和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

5月17日(日)のつぶやき

2015年05月18日 01時45分15秒 | 日本

田螺(たにし)/今日の俳句 ≪第.1775号≫

2015年05月17日 06時45分49秒 | 今日の俳句

◇<2015年(平成27年)5月17日(日)>◇


◆「扉はふたたび開かれる――検証 日中友好と創価学会」時事通信社から発売◆


 『扉はふたたび開かれる――検証 日中友好と創価学会』(写真)が時事通信社から発売された。
 日中国交正常化に至る歴史的経緯を、丹念な取材をもとに繙きながら、池田名誉会長、創価学会、公明党が、両国を結ぶ役割をいかに果たしたかを検証している。
 また、時事通信社解説委員の田崎史郎氏が原田会長に行ったロングインタビューを掲載。名誉会長の訪中に随行した会長が間近で見た〝人間外交〟の一端を証言している。
 事実を丁寧に積み重ねながら、日中の関係改善への扉を開く〝鍵〟を探る一書である。

【聖教新聞:2015年5月16日(土)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  晩年や田螺つぶやき蜷呆け
       百合山羽公



  白鳳の塔の真下の田螺かな
       富岡計次



  田螺鳴く二条御門の裏手かな
       河東碧梧桐





※ 田螺・田螺鳴く・田螺取
 タニシ科の淡水産巻貝の総称。殻は卵形で蝸牛を少し大きくしたような形をしている。空は黒色。冬の間は池や田の泥中に生息しているが春になると、いわゆる田螺の道を作りながら水田などの泥の表面を這う姿が見かけられる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  「創価の太陽」と輝く

  婦人部の奮闘に最敬礼!

  皆様ありて広布あり。

  清き祈りと慈悲の対話で

  わが地域を和楽の園に!


        2015年5月17日

  


     ※☆*寸 鉄*※


人間の真の変革は他者との関わりの中で生まれるー博士(アメリカ)。対話は向上の道

     ◇

未来部の日。幹部会の中継行事に家族で参加!励ましの海で宝の友を育成

     ◇

「竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るるが如し」。青年よ拡大戦の突破口を

     ◇

「一人一人の信心の勝利が広布を大回転させる」恩師。信仰体験を堂々と

     ◇

世界高血圧デー。生活習慣の改善と日々の測定等を。健康は自ら勝ち取れ











     ※名字の言※


非常識な苦情を振りかざす人を「クレーマー」と言う。一字違いだが、物事が思い通りにならないことを人のせいにする人は「ブレーマー」と呼ぶらしい。「非難・責め」を意味する英語「blame(ブレイム)」に由来する。怒りや苦痛を周囲にぶつけるため、問題は解決せず、人間関係は悪化の一途をたどる。しまいには誰もがその人から距離を置くようになる                                                      



悩みや苦しみから逃げずに、自分自身で受けとめることからしか、人生は開けない。東京のある婦人部員は、夫の荒れた素行に悩んでいた。先輩に相談すると「まずは、あなたが変わること」と言われた



“どうして? 私は悪くない”と思ったが、真剣に御本尊に祈り続けた。唱題中に、夫への愚痴だらけだった自分の言動に気付いた。“これじゃ、家に帰っても気が休まらないな……”。感謝の笑顔を心掛けるようになる。すると、夫もまた変わっていった



仏法では、ありのままの真実を見ることを「如実知見」と説く。「だれのせいでもない/結局 自分なのだと/自覚したときが/如実知見である/人間革命の第一歩は/そこから始まることを/忘れまい」。池田名誉会長の指摘である



一家和楽も、地域の発展も、一切は自身の成長から始まる。そう決めて、祈り語り動こう。


                 (険)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月17日(日)付】



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5月16日(土)のつぶやき

2015年05月17日 01時43分22秒 | 日本

革心15/小説「新・人間革命」

2015年05月16日 07時02分36秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月16日(土)より転載】

【革心15】


 日本の中華民国政府の対する二十一カ条要求がほぼ認められてしまったことは、中国の人びとにとって、最大の恥辱であった。反日愛国運動の火は、中国全土に広がっていった。いわゆる「五・四運動」である。

