和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

5月21日(木)のつぶやき

2015年05月22日 01時41分21秒 | 日本

革心19/小説「新・人間革命」

2015年05月21日 07時32分41秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月21日(木)より転載】

【革心19】

 中国訪問二日目となる九月十二日、訪中団一行は、宿舎の錦江飯店で、中日友好協会の孫平化秘書長らと共に朝食をとった。
 山本伸一と妻の峯子は、孫平化と円卓を囲んだ。孫の前には、焼いたメザシ、冷や奴、味噌汁などが並んでいた。
 円卓に着いた孫は、驚きの声をあげた。
 「おおっ、これは、メザシですね! そして、冷や奴! 味噌汁ではないですか!」
 峯子が、にこやかに微笑みながら答えた。
 「前回、中国を訪問させていただきました時に、孫先生は、日本に留学されていたお話をされ、メザシや、お豆腐の味が忘れられないと言われていたものですから……」
 伸一が、峯子の話を受けて語り始めた。
 「最初の中国訪問の時から、孫先生には、大変にお世話になってきました。私たちの感謝と御礼の気持ちを、どうやって表せばよいか、妻と話し合いました。
 そして、孫先生が、留学時代の日本での食事を、懐かしがっておられたことを思い出したんです。『では、日本から、メザシや豆腐などを持参して食事を作り、召し上がっていただこう』ということになったんです。
 これは、妻が作りました」
 「お口に合いますかどうか……」
 伸一と峯子は、そもそも、食材を持ち込むことができるのか、豆腐を崩さずに、どう運ぶかなど、真剣に語り合ったのである。
 「どうぞ、冷めないうちに、お召し上がりください」
 峯子に促され、孫は箸を手にした。好々爺そのものの顔で、メガネの奥の目を細め、嬉しそうにメザシを口に運んだ。
 「懐かしい味です。おいしい! 山本先生と奥様の真心が染み渡ります」
 「孫先生に、そこまでお喜びいただき、本当によかったです」
 伸一が、こう言って相好を崩した。
 それは、伸一と峯子の小さな気遣いであったが、そこには“心”があった。この真心の触れ合いこそ、“友好の魂”といえよう。

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蛍烏賊/今日の俳句 ≪第.1779号≫

2015年05月21日 06時55分58秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月21日(木)>◇


     ◆解説ワイド 平和安全法制◆
 


※ どのような事態にどう対処するのか


政府が今国会に提出した「平和安全法制」の関連法案は、存立危機事態などさまざまな事態ごとに自衛隊の活動を規定している。国民の命と平和な暮らしを守るため、「自衛隊はどのような事態にどう対処するのか」を解説する。


※ 法制整備の概要

「平和安全法制」の関連法案は、新規立法(新法)の「国際平和支援法案」と、自衛隊法改正案など10の法律の一部改正案を一つにまとめた「平和安全法制整備法案」の2法案からなる。内容別に整理すると、「日本の平和及び安全の確保」「国際社会の平和及び安全の確保」の2分野になる。


【日本の平和及び安全の確保】 グレーゾーンから重要影響事態、存立危機事態、武力攻撃事態まで、自衛隊が事態の深刻度に応じた対処ができるように隙間のない体制を構築した。武力攻撃事態に限られた自衛隊の武力行使を、日本への直接の武力攻撃ではない存立危機事態でも認めるため、他国防衛にならないよう新3要件を定めた。


【国際社会の平和及び安全の確保】 国連決議の下で活動中の外国軍隊に対し、自衛隊が後方支援をすることに関し、特措法で実施したこれまでの方式から、一般法の国際平和支援法案に基づく方式に変える。

