「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「ゴルフと野葡萄」

2013-10-28 01:47:27 | 和歌

 先週の雨の合い間に、伊豆でゴルフを楽しんだ。

 とは言え先週は、太平洋低気圧と高気圧の不安定な状況が続き、天気予報は曇りのち晴れであったが、早朝は烈風と小雨に見舞われた。虚庵居士は何時もの様に、HENNESSYのポケット瓶を腰のポケットに忍ばせ、景気づけにグビリ、ミスショットを反省して少々などと、コニャックとゴルフの二途を楽しんだ。

 アマチュア・ゴルファーに共通の弱点は、風対応のトレーニングと実戦を積んでいないことだ。 案の定、烈風に翻弄されて、散々な戦果であった。 



 ランチでは赤ワインが定番の虚庵居士は、酩酊気分で午後のプレーが始まった。
酔っぱらいゴルファーにしては、程々のショットが打てて、カートに乗ろうとしたら眼の前に、彩り豊かな「野葡萄の実」が垂れ下がっていた。

 脂肪肝になって久しい虚庵居士だが、ここ数年は「のぶどう茶」のお世話になって、何とか体調を維持出来ているので、「野葡萄」に最敬礼をしつつ、同伴の皆さんに「のぶどう茶」の効能をご披露した。

 散々な戦果であったが一日を堪能し、「野葡萄の実」に出会えてご満悦の虚庵居士であった。




           予報では曇りのち晴れなるも

           烈風荒びカッパを羽織りぬ


           かててなお寒気の程は重ね着を

           互いに語る風雨の朝かな


           意に沿わずボールはあらぬ方向に

           流れ飛ぶかな 人生なぞらえ


           散々の戦果なれども愉しみは

           斯かる時にも遊びを忘れず


           ナイスショット放てば野ぶどう拍手かな

           彩り豊かなその実を揺らせて


           お仲間にその効能を自慢げに

           披瀝するかな のぶどう茶呑みつつ







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