 また、日本は、この前年の一九一八年(大正七年)、米英仏などとともに、ロシア革命への干渉のため、シベリアに出兵。ほかの国々が撤退したあとも駐留し続けていた。

 こうした日本の大陸進出が、中国の不安と脅威を駆り立てたことはいうまでもない。

 一九年(同八年)十月、孫文は、民族主義、民権主義、民生主義の「三民主義」を政網に掲げて中国国民党を結成し、党首となった。

 民族主義は、国内諸民族の平等と他国の圧迫からの独立をめざすものだ。民権主義は、主権在民を説くものであり、民生主義は、経済的な不平等の是正を目的として、社会的平等を実現しようというものであった。

 孫文の理想は遠大であり、どんな困難にも、どんな裏切りにも屈しなかった。固く、強い、鉄の信念があったのである。

 彼は高らかに訴える。

 「わが心が、これは行ないうると信ずれば、山を移し海を埋めるような難事でも、ついには成功の日を迎える。わが心が、これは行ないえぬと信ずれば、掌をかえし枝を折るような容易なことでも、成功の時は来ない」(注)

 大望の成就は、自身を信じて、必ず成し遂げると、心を定めることにある。

 二一年(同十年)には、上海で中国共産党が創立される。

 孫文は、ソ連との友好、提携を深めるなかで、二四年(同十三年)、軍閥、帝国主義を打倒するため、中国国民党を再編成して、中国共産党との国共合作に踏み切る。そして、この年十一月、北京に向かう途次、日本を訪れ、兵庫の県立神戸高等女学校で講演する。

 --日本は、西方覇道の手先となるのか、東方王道の守護者となるのか、と。

 渾身の力を振り絞るようにして、欧米列強の帝国主義に追随する日本を諌めたのだ。




■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「心理建設」(『孫文選集 第2巻』所収)伊藤秀一訳、社会思想社
※ 主な参考文献
 鈴江言一著『孫文伝』岩波書店
 藤井昇三著『孫文の研究』勁草書房
 『世界の名著64 孫文 毛沢東』小野川秀美・責任編集 中央公論社




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寄居虫(やどかり)/今日の俳句 ≪第.1774号≫

2015年05月16日 05時39分25秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月16日(土)>◇


◆第3代会長就任55周年の「5・3」を祝賀 ブラジルで慶祝議会◆


     池田博士は世界の発展に貢献
     平和社会の建設へ共に歩みたい



 5・3「創価学会の日」、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の第3代会長就任55周年を寿ぐ「慶祝議会」が、ブラジル・パラナ州の4都市で盛大に開催された。
4都市のうち、カンベー市の慶祝議会(4月28日)では席上、市議会からSGI会長の長年の平和貢献を讃える「顕彰プレート」、ロンドリーナ市(同29日)では、市から「顕彰プレート」、市議会から「顕彰状」(SGI会長夫妻に)、ポンタグロッサ市(5月2日)では、市議会から「顕彰状」が、それぞれ贈られた。アサイ市の慶祝議会は4月29日、厳粛に挙行された。



 慶祝議会とは、市や社会に対して顕著な貢献をした人物・団体を讃えるもの。ブラジル社会では、一般的に開催されている。議会の厳格な承認のもと、地元市民のほかに教育・学術・文化など各界の要人が招かれ、格式と伝統をもって執り行われる。その模様は、各種メディアでも公表され、市が理想とする人物・団体を内外に示す場となる。

 とりわけ、創価の哲学に深い共感が広がるパラナ州。地元SGIは、人権・環境をめぐる展示運動や、牧口初代会長の創価教育学説に基づいた「牧口教育プロジェクト」の実践を通し、人間主義の思想を広げてきた。

 こうした取り組みのリーダーシップをとるSGI会長に、同州から「名誉州民」称号が授与(1992年)されている。今回、慶祝議会が行われた4都市からも、これまでに「名誉市民」称号が贈られている。

 ロンドリーナ市の慶祝議会は、SGIの北パラナ文化会館で“出張議会”として行われ、ホジェリオ・カルロス・ジアス市公共政策局長、ブラジル全国都市連合協会のジョゼ・ド・カルモ・ガルシア元会長、市民ら230人が出席した。