PKOでは、日本の20年以上にわたる参加経験を踏まえ、保護を必要とする住民を守るための駆け付け警護を自衛隊に認める。


「平和安全法制」の関連法案

存立危機事態と武力攻撃事態

認められない他国防衛


※ 「自衛の措置」は日本防衛に限定

平和憲法の下で自衛隊に許される武力行使は、日本防衛のための「自衛の措置」に限られる。これが、これまでの政府の憲法9条解釈の根幹となる考え方だ。

今回の「平和安全法制」の関連法案も、この政府解釈に基づいて策定された。そのため「自衛の措置」はどこまでも日本防衛であり、もっぱら他国防衛を目的とするいわゆる集団的自衛権の行使は認められない。

「自衛の措置」は、日本への武力攻撃が発生した場合(武力攻撃事態)に発動できるが、今回、自衛隊法改正などで新設される存立危機事態でも発動を可能にする。

存立危機事態は「わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」(自衛隊法改正案)と定義された。

この「明白な危険」について政府は、国民に対して日本が武力攻撃を受けた場合と同様な深刻、重大な被害が及ぶことが明らかな状況と説明している。

このように存立危機事態は「わが国の存立」が脅かされるほどの深刻な事態であり、日本防衛の範囲内である。

ただし、武力攻撃事態と違い、いまだ日本への直接の武力攻撃が発生していない段階であるため、「自衛の措置」として武力行使を発動するための判断は厳格にする必要がある。

そのため公明党は、「自衛の措置」発動の新たな判断基準として新3要件【別掲】を定めるよう主張。その結果、新3要件は法案に過不足なく盛り込まれた。新3要件は「自衛の措置」が日本防衛に限られることを明確にし、他国防衛にならないための厳格な歯止めとなっている。


新3要件

重要影響事態

武力行使は許されず

周辺事態法改正案によって同法の名称は重要影響事態法案に変更される。これまでの周辺事態と重要影響事態との違いは何か。

周辺事態は「そのまま放置すればわが国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等わが国周辺の地域におけるわが国の平和と安全に重要な影響を与える事態」である。重要影響事態はこれから「わが国周辺の地域における」を削除した。

その理由は、近年の国際情勢の変化により、日本の平和に重要な影響を与える事態の発生地域をあらかじめ特定することが困難となったためだ。しかし、周辺事態も重要影響事態も日本の平和と安全に関わる事態であり、考え方の本質は変わらない。

重要影響事態で自衛隊が実施できる活動は、日米安保条約の目的達成に寄与する活動を行う米軍と、国連憲章の目的達成に寄与する活動を行う外国軍隊への後方支援(補給や輸送など)に限られる。武力行使や外国軍隊の武力行使と一体化する活動は許されない。


国際平和共同対処事態

国連決議があれば参加

国会承認は例外なく「事前」

国際平和共同対処事態は、新法の国際平和支援法案の中で新たに定められた。

支援法の目的は、国連決議の下で国際社会の平和と安全のために活動する外国軍隊(多国籍軍など)に対し、自衛隊による後方支援(補給や輸送など)を可能にすることだ。外国軍隊の活動が国際平和共同対処事態に当たれば、自衛隊による支援を認める。

国際平和共同対処事態を認定するためには、(1)国際社会の平和と安全を脅かす事態が発生している(2)その脅威を除去するため国際社会が国連憲章の目的に従って共同して対処している(3)日本が国際社会の一員として主体的・積極的に寄与する必要がある―ことが必要。

自衛隊派遣は公明党の主張で法案に盛り込まれた、自衛隊の海外派遣の3原則【別掲】の下で実施される。派遣の正当性確保のため、外国軍隊の活動を認める国連決議が絶対条件であり、国会の「例外なき事前承認」も必要だ。当然のことだが、憲法9条は海外での武力行使を禁じているため、自衛隊は武力行使や外国軍隊の武力行使と一体化する活動はできない。

国連決議の下で活動する外国軍隊を自衛隊が支援した例として、2001年の9.11米国同時多発テロを契機としたテロ対策支援がある。

当時、こうした活動をする外国軍隊への自衛隊派遣を認める法律がなく、テロ対策特別措置法(特措法)を制定して外国軍艦への洋上給油などを実施した。

事態が発生した後に特措法で対応するこれまでの方式から、今回、一般法(恒久法)の国際平和支援法案によって対応する方式に変更する。

一般法にすることで、自衛隊は日頃から訓練や準備ができるだけでなく、国際平和共同対処事態が発生した場合、国連や各国との調整、現地調査などが可能になり、自衛隊にふさわしい役割、任務を適切に選ぶことが可能になる。


