「学校」との上手なつき合い方 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2006-09 |
要はインサイダーストーリーなのだ。
教師が日常の中で、どんな仕事をしており、どんな思いでいるのか。
わかっているようで、我々には分かっていないわけだし、これは多いに参考になる。
少し前の学校では、先生の自主性がとても大きく慣習的に認められていたという話も、たしかに聞いたことがあるけれど、「職員会議は上意下達の場」となった昨今の東京都のことを考えると、そうか、わずか10年前にはそうだったのかあと勉強になるわけだ。
PTAについても、やはり独特の立ち位置で語ってくださる。
筆者は、教員が休日にPTA行事に出るのではなく、それぞれの地元で地域の人たれ、という指針をしめしてきたという。それはそれで見識だ。
バレーボールなどのサークル活動、つまり、親が楽しむ活動について、なんとなく違和感を持っているよう。
さらにいうと、教師は授業に集中できるようPTAからTをはずした方がいいという考えも披瀝されて、それはそれで説得力があるのだった。