 SGIの音楽隊と鼓笛隊が国歌を演奏。サンドラ・グラッサ市議は力を込めた。「池田博士は、世界の有識者と対話を重ね、平和を築いてこられた偉大な指導者です。私たちも、博士の開いた道に続いていこうではありませんか」

 市長代理のジアス局長は、「わが市では『善を行うこと』を重要視しています。池田博士をはじめ、SGIの皆さまの尽力・貢献は、地域、そして世界の発展に欠かせません。わが市は平和社会の建設へ、SGIの皆さまと、どこまでも歩みを共にしてまいりたい」と述べた。

【聖教新聞:2015年5月15日(金)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  捨て茣蓙を寄居虫越えてゆきにかり
       小澤 實



  走水の岩をやどかりこけにけり
       高木良多



  石を這ふ音の侘しき寄居虫(がうな)かな
       高田蝶衣





※ 寄居虫(やどかり)・がうな
 十脚目のうちヤドカリの名のつくものの総称。一対の鋏を有し、腹部が柔らかいために、その名のとおりに空の巻貝などに宿を借りる。
 体が成長すると他の大きな貝を求めて移り棲む。潮干狩りや磯遊びをしていると時折、寄居虫が走るのを見かけたりする。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  「わざはひも転じて

  幸となるべし」

  妙法の功力は絶対だ。

  一切を変革しゆく

  大確信で祈り 進め!



        2015年5月16日

  


     ※☆*寸 鉄*※


「仏の種は法華経より外(ほか)になきなり」御書。大確信で語れ!友の仏性信じて

     ◇

東京・杉並「女性の日」。婦女一体で前進の勢い倍加。地域に友情の花爛漫

     ◇

先輩は後輩を自分以上の人材に!これ組織発展の鉄則。共に成長の人生を

     ◇

障がい者の就職件数5年連続で最多を更新。皆が力を発揮する社会へ更に

     ◇

悪徳商法、欠陥商品等による消費者被害が増加。甘言に惑わされず賢明に







     ※名字の言※


小さな町で1校しかない中学校の吹奏楽部を、全国屈指の楽団に成長させた教員から聞いた。環境に恵まれ、偶然、コンクールを突破することはある。だが、3年間で部員が入れ替わる楽団で実力を維持するには「何のために演奏するのか」という「目的」が欠かせないという



楽団は大規模なステージより、町内の小さな催しへの出演を優先した。“「町の宝」と大切にしてくれる皆に、音楽の素晴らしさを届けたい”と。生徒が音楽の喜びを実感としてつかみ、それが自然に表れるからこそ、コンクールの「結果」も伴うのだろう



仏法対話も、説得力の根幹は、話の功拙より、生き方に信仰がにじみ出ているかどうかだ。ある多宝会の夫妻が、一人の婦人と親交を結んだ。仏法対話を重ねていたが、ある日、夫が病に倒れてしまう。その友人は夫妻に言った。「あなたたちには信仰があるんだから、絶対に大丈夫!」



夫妻の真摯な信仰の姿勢が、そう言わせたに違いない。夫の病を、夫妻は信心根本に乗り越え、友人はさらに仏法への理解を深めた。夫妻の祈りは、ただ“病気を治したい”ではなく“わが身で信心の偉大さを伝えたい”だった



人生の目的を「広宣流布」に定める。崇高な目的に生き抜くその一念が、一切の勝利を開いていく。

                 (誠)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月16日(土)付】



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5月15日(金)のつぶやき

2015年05月16日 01時42分00秒 | 日本

革心14/小説「新・人間革命」

2015年05月15日 05時51分13秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月15日(金)より転載】

【革心14】


 辛亥革命により、一九一二年(明治四十五年)一月、南京に、孫文を臨時大統領とする中華民国政府が誕生した。

 清朝を代表して、この革命政府との講和にあたった内閣総理大臣の袁世凱(えんせいがい)は、清の宣統帝溥儀を退位させ、孫文に代わって、自分が中華民国の臨時大統領となった。ここに清朝は滅びたのである。

