角川のPR誌「本の旅人」で、山之口洋さんが「てのひらの中の宇宙」の評を書いて下さいました。
大きな書店などで手に入るのでしょうか……。
山之口さんとは、文藝春秋のPR誌「本の話」(なんか似てますが)で、読書エッセイ連載で肩を並べた関係。
何年も前の話だけれど、こちらで今も読めます。
ちらりと読んで頂ければ、鋭くも一貫したまなざしの評者としての山之口さんがご理解いただけるか、と。
今回の「てのひらの中の宇宙」も、ぼくが書きたいと意識化していたことをさらに深めるような読みをして下さっています。
さてさて、それはそれとして、山之口さんのお仕事には、作品以外にも、いろいろ以前から興味があって、たとえばこの「紙のキーボード」。自分が親指シフトにこだわっているのが、ある種「保守的」に思えるほど(まあ、本当に保守的なんだけれど)、尖っている。なおかつ、合理的で、根源的だと感じるわけです。
ちなみに、まだ作品を読んだことがないという方には、まずこちら。
そして、去年出た、こちら。
いずれも音楽をめぐるお話なのだけれど、読みやすく、なおかつ濃厚なので、入り口にはもってこいでしょう。「オルガニスト」はデビュー作でもあって、初読時、とても清冽な衝撃、というふうな感覚を抱いたのを覚えています。文庫版はかなり大幅に改稿されている(なにしろ、語りの人称が変わっている)とのことで、実は楽しみ(ぼくが読んだのは単行本版)。
個人的には、傑作「われはフランソワ」の版が途絶えて、読めなくなっているのが残念。
大きな書店などで手に入るのでしょうか……。
山之口さんとは、文藝春秋のPR誌「本の話」(なんか似てますが)で、読書エッセイ連載で肩を並べた関係。
何年も前の話だけれど、こちらで今も読めます。
ちらりと読んで頂ければ、鋭くも一貫したまなざしの評者としての山之口さんがご理解いただけるか、と。
今回の「てのひらの中の宇宙」も、ぼくが書きたいと意識化していたことをさらに深めるような読みをして下さっています。
さてさて、それはそれとして、山之口さんのお仕事には、作品以外にも、いろいろ以前から興味があって、たとえばこの「紙のキーボード」。自分が親指シフトにこだわっているのが、ある種「保守的」に思えるほど(まあ、本当に保守的なんだけれど)、尖っている。なおかつ、合理的で、根源的だと感じるわけです。
ちなみに、まだ作品を読んだことがないという方には、まずこちら。
オルガニスト 価格:¥ 580(税込) 発売日:2001-08 |
そして、去年出た、こちら。
完全演技者 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2005-08-31 |
いずれも音楽をめぐるお話なのだけれど、読みやすく、なおかつ濃厚なので、入り口にはもってこいでしょう。「オルガニスト」はデビュー作でもあって、初読時、とても清冽な衝撃、というふうな感覚を抱いたのを覚えています。文庫版はかなり大幅に改稿されている(なにしろ、語りの人称が変わっている)とのことで、実は楽しみ(ぼくが読んだのは単行本版)。
個人的には、傑作「われはフランソワ」の版が途絶えて、読めなくなっているのが残念。