フランスの詩人ポール エリュアールの言葉
「あの女が落とした扇子を拾え。
どうしたらよいかわからなくても構わないから。」
私は最近「恋愛しない若者たち」著 牛窪恵という本を読みました。
現代はかつてのお見合いや紹介はほとんどなく自由恋愛で恋愛格差は広がり、女性から選ばれない、また恋愛に自信のない非正規の若者を生む経済の格差社会にもなっていて、実に20代の若者の半数は恋愛しないできないシングルな若者達で、各世代にそういう男女はたくさんいます。
彼ら彼女らは高度情報化社会の中で、二次元のバーチャルな世界などにハマる実態が、詳しく書かれています。
その変化への対策としてこれからは、少子化対策に成功したフランスみたいに籍は入れなくても実際は同棲する事実婚や、男女の年の差を気にしない恋愛や、グローバル恋愛や、お試し恋愛や実験するための同棲などの、より多様な恋愛を社会が許容していかないと、ますます少子高齢化に拍車がかかってしまうと指摘されています。
ブックオフで108円だった本で、時代に迎合した様な軽い感じの本ですが、恋愛に悩む方には現代社会の恋愛の実態の分析本としてお勧めします。
最後に恋心を忘れがちな私が自分の肝に命じている言葉を、恋愛に臆病になりがちな方達にも贈ります。
哲学者テニスンの言葉。
「恋をして恋を失ったほうが、
一度も恋をしなかったよりもましである。」