは今年6月にできたのですが9月から黒字化した経営ができているのです。助成金と共に利用者からの使用料で行っています。
またスタッフは7人いて常勤2人以外、時給800円の給与で働いています。

私は国は862兆円の借金があり、行政は縦割りで柔軟性がない均質なサービスしかできないなら、民間が今の時代に相応しいセーフティーネットを自分達で作らなきゃいけないと思います。

今日実際に職業体験をしてみて、障がいの子供達とのコミニュケーションは結構大変で、スタッフの人達の子供達に合わす真摯なサービス姿勢には印象的でした。また排泄や食事介助など見ているだけで作業は非常に大変で、今まで行政も救ってこなかった親の苦労は相当のものだと思いました。

うまく立ち回れずあまり役立ってなかったかもしれませんが、以前の自分よりは大分ましになったと言い聞かせています。熱意で勝負だと思いました。

社会企業家というとかっこいいとかイメージしますが、現場は地味で厳しい、真剣な努力なしで達成できるものではないと実感しました。
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生き方に参考になる提案をする方と会ってきました。

2010-11-21 21:18:15 | Weblog
mixiで知り合った社会企業家で神戸で農作業とデモクラチックスクールという手法を活用して様々な人達を支援をしている山口さんと会ってきました。

山口さんはというNPOを今年の1月に作り活動をしています。この団体は主に若者が、親や社会から与えられた価値観で生きるのではなく、本来の自然の自分にもとづいて考え、行動していく生き方を提案しています。


また現代は、頭でっかちになりがちなので、農作業などの行動を通して経験して学んでいこうという姿勢で活動をしています。

またデモクラティックという知識を教える受け身の教育ではなく、課題もなく自分で考え好きなことを勉強したり活動をしていく教育を実践しています。

またこの教育は、民主主義的なコミニュケーションの方法も教えています。

また山口さんは農と食の研究所というNPOの有給スタッフをしていています。

ここは地方と都会を繋ぎ、農作物を販売したり、農作業を体験する機会を設けています。

また、山梨県で、休耕田の利活用や、都会の人達に 農作業体験の場を提供するほったらかし畑「再耕の結」というNPOも行っています。

落ち着いた頭のよさそうな信頼できる好青年でした。

自分が楽しい好きな活動、仕事をしてきたという姿勢からは、興味があるから結果もよくでるという好循環を感じました。

そのためには多少苦労してもネットなどで就職先を探したり、資格や経験がなくても、熱意や人柄で採用をもらったとアドバイスしてくれました。

好きなことを仕事にするか、働ける就ける仕事につくかは、議論が別れるところですが、職業ではなく、自分の感情、例えば貢献したいとか人と触れあいたいとかといった気持ちにもとづいた仕事探しなら希望の仕事に就きやすいと言っていました。

私は長く仕事を続けるなら、適性もあると思いますが、示唆にとむ言葉だと思います。

またこういったNPOの活動をしてきたのは、強い決意をして迷わず、好きなことだから努力をできてきたと語っていました。
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信念をもって、居場所作りをしている方に会ってきました。

2010-11-20 17:55:15 | Weblog
15日にオンリーワンクルーという団体を運営している鈴木剛さんと会ってきました。
オンリーワンクルーHP

鈴木剛



この団体はいろいろな人達に居場所を提供してコミニュケーションの訓練をする活動をしています。ニートや引きこもりの人達も多く参加しています。実際に会ってみると、やさしい目をした信頼できそうな人でした。
この団体は「生き方に答えはない」 というポリシーで多様な仕事の人達に話を聞いてそれをインターネットに載せています。

http://catalist-web.com/

またこの団体は認知行動療法に基づいた「ひとつ考えたらひとつ動く」という考え方もしています。

その通りに活動をしてきた鈴木さんの経験談は、多いにプラスになりました。

自分がやりたいことを大分先にやっている方なので、多いに影響されました。

個人的には鈴木さんが普段老人介護をしながら生計をたて、助成金をもらわず,人の幸せを、自分の喜びとする信念を持って、この団体の活動をしている点が印象的でした。
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メディア注目の、給与つき仕事体験に参加しました。

2010-11-20 17:44:29 | Weblog
14日に都内でフリーター全般労働組合から派生した自由と生存の家が行う野菜市に参加しました。

フリーター全般労働組合とは新興する組合で、07年頃にグッドウィルなどの日雇い派遣のデータ装備費の変換やや非正規労働者の待遇改善を求めた運動で代表的な組合です。

自由と生存の家とは、派遣切りが増えた時に、ホームレスになっていた人たちに格安の家賃で住居を提供していたり、生活保護を取る支援をしたりしてきました。
ここが失業が長期化しないように野菜市を二週間に一回やっています。

いっさい助成金はもらわず、給与も時給400円位出していて、都の最低賃金を目指して活動しています。

活動に参加してみて、働いてみると大変さの中にある充実感や張りというものを感じ、さわやかな充実感を感じました。

またいろいろな境遇の人達が参加していて、大変ながら自分たちで活動を運営して、頑張っていこうという、暖かい助け合いといった印象を持ちました。

また利益をあげることにも意識が高く収支をしっかり計算するビジネス的な意識も高く、それだからできているのかとも思いここは社会企業だとも思いました。

また障がい者が就労する会社で働いている人や、生協の人や、環境ビジネスで働く人など、おもしろい人が多かったのも印象的でした。

フリーター全般労働組合

自由と生存の家
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無料の社会企業家育成の塾に通っています。

2010-11-20 17:41:12 | Weblog
isb公共未来塾という塾に通っています。

約2カ月ちょっとという期間です。

職業訓練の一環なので、無料で受けれます。
今は2期生なので、これから3,4期やり、来年2月に3期生の募集をするようです。
横浜以外の人でも参加できます。

国が支援している関係で行政関係の人の講座が多く、助成金などの
行政と協働するシステムを特に学べます。

実際に起業した人も来たり、5日間インターンもあります。

一新塾は、ベンチャーらしく、できることからplan,do,seeの試行錯誤のサイクルをまわし成長することを言っていました。

ここは、どうも助成金などをもらいつつ自分たちで事業で収益もあげる事業をする、人を雇用する事業をめざしているようですが、確認すると、そうなる人は全体の2割位で
八割は起業できなくても、なんらかのことを学んでくれればいいといって言っていました。

今まで漠然としていた夢の実現に向けて、大きく前進しているようで、頑張りたいです。
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反貧困ネットワークイベント行ってきました。

2010-11-20 17:39:26 | Weblog
経済が右肩下がりや不景気で、その影響をもっとも受けやすい弱者のフリーターやシングルマザーや高齢者やホームレスの団体が多く来ていました。

団結してこの危機を乗り越えようという勢いを感じました。

有機農法の団体なども来ていました。

デモもやっていて、それにも参加しました。

行ってよかったです。

私も活動がんばろうと思いました。
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