 袁世凱は、孫文らの弾圧に乗り出す。正式に大統領に就任した彼は、独裁化の一途をたどり、帝政を復活させ、自ら皇帝となることを目論む。孫文が描いた革命の理想とは、正反対の事態を招いていくのだ。

 文豪ビクトル・ユゴーは叫ぶ。

 「私利私欲から発した動きと、主義主張から生まれた動きとをはっきり区別して、前者と戦い、後者を助ける、これこそ偉大な革命家たちの天分であり、道義なのである(注)。

 人間のもつ利己心の克服、つまり、人間革命あってこそ、真実の革命の成就である。

 一五年(大正四年)、日本は、権益拡大のために第一次世界大戦に乗じて、山東省におけるドイツの権益の継承や南満州権益期限の延長など、二十一カ条の要求を中国に突き付けた。多少の修正はあったものの、袁世凱は、これを受諾、中国人の対日感情は悪化した。

 孫文は日本にいて、強い憤りの日々を送っていた。梅屋庄吉に取り持ってもらい、宋慶齢と結婚したのも、この日本滞在中である。

 翌年四月、彼は、政府打倒を決意し、東京を発つが、六月に袁世凱は病死する。

 一七年(同六年)、孫文は、広州で広東軍政府を樹立。しかし、政府内に生じた路線対立によって窮地に立たされ、またしても、日本に亡命する。

 一七年にロシアではロシア革命が起こり、ロマノフ王朝が倒れ、ソ連邦が成立した。世界史上、初の社会主義国家が誕生したのだ。

 一九年(同八年)一月、第一次大戦後のパリ講和会議によって、日本の二十一カ条要求がほぼ認められ、山東省の権益もドイツから日本が受け継ぐことになったのである。

■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「九十三年」(『ヴィクトル・ユゴー文学館 第6巻』所収 辻昶訳、潮出版社
※ 主な参考文献
 鈴江言一著『孫文伝』岩波書店
 藤井昇三著『孫文の研究』勁草書房
 『世界の名著64 孫文 毛沢東』小野川秀美・責任編集 中央公論社




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磯巾着/今日の俳句 ≪第.1773号≫

2015年05月15日 05時36分16秒 | 今日の俳句


◇<2015年(平成27年)5月15日(金)>◇


◆SGI会長と オーストリア元文部次官・声楽家 サイフェルト博士との対談集◆


 サイフェルト博士はウィーン大学で哲学博士号を取得。オーストリア政府の文部次官を務めつつ、ソプラノ歌手として各国で華麗な歌声を披露してきた。また、ヨーロッパ青年文化協会の会長として青少年教育に尽力。民音の招聘で5度の来日公演を行うなど、両国友好の懸け橋となって活躍してきた。

 博士とSGI会長は、1989年7月に東京で初の語らいを。以来、日本とオーストリアなどで9度の出会いを重ねている。

 2人の友誼が凝縮した本書では、博士が「まえがき」を執筆。

 その中で、SGI会長との語らいについて、「一つ一つが、私にとって、啓発の源泉です」「私の人生は、池田ご夫妻との友情によって、肯定的に変わった」と真情を綴っている。

 対談は、2人の出会いの思い出に始まり、文化の持つ力や青年の教育、女性が輝く社会、戦争と平和、生と死など、慈愛と哲学性にあふれた内容となっている。

 博士が「私は、自分の使命として、『芸術の推進』とともに、『人間の中へ、民衆の中へ、光をもたらす』ことを心掛けてきました」と語れば、SGI会長が「『芸術を愛する心』は『人間性の真髄の心』です。人類は常に、その共通の原点に立ち返らねばなりません」と応じる――。

 人間と文化を愛する心が響き合う両者の対話は、社会を調和へと導く光源となろう。

 本体価格1278円+税。本日以降、全国の書店、出版センター・コーナーで発売。SOKAオンラインストアでも注文、購入できます。


【聖教新聞:2015年5月14日(木)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  るいるいと磯巾着の咲く孤独
       土橋石楠花



  踏まれどうしの磯巾着の死に狂ひ
       中村苑子



  忘れ潮おそぎんちゃくの花一つ
       鮫島鵬子





※ 磯巾着・いしぼたん
 花虫網イソギンチャク目に属する腔腸動物の総称。浅海の岩の割れ目などに着生する。体は円筒状で、体色は赤・紫・緑など。
 中央に口があり、六の倍数の触手が並び、菊の花のように開いて食餌の来るのを待つ。口を閉じた姿が巾着の紐を締めたような形なのでこの名がある。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  人生勝利の直道は

  「行学の二道」にあり。

  一行でも一節でもいい。

  日々の学会活動の中で

  真剣に御書を拝そう!