海外派遣の3原則
(1)国際法上の正当性の確保   
(2)国民の理解と国会関与など民主的統制
(3)自衛隊員の安全確保


その他の体制整備

PKO協力

国連平和維持活動(PKO)協力法を改正し、保護を必要とする住民やNGO職員などを守るための駆け付け警護を認める。そのため、原則として要員の生命防護のために認められた武器使用に加え、任務遂行型の武器使用も可能にする。ただし、正当防衛と緊急避難を除いて、人に危害を加えてはならないため、自衛隊が武装集団の掃討作戦をすることはできない。

また、国連が設置したPKOではなく、国際社会(例えば欧州連合)が実施するPKO類似の活動についても、PKO参加5原則【別掲】の下で参加する。

※ グレーゾーン

国籍不明の武装集団による離島への不法上陸や、公海上での日本の民間船舶に対する攻撃など、日本に対する武力攻撃とは言えないまでも、警察や海上保安庁では手に余る侵害(グレーゾーン事態)が想定される。

この場合、警察や海保を応援するため、自衛隊の海上警備行動などが迅速に発令できるよう、電話による閣議決定を可能にする。法改正ではなく運用の改善で対応する。


PKO参加5原則
(1)紛争当事者間の停戦合意の成立
(2)紛争当事者のPKO派遣への同意
(3)PKOの中立性の確保
(4)(1)~(3)のいずれかが満たされない場合には、部隊を撤収
(5)武器の使用は、要員の生命防護のための必要最小限度のものを基本


【公明新聞:2015年5月20日(水)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150520_17003



     ※今日の俳句※



  真夜中の港を煌と蛍烏賊
       菖蒲あや



  蛍烏賊見に行く舟に月も佳し
       高田風人子



  まついかも今宵なげきの火を振らん
       金尾梅の門




※ ホタルイカ科の軟体動物。日本近海の深海に棲み、体表に発光器を持ち、三~六月、産卵のため沿岸に集まって光を発するのでこの名がある。海上に蛍烏賊の光が明滅するさまは美観を呈する。富山湾の蛍烏賊は特に有名で、蛍烏賊群遊海面は国の特別天然記念物に指定されている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  信心の体験は

  百万言の理論に勝る。

  わが歓喜と確信を

  生き生きと語ろう!

  そこに偉大な触発が!


        2015年5月21日


  


     ※☆*寸 鉄*※


学会の運動は人々の胸を打ち人生の価値を創造ー学者(アメリカ)。人間世紀の開拓者

     ◇

島根「女性の日」。山光の太陽の友は朗らか!婦女一体で幸福の花園を拡大

     ◇

恩師「折伏は広宣流布を誓った人間の必須条件」後継の青年よ打って出よ

     ◇

ただ生きるのが善ではなく良く生きることが善ー哲人(セネカ)。広布は大善の軌道

     ◇

気温上昇に伴い食中毒が増加。食品の加熱・殺菌・手洗いー予防策しっかり






     ※名字の言※


東京のある青年は、幼いころ、父には“三つの顔”があると思っていた。一つは父親の顔。一つは、自営店で働く顔。三つ目が「座談会の顔」である



父親としての顔は実直そのもの。店主のそれは明朗快活。だが最も魅力的に映ったのは、座談会に参加している時の顔だった。子どものように無邪気に笑い、得意の“オヤジギャグ”を連発しながら、時には体験談に涙する。幼心に「学会は温かい所だな」と感じたという



