川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

進級の時に歌う曲はどうよ。なにしろ「歌のプレゼント」だし

2005-03-06 23:17:29 | ソングライン、ぼくらの音楽のこと
学童ブログではなく、こっちでも募集してみましょうか。

今度、学童の「進級お祝い会」というのがあるのです。
そこで、保護者たちが「歌のプレゼント」をするのですよ。

その曲目はなにがよいか、と。

親から子への気持ちが伝わり、歌っていて(聞いていて)楽しく、保護者たちが練習をせずに歌える。
というような、都合のよい曲はなんだ。

今、始めたばかりの学童ブログで、このテーマの議論をしています。
ゆるーい、テーマなので、ブログでの議論の練習としてもいいかなあ、と思って。

ちなみに、すでに出ている案は、

しっとり派として、

未来へ(キロロ)
空も飛べるはず(スピッツ)


元気パターンとして

WAになって踊ろ!(V6)
Flower(Kinki Kids)

といったところ。

ちなみに、昨年は「世界でたった一つの花」だったそうです。
ジャニーズにやられてます。



そんなもったいないお言葉を

2005-03-06 19:46:56 | 日々のわざ
MSN-Mainichi INTERACTIVE 今日の話題

「もったいない」ってほかの国の言葉にはなかなか訳せない、多層的・多義的な言葉であるみたい。
このニュースと同様のこと、以前、アメリカ人と話したことがありました。

まだ使えるものを捨ててしまうのを、「もったいない」と心の中で思うのだけれど、それをうまく英語で表現できない。「心が痛む」くらいのおおざっぱな言い方で代用するにしても、Sorryでも、heart acheでもないと思うし。
まだ使えるのを捨ててしまうことに対する、uncomfortableな感覚と説明したのだけれど、それでも、あんまり分かってもらえた自信がなかったです。

マータイさんは、このあたりのことをもっと深いレベルで、敏感に感じ取ったわけですね。
それにしても、国連本部で唱和なんて、素敵。

ひとつ気になるのは、これってやはりジェンダー問題なのか、ってことだな。
どうでしょうかね。


ぐぐる様に発見される

2005-03-06 04:05:16 | 日々のわざ
自分の名前でぐぐってみたら、一番上にこのブログが……。

思えば開設以来九ヵ月近く、一度も自分の名前を出さずに公然の秘密ブログとしてやってきたわけですが、やはりぐぐる様の目はごまかせませんでした。

やはり、リンクとかですかね。
ヒットするキーワードがひとつも含まれていないサイトを一番上に持ってくるなんて、相当なご判断だと思うのですが。


学童の役員会での議論にブログを使ってみたいのだけれど……

2005-03-03 17:12:51 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
来年も学童の役員をやることになったので、ちょっと考えているのがこれ。

BBSではなくて、あえてブログを使って、議論をしてみる、と。
いちいち顔を合わさなくても、基本的な問題の所在、考えられる対応などなどを、ブログで出し合って、実際に顔を合わせる役員会では、さくっと意志決定やら、微調整やらで済むようにする、と。

なぜ、BBSではなくブログかというと、テーマごとのモデレーターが話の流れをコントロールしやすい環境になるかな、と思うから。
たとえば、学童の夏休み日帰りキャンプの話題はそのリーダーが仕切り、不審者問題はその担当者が仕切る、みたいなね。

そこで、みなさん知恵をかしてくださいませ。

いい、ブログないですかね。
必要とされる条件。

マストなのは……携帯からでも見られること。

あったらいいな、というのは……複数の投稿者の設定、ブログへのアクセスのパスワード管理(無理?)などなど。

いかがなもんでしょうか。
とりあえず、このブログで使っているアカウントで、試験的に作って運用してみようと思っているのですけどね。


帰りの飛行機でも女の子泣かすの巻

2005-03-03 13:12:31 | 日々のわざ
マドリッドからの帰国の途上、またフランクフルト・東京間で、隣は女性だった。
今度は日本人の女の子で、美術系の学生さん。
美術館巡りをしてきたということで、とてもいい旅だったらしい。

今度は往路のドイツ人女性とは違って、いろいろ話す。
チケットは、母親の「店」の常連のお金持ちの人が、「マイレージ使わないから」といって、特典旅行券をくれた、とか(おまけにその人が成田空港まで送ってくれて、ぎりぎりのところで20万円持たせた、とか)、すごくヘンテコな事情でこの旅が始まったこと。
父親は二度目の結婚で(前の結婚でも子供がいる)、でもその結婚生活も破綻して、今は父と母は別居していること。彼女は、父と暮らして料理なんぞもつくったりしている(父子家庭ってことか)。また、母の「店」で働いて、社会勉強(?)しているところ、だという。

なんというか、バランスがよい考え方をする女の子だった。
共感的で、人を疑ったりするよりは、肯定的に捉えることが習い性になっている。
いいことだ。こういうのを「よい若者」というのだろう。
でも、ぼくは自動的にある種の臭いをかぎつけてしまう。

