ナウい日記

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【たまには】芸術に触れる旅【文化人気取り】

2015-11-06 | 思考・嗜好・志向・至高・施工・歯垢

ソウル、良いところも悪いところもあるけど
間違いなく他の都市に比べて良いと言えるのは
美術館や博物館など、タダの場所がたくさんあること。

それも、え?ここがタダでいいの?というような充実ぶりのところが多くて
実に得した気分になる。 もしイマイチでもタダだったからと諦められるのも良い。

美術にも芸術にも疎い私がせっせと通うのはヒマだからでもあるが
一番の理由はタダだからだ。 
本当のこととは言え、自分で書いてて悲しくなるが全く才能も見る目もないんだから仕方ない。

だってさ、芸術作品ってイマイチ理解できないのが多いんだもん。
国宝級なんて見ても、ふ~ん、私にも書けそう・・・と脳内で思ってるし(さすがに声に出さないが)
反対に前衛的なのを見ても、え~これなら娘が幼稚園で作った出来損ない作品の方が・・・(以下同文)
と思うぐらい理解力がないんだけど、多分普通の人が10人見たら、そのうちの9~10人ぐらいは
私と同じような感想だと思う。 

たまに、これほどのものを見せてくれるならお金払ってもいいわ!と
思えることもあるが(主に美術館より博物館に多い)入ってみないとわからないしね。

更には、殆どの場所でフラッシュを使わなければ撮影OKなのも太っ腹だ。
(一部、撮影禁止の場所もあるので気をつけてね)


今回初めて行ったのは ソウル市立美術館
何だか同じような名前の美術館があるが
他には南ソウル分館と北ソウル美術館が市内にある。

ここは市庁駅から徒歩5分ぐらいだけど景色が良く散歩がてらでも楽しい道のりだ。

*行きかた
市庁駅の12番を出て、超有名な韓国5大王宮の一つである徳寿宮の大漢門を横目でチラ見して
左側の道を。

 

ところで、ここはさすが王宮だけあって有料だ。
が韓服を着てるとタダで入場できるシステムがおもしろい。
もちろん無料で入るために韓国服を買ってきて着ることをオススメしたい。
どうしても普段着で入りたければ見学費1000ウォンを払おう。(あら、たったの106円!)

閑話休題

道に沿って歩いて行くと左側にこんな目印があるのでそこの左の通路を進む。

ここの前の道路が噴水と書いてある地図もあるが、水がちっとも出てなかった。

 
やがて建物が見えてくる。 
駅からそう遠くはないのに不思議と都心の奥にひっそり佇む感がある。

 


ここも常設展示と、期間によって見られるものが違う企画展示がある。

SeMAとはソウルミュージアムオブアートの略なんだそうだ。 SMOAじゃないのか。。。


【一番感動しそこなった作品】
これは動画で題名がバターダンスという。
この人(多分男)が床に広げたバターの上でひたすら踊ってはすべって転ぶという
延々その繰り返し。 
バター、日本ではまだ不足していてスーパーでは一人一点限りの販売なのに。
こんなに大量にダンスに使うとは何たるゼータク! ま、芸術のためだもんね。
尚、これが無塩バターならお肌にはいいと思われる。

 

 


【一番アタマを抱えたくなった作品】
いやもうグダグダ感想を書くより見て感じて苦笑するのが正しい鑑賞方法かと思う。

 

 


【一番意味不明で困った作品】
広いフロアにボコっと穴が何ヶ所か空いている。
そしてその中のいくつかから人間の首が見える。
それがまた生々しくて本物みたいなよく出来た人間の首に見え・・・って、全部本物だった。

 左側で靴を脱いで入る。

どうも勝手に見学者が穴に入っていいみたいだ。 参加型アート?
みんな動いてないから瞑想中? 
ここで何か悟れるのだろうか、単なる昼寝か。(多分寝てるだけだな)

 

さあ、これでも私の芸術センスがないと思われるでしょうか。
私が悪いと言えるのでしょうか? 

