「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「瑠璃二文字」

2015-06-17 15:45:07 | 和歌

 今年も庭の片隅に、「瑠璃二文字」が咲いた。
ごく細い嫋やかな葉の間からヒョロロと伸び立った花茎の先に、小花が10輪ほど次々に咲いて愉しませてくれる。咲き終わったかと見るうちに、次の花茎がまた伸びて、5月下旬から梅雨明け頃までかなりの期間に亘って、咲き続ける優れものだ。



 花の名前が、御殿の女房言葉独特の命名なので、「るりふたもじ・瑠璃二文字」にその辺りを記載した。ご参考にされたい。 クリックすればリンク先に飛びます ↑
        
 この花の瑠璃色と、細い花茎の先に咲く風情には、毎年のことながら心奪われる
虚庵居士ではある。造化の神はそんな男をみて、悦に入っているに違いあるまい。「ふふふ、儂の腕もお前を虜に出来たか・・・。」
 

           二文字の花に託すは何ならむ

           御殿女房の思ひを訊かなむ


           幾年月 時を隔てど この花に

           思ひを寄せるおのこも御座れば


           創造のみ神はさぞや悦に入らむ

           御殿女房もおのこも虜に


           稚けなき小花の持てる魔力かな

           心を奪われ見惚れて飽きずも







最新の画像もっと見る

コメントを投稿