彼女は母の事情、父の事情を理解する。理解しないまでも、きっといろいろあったんだと受けとめて、どちらかを憎んだり、さげずんだりしない。
航空券をくれたおじさんは相当な変わり者なのか、あるいは、彼女のお母さんとのあいだに特別な何かがあるのか、とにかく日本の社会ではとても「不自然」な行為をしたとぼくには感じられる。それに関連して、「20万円をねじ込む行為は、ある局面では相手の尊厳を踏みにじる行為にもなりえる」と指摘するだけで、「そんな人じゃない」「悪い人じゃない」と、擁護を始める。ぼくはそういう極端な行動がその人の中で正当化されるような、ありように興味があっただけなのだけれど、彼女は「肯定する」ことから始めなきゃならないと感じるらしい。

納得力がある、タイプなんだな、ということ。
ぼくが感じる臭いの根源は、「納得力」だ。

納得する力は、共感する力にもつながっていて、彼女の人生を豊かにするかもしれない。
でも、身近なすべてをさらりと納得してしまうと、どこかにしわ寄せがいく。

フライトが終わる頃、どういう話の展開かわすれたけど、ぼくは、「お父さんは好き?」と聞いた。
彼女はすばらしい笑顔で、「大好き」と答えた。

そして、次の瞬間、笑顔のまま、ぼろぼろ泣き出した。

涙の意味。不明。

彼女はきっと、母や父や身の回りの人たちのことで、これからも納得し、時々泣くのだろうと思った。
それは、ちょっとアダルト・チルドレンぽい風味を残しつつ、彼女なりのベストに近い身の処し方(心の処し方)なのに違いない。

非日常的な空間でふだんならちょっと考えられないようなことも聞いたけれど、そこから先は、さすがにぼくの領分ではなかった。


近視矯正をめぐって、調べたこと。その1、レーシックいろいろ

2005-03-03 04:54:53 | きうらきら光ったりするもの
近視矯正をめぐって、調べたこと。その1
三つのクリニックに行っていろいろ検査したり、話を聞いたり、調べたり考えたりしたこと。
いろいろあるので、みなさまにフィードバック。おもに検索で来る人用、かな。

第一回は、レーシックいろいろ。

まず今のファーストオプションはレーシック(Lasik)。
多くのクリニックがこれをメインに薦めている。
内容としては、角膜の表層と実質層の上の方をマイクロケラトームという機器で剥いて、その内側をレーザーで切除し、角膜の形を変える。それで、屈折率を変化させるというもの。
剥いた角膜上層は一部が接着したまま残されていて、術後はまた元に戻される。これをフラップ、という。フラップは表面張力でぴたっと張り付いて、1年以上かけてゆっくり接着していく。

メリットは、
とにかく、症例が多くなんとなく安心感がある、こと。
手術後の痛みがなく、翌日、目が覚めたら視力がアップしていたというドラマチックな効果があること。

デメリットは、
「フラップ」を作ること。どうしてもその部分が弱い。1年くらいは接着が弱いし(再手術の時にそのまま開けるくらい)、その後も交通事故などでずれることがある。また、老後、どうなるかまだだれも体験していない。
フラップを作る際、目に強いストレスをかける。特に網膜の始端部に強い圧迫をするのが心配という眼科専門医の声がある。長期的にみて網膜剥離などの原因になるのではないか、と。もっとも、疫学的な研究は今のところ皆無らしい。



レーシックについては、変形パターンとして、Wave-frontとか、イントラ、epiとか言われるやり方がある。

Wave-Frontレーシックというのは、カスタム・レーシックとも呼ばれるもの。
レーザーによる切除を、個々の角膜の形状にあわせて決定する。より高次収差の少ないくっきりした見えが期待できる。
その一方で、レーザーによる切除が通常レーシックの三割り増しになるので、その分、角膜の厚さに余裕がなくなってしまう。リスキー。
効果の方も目下は疑問の声が多い。また、見えが改善されたとしても、長期的にそれを維持できない心配があるそうだ。
未完の技術。今多くのクリニックが売り出そうとしているが、ちょっと用心した方がよい。


これに対して、イントラとepiは、フラップの作り方の手法と考えればよい。それぞれ、Wave-frontとも通常レーシックとも、組み合わせ可能。

Intraレーシックというのは、メカニカルなケラトームではなく、レーザーを使ってフラップを作る。
メリットは、術者の技量に依存せず一定の結果が出せること。
デメリットは、通常レーシックでフラップを作った場合よりも、内側の表面が粗くなってしまうこと。また、術後の接着にも少し余分に時間がかかる。
つまり、術者の能力に疑問があるのでなければ、患者側にはあまりメリットがない。


epiレーシックというのは、角膜表層に振動を与えて、角膜な再生可能な部分だけを、ずるりとめくってフラップにする。(イントラや通常レーシックでは再生不可能な実質層まで削ってフラップにする)

