今書店に並んでいる「大人のウォーカー」5月号に、「評者が選ぶ三冊」というような形で、書評を書いています。
とりあげたのは、『「ニート」って言うな!』(本田由紀ら)、『娘に語るお父さんの歴史』(重松清)、『エンド・ゲーム』(恩田陸)。
たまたま恩田陸の『黒と茶の幻想』の文庫解説を依頼されて書いたばかりだったので(4月に出るらしい)、「世代的なるもの」にフォーカスした内容。
読み返してみると、『「ニート」って言うな!」を、世代の産物として語るというのは、多少なりともそういう側面があるとはいえ(そう強く感じたからこそ書いたのだけれど)、あまり上等ではなかったかもしれない。「若者たたき」について、批判する論を、世代的なものとして読まれるというのは、あまりハッピーじゃないだろうし。
いずれにしても、この方面の議論を深めていってもあまり実りはなさそうです。ただ、茶飲み話くらいにはなるよね、というところ。
なお、誌面では、久しぶりに石田衣良さんのお隣。
とりあげたのは、『「ニート」って言うな!』(本田由紀ら)、『娘に語るお父さんの歴史』(重松清)、『エンド・ゲーム』(恩田陸)。
たまたま恩田陸の『黒と茶の幻想』の文庫解説を依頼されて書いたばかりだったので(4月に出るらしい)、「世代的なるもの」にフォーカスした内容。
読み返してみると、『「ニート」って言うな!」を、世代の産物として語るというのは、多少なりともそういう側面があるとはいえ(そう強く感じたからこそ書いたのだけれど)、あまり上等ではなかったかもしれない。「若者たたき」について、批判する論を、世代的なものとして読まれるというのは、あまりハッピーじゃないだろうし。
いずれにしても、この方面の議論を深めていってもあまり実りはなさそうです。ただ、茶飲み話くらいにはなるよね、というところ。
なお、誌面では、久しぶりに石田衣良さんのお隣。
たしかにこちらで、↓
http://www.honn.co.jp/index.html
書評検索してもまだほとんどないですね。
でも、「これから」じゃないでしょうか。
ただ、あまり話題になっていないと思われ、新書としてはタイトルがあまりキャッチーでないからなのかなあと思ってしまいました。