「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「菜の花」のお出迎え

2014-03-24 00:50:29 | 和歌

 子供たちが大勢集まる公園の入り口に、「菜の花」が満開でお出迎えして呉れた。

 この公園は幼児から小学生に人気の公園で、何時来ても子供達の明るい声が満ち溢れている。各種の遊具と程良い広場があるのが、人気の素であろうが、ご近所の皆さんの子供達への気配りが、公園の入り口の花壇に見て取れる。



 公園の内部では遊具での遊びや、広場でのボール遊びなど子供たちが自由に駆け回るので、花壇は公園への短いアプローチ部分だけだ。子供達は「お花を大切に」することを心得ていて、花壇に足を踏み入れるなどの狼藉は、見たことがない。
アプローチの花壇の手入れも程よく行き届いて、時期に合わせた花がタイムリーに植え替えられているので、子供達は言葉に出さぬまでも、花を愛で、花をいたわる心を自然に身に付けている様だ。

 元気一杯に遊びながら、一方では花との無言の交歓で、素晴らしい感性を育んでいるのが観られる、素晴らしい公園だ。

 住宅地の中には、子供達の遊ぶ姿を全く見掛けない公園もある。
どちらかと言えば、その様な淋しい公園の数が多いようだ。住民の世代交代もあるが、肝心なのは「子供のこころ」で公園が設えられているか否かではなかろうか。
お友達と一緒に楽しく遊べる公園、子供たちの明るい声が響く公園でなくば・・・。

 公園周辺の住民の皆さんの、子供達への気配りが大切だ。
子供達の勉強も大切だが、両親やオジイチャン・オバアチャンが、子供達と共に一緒に遊び、息抜きが出来る環境を造ることが、次世代を育てる原点の一つであろう。




           満開の菜の花ゆれて子供等の

           明るい声もじじ・ばば迎えぬ


           子等遊ぶ公園花壇の菜の花に

           挨拶するかな仲間に入れてと


           公園のアプローチなす花壇では

           迎えの菜の花 うなずく仕草ぞ


           微笑を送れば返る笑顔かな

           じじと子等との「友達挨拶」


           公園を横切るだけのひと時の

           子等との交わりこぼれる笑みかな






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