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肺カルチノイド。

始めて聞く病名である。

我が社の授業、武蔵境大学の授業で、出席カード、リアクションペーパーに最初にキーワードを書いてもらうのだが、

いずれも、この病名にした。

 

先日、この病気で、流通ジャーナリスト金子哲雄氏が1年4か月の闘病生活ののち、急逝した。

テレビで見る限り、あまりにも軽薄な印象が強すぎて、好きではなかった。

あんなタッチで、テレビで生きていけるんだと思いながら、あんなロジックでやっていけるんだと関心しながら、チャンネルを変えたものでR.

テレビ出演のハードルは低く、誰でも出れるのだと思ったものでR.

 

急逝の報道を受け、ご自身の死後の準備を恙なく行って旅立たれたことを知った。

41歳の若さで、病気を受け入れ、遺される奥様に迷惑をかけないように、東京タワーの見える葬儀場を選び、自らのお墓を買い、全ての<死後の準備>を滞りなく行っておられる。

何と<素晴らしいことか>

変な表現になるが、金子氏に対する評価が180度回転し、好きな存在となった。

エンディングをこれほど見事に<整理>出来る人はいない。

 

彼は病気が分かってから亡くなるまでの、1年4か月の期間に、

と、

7冊も出版している。

自分の死後、奥様が経済的に困ることがないように、印税をプレゼントした形になる。

何と、奥様思いなことか。

 

エンディングに関わる全ての振る舞いが、<上品>であった。

こんな上品なエンディングを41歳で実行することは普通出来ないことでR。

病名をひた隠し、ダイエットと偽っておられたのも、彼なりの周りに対する思いやりであろう。

 

金子様、チャンネルを何度も変えてしまってゴメンナサイ。

 

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                昨日のアルコール

           500cc の缶ビール

       今朝の血圧・脈拍

           右・・・123-86-73

           左・・・132-86-72        

 

 

 

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