メリットは、再生しない角膜実質層をフラップのために犠牲にせずに済む。また、この場合フラップは完全に接着あるいは再生するので、のちのちのフラップずれのトラブルなどがない。
デメリットとしては、薄いフラップなので治癒する前に脱落してしまうことがある。こうなると、角膜実質層が露出してしまうので目が痛い。でも、この場合でも、事実上PRK手術(別エントリ)と同じになるわけで、治療の効果自体は損なわれない。

ってな具合かな。

最大のポイントは、今、あちこちで売り出しにかかっているWave-frontって、宣伝文句ほど素晴らしいものではないと分かってきていること。厳密に適応の人を限らないと、むしろ、悪い結果になることもある。
今この時点で「素晴らしい」と言い切るドクターはちょっと用心してかかった方がよいかもしれない。
あと、イントラ+Wave-frontで、良い結果が出ているとするある特定のクリニックがあるのだけれど、それは眼科的な常識からはちょっと外れる結果(intraでは、フラップの下がラフになってしまうので、厳密に計算して補正をかけた照射をしても意味がなくなってしまうと複数の眼科医が信じていた)。本当にそうなのか、きちんとデータを出してくれるまでは、判断を保留した方がいいと思う。

次回はPRKについて書きます。


乳牛による大気汚染、実際はこれまでの推定値の半分?

2005-03-01 16:39:50 | 日々のわざ
Wired News - 乳牛による大気汚染、実際はこれまでの推定値の半分? - : Hotwired

なんかニュースづいておりますが、またオモシロ(?)ニュース。

飼育されている牛の排泄物やげっぷが、大気汚染や、地球温暖化の一因となるというのは、すでに結構有名な「事実」だと思うのですが、その汚染物質(VOCというのですね)は従来言われていたものの半分くらいで、寄与としてはげっぷの方が排泄物より多い、と。

いっそ、牛乳も、牛肉も消費を抑え込む方向で考えた方が世界は平和なんじゃないかとよく思います。BSEのことだってあるし。


祝、H2Aロケット7号機打ち上げ成功、ということで

2005-03-01 03:04:46 | 日々のわざ
H2Aロケット7号機打ち上げ成功 衛星を分離 - asahi.com : サイエンス

このニュース、まずは、祝、ということで。書こうと思ってて、後回しになってました。

なんやかんや言いながら、国産の打ち上げ手段が確立されてない状態ってのはよくないっす。しかし、いったん躓くとロケットって難しいとつくづく思いますよ。結局、5年くらい回り道した計算になるのかな。いや、回り道とは言わないか。いずれ露呈する不具合であり、技術の未熟さだったのだろうから、ね。

この先、有人の宇宙計画は、という気分にもなるのだけれど、それについてはぼくは、意外にも「定見」を持てずにいるのです。
もしも、自分が単なる好みで政策を決定してよいのなら、すぐさま目指しちゃう。10年以内に有人宇宙飛行。

でもね、それが我々の社会にとってよいのか悪いのかってことになると、マクロな観点、ミクロな観点、それぞれに、そう単純に割り切れない部分もあって、「ぜったいに有人飛行を目指せ」とも「ぜったいにダメだ」とも言えなくなってしまうわけですわ。

たとえば、有人飛行というより、宇宙開発そのものが、いわゆる環境問題に抵触する部分があります。もちろん、人工衛星からの観測なんぞ、環境問題への対策に大いに貢献している分野はあって、これは今後なしで済ますわけにはいかないのだけれど、とはいっても、宇宙開発の発想って、基本的には近代的な「できるだけ遠くへ! 手の届く物はなんでも手に入れる」的な価値観のきわめて素朴な延長でもあって、なんかイケイケ・ゴーゴーというかんじで、少なくともディーペ・エコな人は大抵、宇宙開発一般、特に有人宇宙飛行は嫌いなのです。

ぼくにはいろんな未来がイメージできちゃう。
宇宙開発イケイケ・ゴーゴーで、なおかつ、人類がSF的未来を謳歌するシナリオ。
宇宙開発イケイケ・ゴーゴーで、でも、やっぱりこの路線はダメでしたってことになって、しおれちゃうシナリオ。

宇宙開発はこれくらいにしといてってライフスタイルの変革に取り組んで、なんとなく地球でうまくやっていけるシナリオ。
宇宙開発はこれくらいにしといてってライフスタイルの変革に取り組んで、やっぱりダメでどうにもならなくなるシナリオ。

まあ、こんなにすっぱりと腑分けできることでもないのだけど、ロケット小説を書き、自然環境問題なんぞにも一定の興味を示し続けている書き手の内側に、どんな「問題系」があるのか、というのをちょっと吐露してみたかったわけでした。