「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「河鹿鳴く」

2006-05-03 00:07:49 | 和歌

 河鹿の涼やかな鳴き声に、初夏の訪れをおしえられた。

 近くの友人を誘い、虚庵夫人を伴って伊豆・函南のホームコースでゴルフを楽しんだ。
箱根コースの十八番ホールには、グリーンの脇に岩清水が灌ぐ見事な池がある。普段はゴルフに夢中で、池の風物など目にも入らないが、グリーンに近づくと、思いもかけず河鹿の涼やかな鳴き声に迎えられた。 

 河鹿は五月から七月ころにかけて、清流の上流などで、ごく稀に耳にすることもあるが、ゴルフ場で歓迎を受けようとは、思いもよらぬことであった。隣の原生林から闖入したものであろうか、河鹿の鳴き声に助けられて、グロスは七十七であった。

(出雲市鰐淵小・猪目分校のホームページから、河鹿の録音を拝借した。
ここをクリックすると河鹿の鳴き声が聞こえます。






             石楠花の花散り初むる あしびきの
  
             函南山に河鹿なくなり



             函南の山の真清水 湧く池に

             たゆたい恋鳴く河鹿きくかも



             わぎもこはいかにかきくらむかはづなくを
  
             をとめをこふる せつなきうたを  






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16 コメント

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77も見事河鹿も見事 (muchann)
2006-05-02 22:26:47
ゴルフの腕前は以前から承知してますが、河鹿の声をブログに乗せるとは、ブログの腕前も相当なものですね。脱帽!
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とてもとても・・  (虚庵)
2006-05-03 00:23:22
「脱帽!」 など、とてもとても・・・、

無茶庵さまの高度な業には到底及びませぬ。



ゴルフは偶々競うことなしに、のびのびとプレーが出来た結果でしょうか? それにしても、「河鹿の鳴声」は虚庵居士に聞かせたいとの函南原生林の神様の、「おぼし召し」に違いありますまい。是非一度、奥方とお訪ね下さい。

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多才・多彩な虚庵様 (へぶらいびと)
2006-05-03 12:18:53
何をやっても一流ですね。70台のゴルフなどトンとご無沙汰です。エイジシューターも夢ではないのでは?勿論それを目指しておられる事とご推察していますが。
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まぐれです、マグレ!!   (虚庵)
2006-05-03 17:23:19
一流などトンでもない。気楽に遊んだ結果です。

今年5回目の「月いち」ゴルフですから・・・。
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可愛い声 (かわず)
2006-05-03 21:28:33
 虚庵さま もう一度試してみました。いま聞こえました。ありがとうございます。 可愛い声で意外でした。 ケ、ケ、ケ、ケ、け、け、け、け クウァッ クウァッ クワッ しか知りませんでしたので。
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ラグタイム・かわず様   (虚庵)
2006-05-03 21:50:23
お楽しみ頂けて何よりでした。

その昔、河鹿は「かはづ」として多く歌に詠まれましたが、虚庵居士の拙い歌は、「かはづ」をイメージダウンさせたかと反省しきりです。
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始めて聞きました♪ (お~どりん)
2006-05-04 08:50:55
河鹿の鳴き声・・・こんなに可愛いんですね

連休は何かと野暮用があり久しぶりに

お訪ねしました



御夫婦でゴルフ・・・

私が目指す理想の夫婦像です

う~ウラヤマシイです。

我が家からすぐ近くにも名門と言われる

ゴルフ場がありますが・・・

いつかお越し下さい
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お~どりん様 (虚庵)
2006-05-04 11:19:51
河鹿の鳴き声をお楽しみ頂けて、何よりでした。

虚庵夫人とのゴルフは、お互いに意のままにならぬのをボールにぶつけて、鬱憤晴らしなのかもしれません
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河童の声 (トクタン)
2006-05-05 10:45:20
子供の頃、親父がこの声を

「河童が鳴いている!いつまでも起きて

 いると川に引きずり込まれるゾ」と

言うので、恐かったです。

ゴルフは、虚庵さんと同じ料金で、

私は林の中や崖下、池の中など2倍以上楽しめます。



実はお~どりんさんの紹介で、

「千年の友」を手にして読んでいます。

と言うか、あまりに高尚な吟遊に

目が点になっているのが実情ですが・・
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池の中??  (虚庵)
2006-05-05 16:27:31
いやー恐れ入りました。

林の中、崖下でのゴルフは虚庵居士も同じですが、トクタン様は池の中でもをお楽しみとは、脱帽デス 



河鹿・河童! トクタン様の育った素晴らしい環境が、目に浮かびます。



拙著「千年の友」をお読み下さって、有難うゴザイマス。トクタン様、お~どりん様、りらん様と千年昔のジイサマ達を交えて、河鹿・河童の声を聞きながら、

酒酌み交わすのは虚庵居士の夢にて候 



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