「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「ひまわり」

2006-08-10 19:03:32 | 和歌


 「ひまわり」が逞しく咲いていた。

 「ひまわり」は、狭い庭にちまちま植えるのでは似合わない。
出来ることなら広々とした処で、照りつける太陽と青空のもとで
 「やあ、元気だね!」
と、男の挨拶をしたいものである。

 昨今の住宅事情では、広々とした庭など望むべくもないが、何時もの散歩道に堂々と咲いていた。




幸いにも照りつける太陽と、青空は揃った。大地にしっかりと根を下ろし、屹立する「ひまわり」をためつ眇めつして、なんとかカメラに収めた。彼が育つ環境はごく狭い土地だったので、せめて写真では、彼に相応しい
のびのびとした雰囲気で、写したいものだと念じたが、如何なものであろうか。

 カメラを構える後ろを、自転車に乗った
小学生が通り抜けた。
「あ、ひまわりだ!」



             逞しき幹にはひげを濃く生やし
   
             ひまわり青年 すくっと立つかな   



             肩を寄せ語らふらしき風情かな
   
             ひまわりの声 野太く聞こゆる   



             青空に屹立するかも太陽は 
  
             俺の友だと 踏ん張るひまわり    





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