米国の社会学者レイ・オルデンバーグは、自宅と職場での役割から開放される「サードプレイス(第三の場)があってこそ、人間として心豊かな生活ができると訴えた。その“場”の条件に(1)地位や身分、年齢に関係なく誰でも受け入れる(2)主たる活動は楽しい会話(3)そこには常連がいて、新来者と常連の交流が場に活力を与えているーー等を挙げた(『サードプレイス』忠平美幸訳、みすず書房)                              



学会の座談会の特徴そのものである。自宅と職場の往復に、物足りなさを感じている人は多いはず。世代を問わず、何でも語り合える座談会のような場は、現代の要請でもある



池田名誉会長は、座談会の意義を「希望と確信ある人生を勝ちゆくための強き発条(ばね)」と。この素晴らしい集いから、幸の花づなを広げよう。


                 (之)                                                           





【聖教新聞:2015年(平成27年)5月21日(木)付】



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5月20日(水)のつぶやき

2015年05月21日 01時43分34秒 | 日本

革心18/小説「新・人間革命」

2015年05月20日 07時09分04秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月20日(水)より転載】

【革心18】

 孫中山故居から宿舎の錦江飯店に戻った山本伸一たち一行は、上海市の関係者が主催する歓迎宴に出席した。

 あいさつした伸一は、北京からわざわざ駆けつけてくれた、中日友好協会の孫平化秘書長の労に、深い感謝の意を表するとともに、「日中平和友好条約」の締結という大きな歴史の節に、中国を訪問できた喜びを語り、胸中の決意を披瀝した。

 「今回の訪中を、新段階における日中友好の『金の橋』を、永遠に崩れないものとするための、本格的な第一歩としてまいる所存でございます」

 さらに、一昨年六月に「中国上海京劇団」が訪れた創価大学には、中国の未来を担う留学生も学んでおり、また、周総理を偲ぶ「周桜」も記念植樹されていることを述べ、こう話を続けた。

 「もし、周総理がご健在であれば、どれほどか、『日中平和友好条約』を喜ばれたことでありましょう。その条約は、遂に、調印されました。しかし、日中の平和と友好を築き上げるという私たちの目的は、まだ達成されたわけではありません。

 『画餅に帰す』との言葉があります。絵に描いた餅は食べられないことから、考えや計画が失敗に終わることをいいます。

 条約は、調印されたとしても、これまでの諸先生方のご苦労を偲び、その条約の文言に血を通わせていかなくては、条約は一枚の紙と同じことになってしまいます。

 断じて、そうさせてはならない。

 私どもは、日中の友好こそが、アジアの平和、世界平和の大きなカギになることを知っております。新しい時代の、新しい出発のために、誠心誠意、力を尽くし、世々代々にわたって、日中友好の永遠の流れを開いてまいります」

 伸一は、文化・教育の交流をもって、人びとの相互理解と信頼を育み、心を結び合わせようとしていた。それこそが、万代の平和の礎であると確信していたからである。




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栄螺(さざえ)/今日の俳句 ≪第.1778号≫

2015年05月20日 06時33分09秒 | 今日の俳句




◇<2015年(平成27年)5月20日(水)>◇


◆音楽隊・鼓笛隊 神戸 函館 福山でパレード◆
 
  
 音楽隊・鼓笛隊が17日、各地で前進の調べを轟かせた。 
 兵庫音楽隊(山下広行隊長)は、第45回「神戸まつり」でパレード。神戸市の主要道路であるフラワーロードを、団結光る100人の隊列で行進した。
 北海道・函館市で開かれた第46回「箱館五稜郭祭」では、函館吹奏楽団(兼平慎吾楽団長)が熱演。五稜郭公園へと続く道のりを、勇気と希望の音色で彩った。
 広島の音楽隊(岸本正孝隊長)と鼓笛隊(平井幸恵部長)は、福山市の「福山ばら祭2015」に出演。華麗な演技・演奏で「21世紀のマーチ」などを届け、平和への思いが込められた伝統行事に花を添えた。

