12歳の文学 第四集 すごいぞ、日本の小学生 (創作児童読物) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2010-03-24 |
とはいえ、読んだ「はけん小学生」は、実によくできていて、また現役小学生が書いただけに、学校という場についての臨場感が著しく高く、食いつきが良かった。「きみたちがもうすぐなる5年生が書いた話なんだよ」という部分よりも、純粋に物語が強かった。
時間の関係で最後までいけなかったのだが(ぼくはわりと、読めなきゃ、途中でほっぽり出す。続きは自分で読んでね、と)、「続き読みてー」とあちこちで声があがったので、本を預けてきた。
最初に言った子に渡したわけだが、「あー、ずりー」「つぎおれ」とか声が乱れ飛ぶほど。
そこまで、引きが強かったので、
最後に、「実はぼくははけん小学生になる子をさがす役を文科省から頼まれています。なりたい人は受験の方法を教えます」とか「この学校には、はけん小学生と同じくスーパーな先生である、はけん先生がきています。誰でしょうか」とか、ぶちかまして帰ってきたのでした。
単に受けてた。
注・ぼくが「はけん小学生」スカウトだってのも、「はけん先生」が来ているのも、ただのホラ話です。真に受ける方がいたらアレなので、注釈まで(笑)。