        2015年5月15日

  


     ※☆*寸 鉄*※


SGIの女性は尽きない光で闇を照らすー元次官(サイフェルト)。世界同時の大励まし運動

     ◇

沖縄本土復帰の日。悲劇の歴史忘れまじ。「命こそ宝」の心を今こそ学ぼう

     ◇

「幸福の第一条件は健康」牧口先生。広布に走れば若く賢く。青年の気概で

     ◇

福島県婦人部の日。地域潤す希望の対話を拡大!母の勝利を全同志が祈る

     ◇

国連「国際家族デー」。一家和楽が平和の原点。感謝は言葉に出してこそ







     ※名字の言※



60年前、アメリカ公民権運動の端緒を開く「バス・ボイコット運動」が起きた。運動に参加した人々の高潔さを物語る逸話がある


 
人種差別を強要するバスの乗車を拒否し、懸命に歩き続ける高齢の女性がいた。心配した自動車の運転手が乗車を促すと、彼女は手を振って断り、決然と言う。「わたしはわたし自身のために歩いているのではありません」「子供や孫のために歩いているのです」(M・L・キング著)『自由への大いなる歩み』雪山慶正訳、岩波新書)。一人一人が勇敢で、誇り高き使命感があった。その連帯が、時代を動かしていった                                    



広布の歴史にも、“開拓者”の尊き先輩方がいる。90歳を超える婦人は、腰をたたきながら対話に歩き、「あんたたちのために“負けじ魂”だけは残しておくよ」と。大病で入退院を繰り返した多宝会の壮年は、「ワシより悩んでいる人がおるから」と激励に献身していた



一人一人の歩みは、目立たない、小さなものかもしれない。だが草創以来、友のため、未来のために志を貫いた“父の戦い”“母の祈り”は今、青年へ、世界へ広がり、広布の大河となった



学会創立85周年の11月18日を目指し、新たな前進が始まった。この誉れ高き“草の根”の陣列に連なる人生を今、誇りに思う。
                 (誠)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月15日(金)付】



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5月14日(木)のつぶやき

2015年05月15日 01時41分54秒 | 日本

ブログを更新しました。 『車載動画】 広島市中区~島根県飯南町』
ameblo.jp/hirokiwai/entr…



革心13/小説「新・人間革命」

2015年05月14日 09時49分02秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月14日(木)より転載】

【革心13】


 宮崎滔天は、孫文という人物を知り、深い尊敬の念をいだく。

 彼は、自らの半生を綴った『三十三年の夢』に、孫文への思いをこう述べている。

 「彼、何ぞその思想の高尚なる、彼、何ぞその見識の卓抜なる、彼、何ぞその抱負の遠大なる、しかして彼、何ぞその情念の切実なる。和が国、人士中、彼の如きもの果して幾人かある、誠にこれ東亜の珍宝なり」(注1)

 その後、宮崎は、孫文の中国革命を支援して、東アジア各地を駆け回る。そこには、私利私欲など、全くなかった。

 この『三十三年の夢』のなかで彼は、孫文の思想、人物を描き、讃嘆した。この本は、多くの中国人留学生の目に触れ、また、中国語にも翻訳されていった。そして、それが清朝を倒し、中華民国を樹立することになる辛亥革命に、大きな影響を与えたといわれる。

 なお、辛亥革命という名は、革命の起きた一九一一年(明治四十四年)が、干支の「辛亥(かのとい)」の年に当たることに由来している。

 宮崎は、「理想は実行すべきものなり、実行すべからざるものは夢想なり」(注2)と、自らの信条を綴った。理想は行動と共にある。

 また、孫文への資金面での支援者に、梅屋庄吉がいる。長崎県で貿易と精米業を営む家に育った彼は、少年時代に上海に行き、租界で、欧米人によって差別され、屈辱を味わう中国人の姿を目の当たりにした。