◆各地で隊員会も

 創価の楽雄・音楽隊の隊員会が、各地で意気高く開かれた。
 本年、結成55周年を迎える東北音楽隊の隊員会は17日、宮城・多賀城文化会館で。同隊は東日本大震災後、被災地の会館や避難所で希望の音律を響かせてきた。昨年は「宮城無名合唱団」が誕生した。
 集いでは、未来部の友らが学会歌「誓いの青年よ」を力強く演奏。上村東北隊長は「一人一人の〝心の復興〟へ、励ましの妙音を奏で続けよう」と語った。桑原音楽隊書記長が励ました。
 北陸(竹田清志隊長)の隊員会は同日、石川平和会館で行われた。
 関西(永井大介隊長)の方面県隊長会は16日、大阪市の関西文化会館で開催され、野中音楽隊長が「師の指針を胸に、広布躍進の新たな力に」と訴えた。

【聖教新聞:2015年5月19日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  己煮る壷を立てたる栄螺かな
       百合山羽公



  どう置いても栄螺の殻は安定す
       加倉井秋を



  磯桶に栄螺ころばせ三国海女
       池内ひろむ




※ リュウテン科の巻貝。殻質は重厚で拳状。太い角状突起がある。角が発達しているのは外海に棲むもので、内湾などに棲むものは角がない。刺身や和え物などにして食すが、壷焼きが最も知られている。
→壷焼 

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  新たなる躍進へ

  具体的な目標を持て!

  挑戦を続けゆく中に

  自身の成長があり

  生命の充実がある。


        2015年5月20日


  


     ※☆*寸 鉄*※


座談会たけなわ!感動の体験あり、挑戦の決意あり。全員主役の対話広場

     ◇

岩手「女性の日」「青年部の日」。皆様の歩みが福光の大道に。幸の理想郷を

     ◇

「ほめられぬれば我が身の損ずるをも・かへりみず」。人材は励ましで育め

     ◇

「行き詰まったら原点に戻れ」牧口先生。信心は無敵の力。祈りから始めよ

     ◇

昼夜の気温差大きく。体調管理に呉々も留意を。新たな勝利へ生き生きと





     ※名字の言※


小さな虫を食べて生きてきた1匹のさそり。ある日、いたちに襲われ、井戸に飛び込んだ



溺れゆく中で、さそりは思った。“自分は今までいくつの命をとったのか。なのに、いたちに潔く身をささげられず、むなしく命を捨てるとは”。そして祈った。“この身を皆の幸せのために使いたい”。さそりは真っ赤な火と燃え、闇を照らす星となった。宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』にある話だ



全ての命は、他の命とのつながりの中で生きている。誰かの役に立ちたいと願い、それを喜びとする心は、この命の在り方、歴史と深く結び付いているのだろう                      



愛知のある地区部長は、母の死を機に50歳で入会した。信心強盛だった母。どんな活動をしているかは知らなかった。しかし彼は、座談会に参加し、自分のこと以上に相手を思いやる学会員の姿勢に衝撃を受けた。“自分本位に生きるのはやめよう”と誓い、発心した。入会17年の今、同志のために動くことが「何より幸せ」と言う



日蓮大聖人は、仏法の三世の生命観の上から「喜とは自他共に喜ぶ事なり」(御書761ページ)と示された。どんな苦難にも消えず、生涯、わが身を包み続ける幸福は、他者に尽くし、分かち合って喜びの中にこそある。それを体得できるのが学会活動である。



                 (靖)                                                           





【聖教新聞:2015年(平成27年)5月20日(水)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



栄螺(さざえ)/今日の俳句 ≪第.1778号≫

2015年05月20日 06時29分36秒 | 今日の俳句




◇<2015年(平成27年)5月20日(水)>◇


◆音楽隊・鼓笛隊 神戸 函館 福山でパレード◆
 
  
 音楽隊・鼓笛隊が17日、各地で前進の調べを轟かせた。 
 兵庫音楽隊(山下広行隊長)は、第45回「神戸まつり」でパレード。神戸市の主要道路であるフラワーロードを、団結光る100人の隊列で行進した。
 北海道・函館市で開かれた第46回「箱館五稜郭祭」では、函館吹奏楽団(兼平慎吾楽団長)が熱演。五稜郭公園へと続く道のりを、勇気と希望の音色で彩った。
 広島の音楽隊(岸本正孝隊長)と鼓笛隊(平井幸恵部長)は、福山市の「福山ばら祭2015」に出演。華麗な演技・演奏で「21世紀のマーチ」などを届け、平和への思いが込められた伝統行事に花を添えた。

