川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

古い地域、新しい人たち

2006-09-25 05:07:37 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0012377神社の秋祭り。仮面の子どもたちは踊る踊る。
とてもうまい。練習したんだろうなあ。
自分が住んでいる地域の「伝統」を見るのは、ふだんとは違う感慨でもあって、楽しい。
たぶん、こういうお祭りに参加するのって公募されていて、うちの子もこれに参加できたはずなのだ。
どこかで見逃してしまったらしい。
来年は子どもたちに勧めてみようかな。
祭、やってみたらって。

息子の学校のクラスメイトにあったら、彼は「商店街の子」であるらしく、こっそり踊りを練習していた。来年以降、「主役」を狙っているのか。

や、ただそれだけなんですけどね。
あとで書き足します。

で、書き足し部分。

なぜ、お祭りが心に響いたかというと……、昔、自分がガキだった頃、こういう地域のことって「うざい」系統のことだった。
それを、今、わりと豊かなことと捉えている自分がいて、それだけじゃなく、自分の子どもや、クラスメイトが、ポジティヴに捉えていることに驚きを禁じ得ない、というか。

思えば、高度経済成長を担った自分の親の世代って、地域社会を遠ざけようとした人たちでもあって、なんとなく根無し草な価値観が強かった。きっとそれが、子どもであったぼくたちにも伝わっていたのだと今更思うわけですよ。

地域、地域っていいすぎるとうっとおしくなる。
かといって、根無し草はしんどいぞ。
じゃあ、どうするかって、個人的な選択肢は、たぶん、いくつかのところに浅く根を張るってことなんだろうなあ、と思いつつ、目がキラリンとした子どもたちと一緒に御輿を追った夜なのでした。

まあ、結局、なんてことない話で恐縮。