 その十余年後、香港で写真館を開き、孫文と知り合う。孫文は、情熱を込めて訴えた。

 ーー眠れる祖国を目覚めさせ、列強に抗する国をつくり、人民を救済せねばならぬ、と。

 梅屋の心は燃え上がり、孫文に蜂起を勧め、資金の援助を約束する。梅屋は、この約束を破ることはなかった。映画事業に着手し、手腕を発揮して財を得ると、惜しまずに孫文の活動資金として提供した。

 孫文は、蜂起を繰り返すが、ことごとく失敗に終わった。しかし、次第に、中国各地に革命の機運はみなぎり、遂に、辛亥革命が起こり、共和制国家がスタートしたのだ。


■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注1,2 宮崎滔天著『三十三年の夢』岩波書店
※ 主な参考文献
 鈴江言一著『孫文伝』岩波書店
 藤井昇三著『孫文の研究』勁草書房
 『世界の名著64 孫文 毛沢東』小野川秀美・責任編集 中央公論社
 車田譲治著『国父孫文と梅屋庄吉』六興出版
 小坂文乃著『革命をプロデュースした日本人』講談社




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海胆(うに)/今日の俳句 ≪第.1772号≫

2015年05月14日 06時31分16秒 | 今日の俳句



◇<2015年(平成27年)5月14日(木)>◇


◆ブラジル・ペトロポリス文学アカデミー 池田大作SGI会長を在外会員に◆


     総裁
     対話の力で平和を創出 博士の偉業に連なりたい


 池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長が、ブラジル・リオデジャネイロ州「ペトロポリス文学アカデミー」の「在外会員」に就任した。
文学と人間主義の興隆への卓越した功績を讃えたもので、第1号の栄誉となる。就任式は4月29日(現地時間)、同州ペトロポリス市にある同アカデミー本部で厳粛に挙行された。


 州都リオデジャネイロ市から北へ約70キロの高原に位置するペトロポリス市。

 「ペドロの街」という意味で、皇帝ドン・ペドロ1世・2世が愛し、その子孫が暮らした歴史の街である。

 かつては州都だったこともあり、旧宮殿を利用した皇帝博物館などが、当時の様子を今に伝えている。

 ペトロポリス文学アカデミーの創設は1922年。過去の文化や文学を尊重するだけでなく、新しいものを受け入れる寛容性を持ち、あらゆる経験と知識を共有しつつ、英知の流れを創り出す、との理念のもとに誕生した。国内でも長い歴史を持つ文学アカデミーである。

 SGI会長を在外会員に推挙したのは、同アカデミーのクリスチアネ・ベナイオン・マギノ・ミシェリン総裁。同州の「ドゥッケ・デ・カシアス文学・芸術アカデミー」のシジネイ・デ・オリベイラ・シルバ総裁を通して、SGI会長のことを知った。40以上の言語に翻訳されているSGI会長の著作に触れ、人間主義の思想に深く共鳴。また、ブラジルにおけるポルトガル語学・文学の最高権威「ブラジル文学アカデミー」の在外会員であることにも感動を覚えた。

 ミシェリン総裁は言う。「平和主義者、哲学者、桂冠詩人、作家である池田博士の偉業に、私たちも連なってまいりたいのです」



【聖教新聞:2015年5月13日(水)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  売りに出す雲丹に一とふり塩効かせ
       小原清々子



  子負ひ漁婦小石に座り雲丹洗ふ
       岡田日郎



  出雲より嫁しし日向の雲丹採女
       山崎正人





※ 海胆・雲丹・海栗
 海胆網の棘皮動物の総称。浅海の石の下などから深海まで生息範囲は広い。一般に知られている海胆は正形類に属し、外部に棘があり、毬栗のような形をしているので「海栗」とも書く。
 他に馬糞海胆・紫海胆・赤海胆などの種類がある。卵巣が成熟するころが旬で、卵巣の塩辛が「雲丹」。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  中継行事を支える

  役員の皆様に感謝!