◆各地で隊員会も

 創価の楽雄・音楽隊の隊員会が、各地で意気高く開かれた。
 本年、結成55周年を迎える東北音楽隊の隊員会は17日、宮城・多賀城文化会館で。同隊は東日本大震災後、被災地の会館や避難所で希望の音律を響かせてきた。昨年は「宮城無名合唱団」が誕生した。
 集いでは、未来部の友らが学会歌「誓いの青年よ」を力強く演奏。上村東北隊長は「一人一人の〝心の復興〟へ、励ましの妙音を奏で続けよう」と語った。桑原音楽隊書記長が励ました。
 北陸(竹田清志隊長)の隊員会は同日、石川平和会館で行われた。
 関西(永井大介隊長)の方面県隊長会は16日、大阪市の関西文化会館で開催され、野中音楽隊長が「師の指針を胸に、広布躍進の新たな力に」と訴えた。

【聖教新聞:2015年5月19日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  己煮る壷を立てたる栄螺かな
       百合山羽公



  どう置いても栄螺の殻は安定す
       加倉井秋を



  磯桶に栄螺ころばせ三国海女
       池内ひろむ




※ リュウテン科の巻貝。殻質は重厚で拳状。太い角状突起がある。角が発達しているのは外海に棲むもので、内湾などに棲むものは角がない。刺身や和え物などにして食すが、壷焼きが最も知られている。
→壷焼 

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  新たなる躍進へ

  具体的な目標を持て!

  挑戦を続けゆく中に

  自身の成長があり

  生命の充実がある。


        2015年5月20日


  


     ※☆*寸 鉄*※


座談会たけなわ!感動の体験あり、挑戦の決意あり。全員主役の対話広場

     ◇

岩手「女性の日」「青年部の日」。皆様の歩みが福光の大道に。幸の理想郷を

     ◇

「ほめられぬれば我が身の損ずるをも・かへりみず」。人材は励ましで育め

     ◇

「行き詰まったら原点に戻れ」牧口先生。信心は無敵の力。祈りから始めよ

     ◇

昼夜の気温差大きく。体調管理に呉々も留意を。新たな勝利へ生き生きと





     ※名字の言※


小さな虫を食べて生きてきた1匹のさそり。ある日、いたちに襲われ、井戸に飛び込んだ



溺れゆく中で、さそりは思った。“自分は今までいくつの命をとったのか。なのに、いたちに潔く身をささげられず、むなしく命を捨てるとは”。そして祈った。“この身を皆の幸せのために使いたい”。さそりは真っ赤な火と燃え、闇を照らす星となった。宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』にある話だ



全ての命は、他の命とのつながりの中で生きている。誰かの役に立ちたいと願い、それを喜びとする心は、この命の在り方、歴史と深く結び付いているのだろう                      



愛知のある地区部長は、母の死を機に50歳で入会した。信心強盛だった母。どんな活動をしているかは知らなかった。しかし彼は、座談会に参加し、自分のこと以上に相手を思いやる学会員の姿勢に衝撃を受けた。“自分本位に生きるのはやめよう”と誓い、発心した。入会17年の今、同志のために動くことが「何より幸せ」と言う



日蓮大聖人は、仏法の三世の生命観の上から「喜とは自他共に喜ぶ事なり」(御書761ページ)と示された。どんな苦難にも消えず、生涯、わが身を包み続ける幸福は、他者に尽くし、分かち合って喜びの中にこそある。それを体得できるのが学会活動である。



