「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「かめの さんらん」

2009-09-02 16:33:23 | 和歌
  
 7歳になった孫から、「かめの さんらん」とのタイトルで、写真入りの特別レポートが届いた。9月の小学校入学前に、誕生パーティーを楽しんだ彼だが、その際に、友人達に得意げに説明したものであろう。
土曜日だけの日本語学校での勉強にしては、句読点もきちっと入って、花マルをやりたい気分だ。




       かめが、ぼくのうちのしばふに、たまごをうんだ。
       あしで、しばふと つちをほって、たまごを あなにうんだ。
  
       かめは、うしろあしで、つちをあなにかぶせた。
       そして、あしでおして、つちをかためた。

       そのあと、しばふをとおり、いしがきをとびおり、
       パティオをよこぎり、また、いしがきをとびおりた。

       ぼくがおもっていたよりも、かめはもっとあるくのが 
       はやかった。
       さいごに、みずうみにかえっていった。



 半月ほど前に、フランスでの夏休みを過ごして、ニュージャージーの自宅に帰国した直後、亀の産卵の様子をカメラに収め、その写真を何枚か送って呉れてあった。その中の何枚かと、今回の誕生パーティーでの説明振りを、セットにしてご紹介する。娘に叱られそうだが、親馬鹿ならぬジジ馬鹿の勝手な振る舞いと、頭を掻きつつ謝ることにしよう。







 湖に帰った道順まで、丁寧に説明した彼の心には、「かめが、ぼくのうちの しばふをえらんで、たまごを うんでくれた」との、誇らしい思いがあるに違いない。 

 最後には亀さんと一緒に、湖でキャッキャと泳ぐ子供達であった。





             いつの日か亀の子どもら列をなし

             芝生を歩まむ みずうみ目指して





     追記: 一昨年の夏のこと、ビジネスの序に孫を伴って里帰りした娘は、
         孫をじじ・ばばに預けて都心で奮闘した。
         その間、故郷の幼稚園に孫を短期入園させたいとの、娘の強い要望に応えて、
         じじは園長先生に直談判して、3週間の仮入園のご許可を頂戴した。

         過日、ブログのこのページをコピーして、園長先生にお届けした。
         幼稚園の子供達の反応が愉しみだ。




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2 コメント

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「花マル」のおてがみ   (虚庵)
2009-09-29 23:05:11
2009-09-07 15:36:47

おいそれと飛んで行けないモドカシサを我慢して、
「いろつき ひらがなの おてがみ」を
早速したためて、「花マル」を送りました。

今頃は、ピカピカの1年生となって、胸を張って
入学式を済ませたことだろうと思います。

時には、「じーじ! スカイプ しようよ!」との
嬉しい呼びかけに応じて、パソコン・ビデオで
お話を楽しんでおります。


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あのキャメロン君が~ (お~どりん)
2009-09-07 00:03:59
7才にしてこのような記録を!
まずビックリしました
子供の成長はめざましいですね
しかも!
週1度の日本語学校で・・
字もしっかり書けてますし
いや~お~どりん
ずっと見守りたい心境です
あ~純真無垢なあの日に帰りたい
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