  無事故の運営ありて

  広布の勢いは加速する。

  尊き労苦に功徳は燦然!



        2015年5月14日

  


     ※☆*寸 鉄*※


SGIは地球的・人道的な問題に誇り高く挑戦ー博士(アメリカ)。輝く民衆の大連帯

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「偉大な人間とはすべて独自な存在なのだ」哲人(エマソン)。自分らしく!使命の戦を

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仏典「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」。今を全力で勝て

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春の交通安全運動。車も自転車も「ながら運転」は厳禁。互いに注意喚起

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「観光競争力」日本が初のベスト10入り。観光立国へ公明よ追い風さらに





     ※名字の言※


人工知能が人間の知能を超えるーーSP映画で繰り返し取り上げられたテーマで、「ターミネーター」「マトリックス」などがそう。だが昨今の技術の進歩で、このテーマは架空の世界だけの話でなくなり、人工知能と人間の関係が、真剣に議論され始めている



米国の未来学者レイ・カーツワイル氏は、人工知能が人類の知能を超える日が2045年に到来する、と予測した。「2045年問題」と呼ばれ、米航空宇宙局のリサーチセンターでは、この問題に対応する研究機関を設立。今年2月、日本でも有識者による初会合が開かれた



人工知能の技術は、医療など多くの分野で活用可能で、熾烈な開発競争が予想される。だからこそ、その技術を使う人間の側の倫理が問われる。核エネルギーと人間の関係と同じである



ヒト型ロボット「アンドロイド」研究の第一人者である石黒浩氏は、本紙「スタートライン」で、アンドロイドの進化によって、人間の価値が見直されると強調。人間の本質を求める“哲学者や宗教の時代”の再来の可能性を指摘していた(昨年8月23日付)



技術の進歩は、生活を「便利」にはするが、人間自身を「成長」させるわけではない。「人間革命」の哲学を語り、実践する運動の意義はますます大きい。      
                 (芯)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月14日(木)付】



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5月13日(水)のつぶやき

2015年05月14日 01時42分10秒 | 日本

革心12/小説「新・人間革命」

2015年05月13日 07時48分02秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月13日(水)より転載】



【革心12】


 孫山中の故居に立って山本伸一は、孫文と宮崎滔天、梅屋庄吉ら日本人との、友情を思い起こしていた。                             

 孫文は、一八六六年(慶応二年)に清国広東省・香山県(後の中山市)に生まれた。少年期をハワイのホノルルで過ごし、帰国後は、香港西医書院(香港大学医学部の前進)で医学を学ぶとともに、革命思想に傾倒していく。

 ポルトガル領であったマカオで医師として開業するが彼の目は、疲弊し、病んだ祖国・中国(清国)の、息も絶え絶えな姿に向けられていった。清国は、八四年(明治十七年)に起こった、ベトナムの支配権をめぐるフランスとの戦い(清仏戦争)に敗れ、さらに、九四年(同二十七年)に始まった日清戦争にも負け、列強の脅威にさらされていた。                                   

 また、清国内では、満州族による支配が続き、多くの人民の生活は貧しかった。

 孫文は、白衣を脱ぎ捨て、革命のメスを手にした。清朝を打倒し、民主主義国家をつくって祖国を救おうと、九四年、ハワイで秘密政治結社・興中会を結成。広州での蜂起を計画するが、失敗し、日本に亡命したのである。彼は、日本の明治維新に、中国における革命のあるべき姿を見ていた。

 日本では、宮崎滔天をはじめ、多くの日本人が、彼に協力を惜しまなかった。住まいの面倒をみることから、運動の資金や生活費の援助も行っている。欧米列強がアジアを次々と侵食していくなかで、新しいアジアをつくろうとする孫文の理想に共感したのである。

