flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

三遠南信 水窪

2007-01-06 00:00:49 | 街道・宿場町

(みさくぼ 静岡県磐田郡水窪町 2000年1月4日)
 北遠の山あい、塩の道(秋葉街道)の宿場である水窪を訪ねた。
今まで、隣接する天龍村や佐久間町へは訪れているが、この地は通過するだけであった。
 佐久間ダム建造による飯田線の付け替えによって、他所に比べて過疎化の進行も緩やかなようだが、“国境いの村”という面持ちは失われずにあるようである。
 付近は“みさくぼ”というだけあって、水音のしないところはないほど、清水が流れ出ていて、この辺りでは“井水”と称し、生活用水として使われている。
また、山の斜面に貼り付くようにして昭和以前の民家が残されている。
 水窪川と翁川の合流するところで土地の人と出会った。
地頭方という集落に住んでいる人で、途中、急坂を一緒に上って行ったのだが、さすが土地柄、足腰は丈夫そうであった。
「昨日も鹿を捕まえとったよ」と、自然の豊かさを語ってくれた。
ただでさえ標高が高いのに、更に見上げるように民家が点在している。まるで、中世の城塞のようであった。
   

(関連記事:旧大嵐駅跡 夏焼トンネル 地頭方
 高根城 水窪の崖崩れ 向市場遺跡 奥領家 富山村 富山村平成二十五年 北遠春野

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二見浦

2007-01-05 00:00:44 | かみのやしろ
(2002年1月4日)
 外宮参拝の後、宮川へ出向き、その後二見浦へと向かった。
駅を降りると、ガランとした感じ。
これでも正月か、という印象さえ感じられたが、二見興玉神社界隈は凄まじい程の人々が現れだした。やはりクルマ社会。列車でのんびりと、という人は少ないようである。
 海岸に鎮座する興玉神社の前に浮かぶ夫婦岩は、古来より岩の間から昇る「日の大神」を遥拝するところであり、沖合の海中には神の依り代である興玉神石があって、夫婦岩はその鳥居と見なされている。

 沈む夕日を見つめ、皇紀二六六二年の伊勢路を後にした。
 
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伊勢宮川

2007-01-04 00:00:33 | 街道・宿場町

(2002年1月4日)(伊勢市宮川町)
 伊勢参宮街道は、伊勢一の大河、宮川を渡る。
何度となく清流日本一に輝く宮川の流れ。
我が家の縁の地でもあり、我が家の名、そして私の名前にも大いに影響を与えている。
 当時は宮川桜の渡しを渡ると、宮川の地に入った。
街道の弧を描く曲線は、往時の光景を思い浮かべるのに容易である。
(道標:伊勢市浦口に立つ文政五年に建立の道標、裏面には「すぐ外宮江 十三丁半 内宮江 壱里三十三丁半」と刻まれている)
 
(関連記事:神都伊勢 田丸宿

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長浜城

2007-01-03 00:00:13 | 城郭・城下町
(今浜城 2004年1月3日訪)
 天正元年(1573)羽柴秀吉が浅井氏攻めの功により織田信長から浅井氏の領地を拝領した際に、今浜と呼ばれていた琵琶湖畔のこの地を長浜に改名し、浅井氏小谷城で使用していた材料を基に築いた。
天正十年(1582)には柴田勝豊が入城。然し、間もなくして羽柴秀吉は後の賤ヶ岳の拠点とするべく城を奪った。
その後天正十三年(1585)には山内一豊、慶長十一年(1606)からは駿府から内藤(松平)信成、そして信正が城主となったが、元和元年(1615)に廃城となり、廃材は彦根城の建設材料に利用された。
 昭和58年に天守が建設されたが、往時の天守を再現したものではない。

(関連記事:北国街道長浜宿
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蒼社川 へんろ橋跡

2007-01-02 00:00:25 | 街道・宿場町

(愛媛県今治市)
 蒼社川で最も下流に架かっていた木造沈下橋、通称へんろ橋。
お遍路さんがよく渡っていたため、そう呼ばれたのだという。
昭和48年に、歩道橋東門橋として復活した。

 上流に玉川ダムが完成して以来、水量の少なくなってしまった蒼社川(大川)だが、水質は変わらず良好である。
   
(父が生前に書いた、へんろ橋付近のスケッチ)


(関連記事:今治2006 へんろ道日高 へんろ道別宮 へんろ道阿方

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The 6th NAGARA PARK illumination

2007-01-01 06:00:17 | illuminated
(第6回岐阜市長良公園イルミネーション)
 2006年のラストイルミネーション。
昨年は雪の絨毯であったが、今年は足元を気にすることはなかった。
高さ28mのメタセコイアの木に架かる日本一の高さのイルミと35万球の煌き。
この地に住む人たちの努力と一つになった気持ち、アイデアの結集である。


(関連記事:第5回 第7回 第8回
コメント (5)
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行く干支 来る干支

2007-01-01 00:00:32 | 干支
 戌年も終り、亥年となる。
今年一年の憂いを一緒に持っていって頂き、新年は旧年以上平和で幸福な一年を願う。
コメント (2)
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