何処でもよく見かける「ランタナ」だが、花の表情は千変万化だ。
同じ株の花を、何日もかけて観察したことなどは殆んど無かったが、駅への道すがら何時も見かける「ランタナ」の、花の色合いが微妙に変化することにやっと気が付いた。 念のため花図鑑で調べたら案の定、「花の色が変化する」との解説と共に、それ故「七変化」との別名のあることも知った。
それにしても、造化の神様はずいぶん粋なことをなさるものだ。
同色系の花色の変化であれば、ごく自然な変化だが、彩豊かな小花を組み合わせ、様々な花の種類を造って人間どもを愕かすとは ・ ・ ・。
同じ枝に咲くランタナの花が、片や黄色とピンクの取り合わせを咲かせ、一方ではピンクだけの莟を添えるとは、只事ではない。どう考えても造化の神様の「おふざけ」としか思えぬのだが ・ ・ ・。
小花の配列や、花色・大小の組み合わせ等を変化させて、自由自在に創造の多様性を愉しんでいるかの様だ。造化の神様は、ランタナの花陰からそっと覗いて、人間共がランタナを観て愕く表情を、ほくそ笑んで居られるのではなかろうか?
朝から昼時、或いは夕暮れなど時々刻々とランタナは表情を変え、昨日から今日、そして明日になればそれぞれの小花は別の笑顔を見せて呉れるのだ。これほどのサービス精神に富んだ造化の神様に、感謝だ。
ご近所のランタナに登場願い、様々な花を楽しませて貰ったが、大真面目で探したらどれ程多様なランタナと、その七変化を見せて貰えるのだろうか。
ピンボケの写真掲載で、スミマセン。つい最近、息子から貰ったバカチョンカメラに慣れぬから? 風のイタズラ? いやいや、老眼鏡なしの虚庵居士のチョンボです。
ランタナの見慣れた微笑みかすかにも
表情かわりぬ 花色たがえて
ランタナの小花の色の移ろいを
その名にとどめぬ 七変化とぞ
ランタナのおばな小花はそれぞれに
彩り豊かな個性に溢れて
様々な小花の色も大小も
咲き組み合わす ”ランタナ” そなたは
ランタナは咲き初む後もそれぞれに
時を刻むや花色たがえて
花神はほくそ笑むらむ様々な
花に見惚れて愕くじじ見て
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