あ、そうですかすみませんごめんなさい。 

 


そして、次に敷地内全てが美しい国立中央博物館へ。
贅沢に場所を取っていて中に入る前に庭を散歩していても楽しそうだ。
なにしろどこの場所のどの部分から見ても絵になる。
ここは地下鉄の二村駅からすぐだが、地下道を通って博物館の敷地に直結する出口がある。

右の2番出口が最寄りだが、左の地下道を通るともっとラク。


雨の日や暑い日に便利な地下道の道のりも凝っている。 
動く歩道に乗って壁を見ると電気で作品を表わしているのがユニークだ。

 


出口を出た途端に視界がぱっと広がる。予め地図で見てるが実際のその広大さに驚いた。
まずは前庭あたりから見学。

 

 


池の畔のような場所を歩いて、博物館の建物に続く階段を上がりきると
そこで初めて見る景色はちょっと感動する。

 画像だとイマイチ迫力が伝わらず残念。

というのも、博物館の東館(右)と西館(左)が吹きぬけになっているが
その部分が巨大な額にも見え、向こうには南山とNソウルタワーの景色が広がっている。
よく考えられて作られているなと、入館前に一つの作品を見た思いだ。

 

ここの階段にはたくさん人がいるのは仕方ないことだが、タダだと思って学校行事で
ぞろぞろ来た(多分本人たちの意思でなく)学生が遊んでいるのが何だか・・・
みんな博物館より友達とスマホで遊んでるほうが楽しいようだ。

しかし気持ちはすごーくわかるわ。 
別に美術品に興味や感動を持てなくても悪いことではないよね。(と自分にも言い聞かせる)


正直言ってここの作品はお上品すぎて、私にはもったいなかったかも。
どれも貴重な展示品なのは十分伝わってきたけど、私の芸術理解度では・・・すみません。

 金ピカでありがたみが

 日本でも見られるような

  ウチの食器棚にも(略)

 5月人形のような・・・

 インドっぽいような・・・

 


こういうの私もたくさん持ってる!といつも思うアクセ類。


一応ここで少しは心に残った作品を。

日本の能の展示があった。

 

私じゃないわよ。
こんなにオメメぱっちりじゃないし歯並びも良くないもん。
(但しツノはこんなのが生えてますが)

 

そしてどっかのコーナーで見た生首。

  Andoman(Reconstruction)

私じゃないわよ。
こんなにサラサラヘアーじゃないしデコルテもきれいじゃないもん。
(但しシワとヒゲはこんな感じですが)


ここももちろん撮影自由なのだが、一人どっかのおっさんが一生懸命この作品を撮っていた。
どこがいいのかは知らないが360度あらゆる方向から撮っていた。 しかも全部寄りで撮っていた。 
作品よりそんなおっさんの行動を眺めていたからどんな展示物だったかは記憶にない。

  私は毎度コンデジだが、いいカメラ持参の人も多い

あちこちの仏像をいろいろ撮ったが、私のデジカメが顔認識をするときと反応しないときがあり
どういう基準なのかわからないがきっとカメラの好みなのね。え
LAのノートン美術館だったか、仏像が楽しそうなポーズで踊ってるとか変顔してくれてる
という作品でないと見終わって出たらちっとも印象に残らない。 忘却の彼方。。。


尚、東館は常設展示で無料だが、西館の企画展示は有料だ。
チケット売り場はガラガラで、金額を見たら5000ウォン(約533円)
だったのでUターンしてすみません。

最も無料の東館だけでもかなり広いのでていねいに見ていたらすごく時間が掛かる。
疲れてきたので途中ショートカットしてすみません。

この博物館内にもフードコート、レストラン、カフェも一通りあって充実している。
前回の画像、炒飯はここのフードコートで食べたものだ。

空いているし、フードコートとはいえソウルタワーの見える景色の窓際でゆっくり過ごせるのは快適だ。

 

そして今まで行かなかったのが惜しまれる博物館はここからも程近い三角地駅すぐの場所。
ここは楽しかったという感想はちょっと違うかもしれないかなりマニアックな展示ばかりだったが
貴重な物がたくさん見られて珍しい体験もできて今回一番行って良かったと思ったところだった。

長くなったのでそこの紹介は次回に続く。