

ギボウシは初夏に咲く花ですが、庭の裏に置いた鉢植えの
ギボウシは毎年今ごろに花が咲きます。
この20年の間に径30センチの鉢の中でタネが自然に
こぼれて10数株に増え、さらに隣の鉢にもタネが飛んで、
日の当たらない庭の裏はギボウシ栽培の適地になっています。
野生のギボウシですが、品種が多く名前を特定できないのが残念です。
花の管理人は花の咲いたギボウシの鉢を玄関に生け花の代わりに
おいています。

ギボウシはヨーロッパやアメリカでは葉を楽しむ観葉植物として
人気があります。
シェードガーデンは日陰の庭を意味する言葉ですが、
西洋ではギボウシがシェードガーデンによく使われています。
7月はじめに咲いた園芸品種のギボウシを見たら、
班入りの葉は今でもいきいきしていました。
たいていの草花は花が咲き終わると、葉が枯れてしまいますが、
ギボウシは花が咲いた後も葉の美しさを保っています。