「うつろ庵」の隣の躑躅が、誠に見事な襲色目を創りだして、目を愉しませて呉れている。
「襲色目(かさねいろめ)」とは、平安時代の雅の世界に創り出された衣装や仕立ての色の取り合わせを言うが、この写真に見られる紫・蘇芳、蘇芳・萌葱などの取り合わせを、紫苑色(しおんいろ)と呼び、秋から冬にかけての装いに好まれたと言う。虚庵居士などは、彩り床しい衣装とは程遠い生活ではあるが、今年の冬は、つつじの葉がことのほか見事な「襲色目」を創りだして、雅の世界へ爺をいざなってくれた。
大寒の陽だまりに咲く花ならめ
かさね色目のしおん色かな
年末に、ひょんな事から「千年の友」が失せてしまって、泣く泣く庵をたてかえました。
ご挨拶も遅れていて、失礼しておりましたが、本当に良くぞお訪ね下さって、虚庵居士は有頂天です。
妙齢の女人の訪れうれしけれ
さくらかさねの衣ぞゆかしき
庵が新しくなっていらして驚きましたわ
何はともあれ、これからも宜しくお願い申し上げます。
襲色目、平安時代大好きな私にとっては魅力的な言の葉です。
春の色目ですと「桜襲」が好きです。
表が白、裏が赤花。重ねるとほんのり桜色。
平安時代の人々の素晴らしい感性が垣間見えます。
お~どりん様のハイセンスな艶姿が、目に浮かびます。
たった1度だけですが・・・心晴れやかになるような気がしてとても好きでした♪
平安時代・・なぜか、りらんさんが十二単を着たら似合いそうです~ぅ
あのワンピースは何処へいったのか・・・?
友だちに「サイケ調だね・・・」と言われ以来しまってしまいました