 国家、民族を超え、壮大なロマンによって結ばれた、友情と信義の絆であった。崇高な志による人間の結合は、新しい時代を創造する新しい力となる。

 宮崎は、孫文と初めて会った時、その風貌に軽さを感じ、失望を覚えた。しかし、語り合うなかで、感嘆するのだ。そして、自らを反省し、こう記した。

 「いたずらに外貌によりてみだりに人を速断するの病あり。これがためにみずから誤り、また人を誤ること甚だ多し」


■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 宮崎滔天著『三十三年の夢』岩波書店
※ 主な参考文献
 鈴江言一著『孫文伝』岩波書店
 藤井昇三著『孫文の研究』勁草書房
 『世界の名著64 孫文 毛沢東』小野川秀美・責任編集 中央公論社




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地虫穴を出づ/今日の俳句 ≪第.1771号≫

2015年05月13日 06時13分43秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月13日(水)>◇


     ◆中部池田記念講堂新館が誕生◆


 中部池田記念講堂・新館の開館式が10日、名古屋市の同講堂・新館で盛大に行われた。

 新館は地上2階建てで、大小の礼拝室や法話室、会議室などを備える。名古屋戸田総県、名古屋常勝総県の中心会館となる。

 晴れの開館式では、熱田総愛知長のあいさつに続いて、各部の代表が開館の喜びを次々と語った。

 平山中部長は、これまで本部幹部会やSGI総会、中部総会などの諸行事が行われてきた同講堂の師弟共戦の歴史について言及。「“世界広布の電源地”から、新たな創価勝利の大道を開きゆこう」と呼び掛けた。

【聖教新聞:2015年5月12日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  東山はればれとあり地虫出づ
       日野草城



  楽鳴らす壁画百仏地虫出づ
       岡部六弥太



  とかげ出て腹温めをり座禅石
       邉見京子





※ 地虫穴を出づ・地虫出づ・蟻穴を出づ・蜥蜴でづ
 地中で冬眠していた虫や蜥蜴の類が春の暖かさで巣穴から出てくること。暦の上では啓蟄がその火にあたる。冬眠から覚めた虫の動きを見ると春の来た喜びが感じられる。
 個々の名をつけて「蟻穴を出づ」「蜥蜴出づ」などという場合が多い。
→啓蟄・蛇穴を出づ

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  「信心即生活」だ。

  わが使命の職場で

  断じて勝利の実証を!

  その土台を築くのは

  誠実であり努力だ。


        2015年5月13日

  


     ※☆*寸 鉄*※


全人類の平和を熱願する会長(SGI)の気迫に圧倒されたー学者(メキシコ)。師弟一体の前進

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「一句をも人にかたらん人は如来の使」。戦う心に無量の福徳。いざ挑戦!

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青年は真の思想の芽生えを持つー作家。皆が尊き使命の人。励まし伸ばせ

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スマホ使用の小中学生、睡眠不足の傾向と。健康守れ。ルール決め賢明に

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各地で大雨。河川増水・土砂災害に引き続き警戒。無冠の友よ無事故第一で







     ※名字の言※


黄金週間も終わり、心機一転、仕事に向かう人も多い。職場の新人も、“お客さん”の状態から、未熟ながらも一人の戦力として期待され始めるころだろう



仕事の基本は報告・連絡・相談の“ホウレンソウ”といわれる。報告・連絡はスピードと正確さが生命線。悪い報告ほど早く。そして“知ったかぶり”をせず、判断に迷うことは率直に相談することだ



だがホウレンソウは、一方的に求めるだけでは成功しない。大事なのは“受ける側”の姿勢。どんなに忙しくても、報告・相談に来た人と相対し、誠実に受け止める。“あなたの話を聞く以上に、今、重要なことはない”と態度で示す。そうすれば、何でも報告・相談する“文化”が根付いていく



次元は異なるが、御書を排すると、日蓮大聖人と門下たちには、常に緊密な報告・連絡・相談があったことが分かる。弟子から寄せられる多種多様な報告に、大聖人は一つ一つ、迅速かつ具体的に指導された。結果を「日蓮にきかせ給へ」(御書1173ページ)等と求められることも。問題が解決するまで心を離さず、励まし続けられた



人を育てるとは、責任を持つということである。そのためにも、“何でも話したい”と思われる人に。信頼が団結を生み、団結が人材を育てる基となる。
                          (潔)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月13日(水)付】



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