さて、明日、ゲーム脳講演についての総括、および意見交換のために、世田谷区に行ってくるので、ちょっとばかりメモ。
まず、今も気になっていること。
森氏の講演の中で引用された日本青少年研究所(http://www1.odn.ne.jp/youth-study/)の「高校生の友人関係と生活意識??日本・アメリカ・中国・韓国の4カ国比較」、実は、森氏が見せた部分は都合のよい部分だけで、かなり、「ゲーム脳理論」とは逆の部分もあると認識しているのか。トリビアルなことではあるけれど、分かりやすい部分ではあって、「自説に都合のよい数字のつまみ食い」を指摘しておこう、と。
と同時に、今も出典が分からない、久保田競氏の「ゲーム礼賛発言」(ゲームは脳に悪いことはありえず、むしろ良いと断言する内容)も、出典が確認できれば、と。
こういったことは、たまたま関わってしまったがゆえに、正確に知っておきたいと思っている部分。
さらに、聞いてみたくなったことが一点。
森氏は講演で、日本の子供が笑わなくなり、切れやすくなっている、と断言した。日本の子供が壊れていく、と。
ぼくはこのことが、まったくピンとこないのだ。
もちろん、ぼく自身、子供にテレビゲームをさせることに不安を抱いていないわけじゃない。何度も書いているけれど、目下のところ、うちにはテレビゲームも携帯ゲームもない。それはやはり、子供がゲームにはまるのを警戒しているからだ。
自分自身のそれほど豊富ではないゲーム体験から、たとえば、RPGを何時間か続けてやった後で、頭の中で音楽がずっと鳴り続く、などという身体的・精神的反応が起きたことがあって、こういったことを子供の頃から体験させるのはいかがなものか、という気がしている。
発達への影響があっても不思議ではないし(なくても不思議ではない)、今のところはまだやめておこうかな、と。
とはいっても、森氏がいうような「子供が壊れていく」ような危機感はまったく抱いていない。
ぼくは学童保育の保護者会の役員をしてきたし、PTAの活動もわりと顔を出す。学期ごとにある学校公開週間では息子のクラスの授業を見に行く。
けれど、みんなよく笑い、元気で、楽しそうだ。「キレる」という現象が具体的に何をさすのか分からないが、少なくとも「キレた」と感じるような場面に遭遇したことがない。
これは身の回りのほかの保護者に聞いても同様。
本当に、日本の子供は、笑わなくなり、切れやすくなり、壊れつつあるのか。
すごく疑問なのである。
このあたり、教育委員会や、健康づくり課ではどう把握しているのだろう。
教育委員会には、「子供がキレる」というような報告がたくさんあがってきており、危機感をつのらせているのだろうか。一年か二年前に、「学校内暴力の低年齢化」が問題になったことがあったと記憶しているけれど、あれは世田谷区でも、今も現在進行形の問題、なのだろうか。
こういったことをまったく実感として把握していないぼくは、たまたま恵まれているだけなのだろうか。
あとは、もしも、「ゲームに対する不安」をすくいあげた区が、本来選ぶべきだった講演者がいるとして、それは誰か、ということかな。
森氏ではなかったとしたら、誰ならフェアだったのか。
あるいは今後、もっとバランス感覚のある講演者による、リターンマッチはありえるのか、意見交換、および要望をしてみようかな。
まず、今も気になっていること。
森氏の講演の中で引用された日本青少年研究所(http://www1.odn.ne.jp/youth-study/)の「高校生の友人関係と生活意識??日本・アメリカ・中国・韓国の4カ国比較」、実は、森氏が見せた部分は都合のよい部分だけで、かなり、「ゲーム脳理論」とは逆の部分もあると認識しているのか。トリビアルなことではあるけれど、分かりやすい部分ではあって、「自説に都合のよい数字のつまみ食い」を指摘しておこう、と。
と同時に、今も出典が分からない、久保田競氏の「ゲーム礼賛発言」(ゲームは脳に悪いことはありえず、むしろ良いと断言する内容)も、出典が確認できれば、と。
こういったことは、たまたま関わってしまったがゆえに、正確に知っておきたいと思っている部分。
さらに、聞いてみたくなったことが一点。
森氏は講演で、日本の子供が笑わなくなり、切れやすくなっている、と断言した。日本の子供が壊れていく、と。
ぼくはこのことが、まったくピンとこないのだ。
もちろん、ぼく自身、子供にテレビゲームをさせることに不安を抱いていないわけじゃない。何度も書いているけれど、目下のところ、うちにはテレビゲームも携帯ゲームもない。それはやはり、子供がゲームにはまるのを警戒しているからだ。
自分自身のそれほど豊富ではないゲーム体験から、たとえば、RPGを何時間か続けてやった後で、頭の中で音楽がずっと鳴り続く、などという身体的・精神的反応が起きたことがあって、こういったことを子供の頃から体験させるのはいかがなものか、という気がしている。
発達への影響があっても不思議ではないし(なくても不思議ではない)、今のところはまだやめておこうかな、と。
