【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月26日(火)より転載】
【革心23】
「熱烈歓迎」(ローリエホワンイン)
楊浦区少年宮では、半ズボン・スカート姿の少年・少女たちが、ネッカチーフや花を振って、元気に訪中団一行を出迎えてくれた。
「謝謝!」(ありがとう!)
山本伸一、峯子をはじめ、一行も盛んに手を振って歓迎に応えた。
伸一は、「今日は、若いお友だちとお会いできて嬉しい」と言いながら、一人ひとりと握手していった。
十一歳という少年と少女が進み出て、伸一と峯子に言った。
「皆様の来訪を心から歓迎します」
「今日は、私たちが、ご案内します」
はきはきとした、ものおじしない、落ち着いた態度である。伸一は少女に語りかけた。
「どうもありがとう。お父さん、お母さんにも、よろしくお伝えください」
「はい!先生のお子さんは、何人いらっしゃいますか」
伸一は、ユーモアを交えて答えた。
「三人です。みんな男の子です。男ばかりなので、女の子がほしいんです。あなたを私の娘だと思っていいですか」
「はい、かまいません」
「それでは、お父さん、お母さんにも、ごあいさつに伺わないといけませんね。あなたのご一家は、どこに住んでいるんですか」
「この近くです」
「そうですか。でも、今日は、お伺いする時間が取れません。残念です」
すると、少女は、笑みを浮かべて言った。
「先生は、また上海においでになりますよね。その時は、ぜひ私の家に来てください」
「はい、あなたも、将来、きっと日本に来てください。大歓迎します」
「大きくなったら、必ず日本へ行きます」
「嬉しいです。待っています!」
自然な対話、心の触れ合いが、友好を育んでいく。伸一は、小さな胸にも、友好の種子を植えようと懸命であった。それは、やがて花を咲かせ、実を結ぶ時が必ず来るからだ。
☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡
、
【革心23】
「熱烈歓迎」(ローリエホワンイン)
楊浦区少年宮では、半ズボン・スカート姿の少年・少女たちが、ネッカチーフや花を振って、元気に訪中団一行を出迎えてくれた。
「謝謝!」(ありがとう!)
山本伸一、峯子をはじめ、一行も盛んに手を振って歓迎に応えた。
伸一は、「今日は、若いお友だちとお会いできて嬉しい」と言いながら、一人ひとりと握手していった。
十一歳という少年と少女が進み出て、伸一と峯子に言った。
「皆様の来訪を心から歓迎します」
「今日は、私たちが、ご案内します」
はきはきとした、ものおじしない、落ち着いた態度である。伸一は少女に語りかけた。
「どうもありがとう。お父さん、お母さんにも、よろしくお伝えください」
「はい!先生のお子さんは、何人いらっしゃいますか」
伸一は、ユーモアを交えて答えた。
「三人です。みんな男の子です。男ばかりなので、女の子がほしいんです。あなたを私の娘だと思っていいですか」
「はい、かまいません」
「それでは、お父さん、お母さんにも、ごあいさつに伺わないといけませんね。あなたのご一家は、どこに住んでいるんですか」
「この近くです」
「そうですか。でも、今日は、お伺いする時間が取れません。残念です」
すると、少女は、笑みを浮かべて言った。
「先生は、また上海においでになりますよね。その時は、ぜひ私の家に来てください」
「はい、あなたも、将来、きっと日本に来てください。大歓迎します」
「大きくなったら、必ず日本へ行きます」
「嬉しいです。待っています!」
自然な対話、心の触れ合いが、友好を育んでいく。伸一は、小さな胸にも、友好の種子を植えようと懸命であった。それは、やがて花を咲かせ、実を結ぶ時が必ず来るからだ。
☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡
、