川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

十代の本棚

2011-11-22 17:52:35 | 自分の書いたもの
10代の本棚――こんな本に出会いたい (岩波ジュニア新書)10代の本棚――こんな本に出会いたい (岩波ジュニア新書)
価格:¥ 861(税込)
発売日:2011-11-19
いつのまにやら書店に並んでいるようです。
物書き稼業の人たちが、自分の十代の読書について語る、という、まんまな内容の小文集。あさのあつこさん編著。
荒木源さん、石井睦美さん、佐藤多佳子さん、はやみねかおるさん、前田司郎さんといった面々が、登場する中(全員書けなくてすみません)、ぼくも自分の十代の読書について語っています。

結構忘れていることも多くて、思い出し思い出し、しながら書きました。
ざっと読んで、思わず笑ってしまったのは、「赤毛のアン」に言及した人が2人いて、それがぼくと前田司郎さんという、野郎2人!である事実。
これはうれし恥ずかしな偶然です。

一方、純然たる恥ずかし要素は──
あさのあつこさんが代表著者というか、編著というかたちなのだけれど、あさのさんが「真面目に」仕事してくださっていたとしたら、あの気の抜けた初稿を読んでくださったのだなあ、と赤面。

自慢要素としては──
著者のひとり石井睦美さんは、「飛ぶ教室」の編集長でもあって、これまで2度もお会いしたことがあるぞ(しかし、毎回、飛ぶ教室に連載中の短編の恥ずかしい初稿をひょっとして見てくださっているのかとおもうとやはり赤面)。

と、つい、関係ない方面に話が飛んでしまったけれど、十代の学生さん(もちろん学生さんじゃなくても)に奨めてよい内容だと、ざっと読んで確信しました。なお、ぼくのは、物好きな人以外は読まなくても良いです(笑)。