講談社の「痛快シリーズ」を息子と一緒に読んでいるのだけれど、時々、すごい翻案に出会う。
これなんて、シェリーの原作を使いつつも、主人公は、前世が「フランケンシュタインの怪物」だと信じてしまう現代の少年で、彼の目を通してシェリーの主題の現代的な側面を引き出す。
こちらも原作にないエピソードを各所に挟み込み、なによりラストシーンが違う。やはり現代的な、自然保護的メッセージとリンクするエンディング。
いずれのものも、子どもに読ませる分には確かによい。翻案文化のなせるわざ? いずれ、原作に触れてもらいたいと切に願うものではあるけれど。
フランケンシュタイン 痛快世界の冒険文学 (3) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:1997-12 |
これなんて、シェリーの原作を使いつつも、主人公は、前世が「フランケンシュタインの怪物」だと信じてしまう現代の少年で、彼の目を通してシェリーの主題の現代的な側面を引き出す。
失われた世界 痛快世界の冒険文学 (13) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:1998-10 |
いずれのものも、子どもに読ませる分には確かによい。翻案文化のなせるわざ? いずれ、原作に触れてもらいたいと切に願うものではあるけれど。