「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「花園の函南」

2013-04-17 11:47:29 | 和歌

 久しぶりに伊豆・函南ゴルフ倶楽部で、お仲間とのゴルフコンペに参加した。

 何時になく車の流れも快適で、My CROWN を快調に飛ばしたら、あろうことかスタートの時刻より1時間半も前に、ゴルフ場に到着した。有り余る時間を有効に使って素振りを繰り返し、敬遠していたアプローチの練習にも励み、パットの練習も何時になく入念であった。

 最近の虚庵居士のゴルフは、誠に不謹慎極まるが、折角のお遊びだから十二分に堪能するべく、腰にはコニャックのポケット瓶を携え、酩酊気分とゴルフとの双方を愉しむこの頃だ。この日も早朝の練習から、Hennessyを口に含みつつスタートに備えたのだが、有り余る時間を過ごす間に、口に含む回数も勢い増えて、スタートではすっかり佳い気分になっていた。

 函南ゴルフ倶楽部は、クラブハウスの周辺は言うに及ばず、コースの至る所に石楠花が植えられ、まさに満開の状態だった。残念ながらカメラを忘れたことを幹事殿にひと言洩らしたら、帰宅後早々に見事な写真をお届け下さった。 (末木様ご提供)



 石楠花の花園でのゴルフは、天国に遊ぶ気分であったが、早朝のつけ刃の練習が過ぎて聊か疲れ、コニャックの働きもあって、ボールは虚庵居士の意に反して、あらぬ方向に飛ぶことが多かった。

 帰路の車の運転を考えて、昼食時には赤ワイン一杯だけで打ち止めとし、午後のラウンドでは申すまでもなく禁酒だ。元来、健全なスポーツでの飲酒など言語同断だが、「親しいお仲間とのお遊び」として、大目にみて頂き甘えているが、ゴルフの神様は厳しい裁定を下し給うた。スコアは散々な結果であった。

 18番ホールの打ち上げグリーンの向こうには、将に「芝桜の花園」が見えていた。

 


           とりどりの色に咲くかな石楠花の

           花園ならむか函南ゴルフは


           ボール飛ぶ行方を追えば石楠花の

           花影迎えぬこちらにお出でと


           石楠花の足元の球拾わむと

           かがめば花びら頬に触れにし


           一日を花園に遊び十八番の

           グリーンを見れば芝桜迎えぬ


           春霞 かの富士やまも朧にて

           趣き添えるや芝桜の園に







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