とはいっても、森氏がいうような「子供が壊れていく」ような危機感はまったく抱いていない。
ぼくは学童保育の保護者会の役員をしてきたし、PTAの活動もわりと顔を出す。学期ごとにある学校公開週間では息子のクラスの授業を見に行く。
けれど、みんなよく笑い、元気で、楽しそうだ。「キレる」という現象が具体的に何をさすのか分からないが、少なくとも「キレた」と感じるような場面に遭遇したことがない。
これは身の回りのほかの保護者に聞いても同様。
本当に、日本の子供は、笑わなくなり、切れやすくなり、壊れつつあるのか。
すごく疑問なのである。
このあたり、教育委員会や、健康づくり課ではどう把握しているのだろう。
教育委員会には、「子供がキレる」というような報告がたくさんあがってきており、危機感をつのらせているのだろうか。一年か二年前に、「学校内暴力の低年齢化」が問題になったことがあったと記憶しているけれど、あれは世田谷区でも、今も現在進行形の問題、なのだろうか。
こういったことをまったく実感として把握していないぼくは、たまたま恵まれているだけなのだろうか。
あとは、もしも、「ゲームに対する不安」をすくいあげた区が、本来選ぶべきだった講演者がいるとして、それは誰か、ということかな。
森氏ではなかったとしたら、誰ならフェアだったのか。
あるいは今後、もっとバランス感覚のある講演者による、リターンマッチはありえるのか、意見交換、および要望をしてみようかな。
元気よく遊んでいるし、笑い声をよく聞きます。
むしろ、非常勤で教えている高校生のほうが、切れやすいと感じることがあります。もっと思うのは、切れやすいのは自分も含めて大人のほうではないかと。
僧侶の立場としては、お経を唱えてる間は、大人しくさせておいて欲しいなぁ、と思うのですが(笑)
大人も30代なかばよりも低年齢はファミコン以降、なのですよ。
というわけで、高校生や、比較的若い大人が切れても、ゲーム脳理論の守備範囲なのです(笑)。
なやましいところです。
あ、yamanoさん、おめでとうございます。乳児がいる時間は特別にして、格別です。楽しんでくださいませ。
生徒指導上の諸問題の現状について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/09/05092704.htm
これによりますと、04年度、小学校での校内暴力の件数は1890件で、03年の1600件から大幅に増えている、という結果。
で、全体を見渡すと中学・高校を合わせた校内暴力件数は統計を取り始めた昭和58年が4315件。平成16年は28132件。
平成9年から統計を取り始めた小学校での校内暴力は平成9年の1304件から平成16年は過去最高の1890件に増加しています。
ところが、です。平成16年のデータを都道府県別でみると、(高校まで合わせた件数が)大阪府で5075件、神奈川県で5007件なのに対し、東京都で713件、さらに徳島県では22件と明かにおかしな数字。
年度別でも平成8年から9年で一気に1万件以上の増加、少し幅を持たせて平成5年と平成10年の間に2万件以上の増加。ここまで急激に変化するものでしょうか?
これを考えると、子供が暴力的になった、というよりも、カウント方法そのものや、報告する学校の意識の方が変化したのではないかと思われます。
ところが、数字のインパクトだけで「今の子供は危険」という風潮が広がってしまっているように感じられてなりません。
場違いな発言でしたらすみません。
などなど、、、ずいぶん当時の子供は荒れていたと思います。(都会はもっと凄かったのかな?)
そんな時代に比べると今の子供はなんと大人しいのかと思えるくらいです。
~~
それから、上の校内暴力の資料に補足しますが、
問題行動の件数は報告件数(延べ数)です。問題を起こしている子供の人数ではありません。
一人の馬鹿が問題行動を1年に100回起こせば、「100件」と報告されてしまいます。
ここにも統計を使って人を騙すテクニックが潜んでいます。
本当にキレる子ってどんなんなんでしょうかね。実感として分からないです。
けろねずみさん、たしかにそれが理想的(?)だと思います。ほかの自治体で脳とゲームについての企画を考えているところがあったら、ぜひ、検討していただきたいですよね。でも、世田谷では、わざわざ、このテーマを二度やるのもなあって、感じです。そもそも、それほど大きな問題であるわけでもなし(ぼくの実感レベルで)。
講演会に来るのは確かにミーハー
聞いてほしい人は来ない
待ち人来らず
って、↓
http://blog.goo.ne.jp/ryo11max/e/6a85c6255f5c8cb01ba01869b20f1cfd
タバコ的に、しょげるおはなし
靴磨きの戦災孤児がシケモク拾ってる感じでいいのかしら?
で、科学理論として提唱され、そういうものとして流通してしまうと、小学校の生活指導にゲーム脳が入り込み、生徒の脳波を測りってなことにもなっていくわけで(埼玉県川口市の例)、ちょっと空恐ろしいのです。