台湾連翹(たいわんれんぎょう)の「金色の実房」が、たわわに実っていた。
白い花が僅かに残っているのを見れば、この台湾連翹の花時は九月だったと思われる。台湾連翹の開花時期は、株毎にかなりのバラツキがあるようだ。春から秋にかけて、それぞれに花を咲かせるが、咲き終えた後に金色の実房を付けるとは、花房と実房を二度に亘って愉しませて呉れる優れものではないか。
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「うつろ庵の枝垂れ連翹」は八月の初旬に咲き初めて、真夏に涼を添えて呉れた。白い縁取りのある紫花の園芸種で、”ジュランタ・タカラヅカ”との銘があるが、このような実は付けない。
台湾連翹は薄紫の花が多く、白花も時には見かけるが、これ程の実房を付ける株はごく稀だ。実を付ける株もあるが、ごく僅かの実が生る程度だ。
果物も野菜もそうだが、育つ環境と十分な肥料があるか否かが、生育の大きな分かれ道なのであろう。ここの台湾連翹の樹勢の逞しさを見れば、見事な実房の数々も頷けると云うものだ。
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金色のたわわに実る実房かな
台湾連翹 白花のこして
僅かにも咲き残るかな白花の
想いを享けるやたわわな実房は
斯くばかり見事な実房を生らすとは
連翹の樹を 改め観るかな
花房も見事ならめや実房観て
過ぎにし花時に 思いをいたしぬ
たわわなる実房の重みは如何ならむ
台湾連翹 満ちたる思ひか
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