川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

三試合目の苛々……フェアプレイってのはしとくもんだねと思った対オーストラリア戦@ワールドユース

2005-06-19 01:07:07 | サッカーとか、スポーツ一般
あー、いやだいやだ、自分が属する文化のあまりうれしくない側面を見せつけられるような試合だ。
シュートコースがあいたら打とうよ。わざわざ精度の低いパスで、チャンスを「チャンス以下」にしちゃうのはよそうよ。オーストラリアなんてさ、総合的な技術ではたぶん日本の選手に劣るよ。でも、ボール持ったら打ってるじゃない。失敗したら、すぐに戻ってるじゃない。どうしちゃったのだニッポン。
なんかすげー、もどかしい。
どうしようもなくもどかしい。
おれが決めてやろう!ってやつ、いないのか。
平山がチームコンセプトの中心にいるにしても、ボールを持ったらきみたちは王様なんだよ。たのむ!
ほんと、いくらスロースターターっていったって、こりゃあないだろ、の前半。

思うに、このチームは、自分のゲームプランの中でペースアップしたり、ペースダウンしたりするのが苦手なのだ。ユース年代だから、という部分を差し引いても、それを90分、自分中心の仕掛けを(攻めるにしても守るにしても)やりきるだけのメンタル体力がない。
後半になると、どんな試合でもやるべきことのフォーカスが定まってくる。そこではじめて実効あるプレイが出来るようになる。
でもさー、やっぱり、やりきれてない。
この吹っ切れなさってなんなんだ。
ほんとこれが気持ち悪いのって、自分を見るようだから、だわさ。

西川の凡ミスからの失点だけど、あれで負けてたら、本当に「ふさわしい」敗退だった。
前田の同点シュートは、多くのチャンスをつくる中からなんとか生まれたけれど、決まらなくても誰も驚かないたぐいのものだ。
ここまで引っ張って引っ張ってぎりぎりのところで決めるなんて本当に彼ららしいといえば彼らしい。
それにしても、やだやだ。
すげえやだやだ。三試合目にして、イライラがピークだ。

にもかかわらず……プレイしているのも、コーチしているので、ぼくではないわけで……はい、健闘を期待いたします。
なんとかもぎ取ったチャンスだからして。

ほんと、フェアプレイってのはしとくもんだね。