                 (靖)                                                           





【聖教新聞:2015年(平成27年)5月20日(水)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



5月19日(火)のつぶやき

2015年05月20日 01時42分54秒 | 日本

革心17/小説「新・人間革命」

2015年05月19日 13時20分06秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月19日(火)より転載】

【革心17】

 孫中山故居の参観を終えた山本伸一の一行は、中庭に出た。そこには、木々が茂り、青々とした芝生が広がっていた。一行は芝生に腰を下ろし、しばし懇談の機会をもった。

 山本伸一は、訪中団の青年たちに視線を注ぎながら語り始めた。

 「孫文先生の生き方のなかには、天道という考え方が確立されていた。

 たとえば、人間を抑圧することは、天に逆らうことであり、それに抵抗することは、天に従って行動しているとする考え方だ。この天道に従うという考えのもとに、革命を組み上げていった。だから、そこには、自分を律する力が働き、困難に屈しない力が湧く。

 “法”が根本になければ、結局は、崇高な理想を掲げた運動も欲望に蝕まれ、頓挫してしまう。いかなる革命も、人間革命なくしては、本当の意味で成就することはできない」

 孫文は、訴えている。

 「革命事業をなすには、どんなことから始めたらよろしいのか。それにはまず、自分の心の中からはじめ、自分がこれまでもっていた良くない思想・習慣や性質、野獣性、罪悪性や一切の不仁不義な性質をすべて取り除かなければなりません」(注1)

 さらに、こんな言葉も残している。

「ただ、われらは、中国の改革と発展を、既に自らの責任と定めているのだ。何があろうと、生ある限り、その心を断じて死なせない。失敗しても落胆せず、困難に遭っても後退してはいけない。全身全霊を注いで勇往邁進していく。世界の進歩の潮流と合致し、『善は栄え、悪は滅びる』という天の法則に則るならば、最後は必ずや成功を勝ち取ることができる」(注2)

 それはまさに、仏法という生命の法理のもと、世界の平和と人類の幸福の実現、すなわち広宣流布をわが使命として立ち上がった、創価の同志の生き方、確信に通じよう。

 私利私欲、立身出世といった“小物語”を超え、人びとのため、世界のためという“大物語”を編むなかに、人生は真実の輝きを放つ。


■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注1 「陸軍軍官学校開校演説」(『孫文選集 第2巻』所収)庄司荘一訳、社会思想社
 注2 「トウ沢如および南洋国民党員への書簡」(『孫中山全集 第3巻』所収」中華書局(中国語)



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蛤(はまぐり)/今日の俳句 ≪第.1777号≫

2015年05月19日 06時54分43秒 | 今日の俳句


◇<2015年(平成27年)5月19日(火)>◇


◆アメリカ・ボストン近郊 池田国際対話センター ナチス追及の首席検察官 フェレンツ氏と懇談会◆

 
 寛容、慈悲、融和の心を語る創価の運動に期待

 私は人類を信じる――理性は獣の論理に勝つ

 第2次世界大戦におけるナチス・ドイツの戦争犯罪人を裁いた「ニュルンベルク継続裁判」で首席検察官を務めたベンジャミン・フェレンツ氏が4月30日、アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ市の池田国際対話センター(リチャード・ヨシマチ代表)を訪問。同センターのスタッフと約1時間半にわたり、懇談会を行った。

 元米軍兵士である氏は大戦中、ヨーロッパで従軍。その後、軍の戦争犯罪捜査部門に移り、ナチスが行った残虐行為の証拠収集の任にあたった。1947年、27歳でニュルンベルク継続裁判の首席検察官となり、ナチスの親衛隊や保安部高官ら22人に対する裁判を担当した。

 以来、“実効性のある国際法を確立しない限り、いずれホロコーストを生んだ残酷な精神性が人類を滅ぼす危険がある”との信念から精力的に研究や執筆活動に取り組み、国際刑事裁判所(ICC)の設立にも貢献。95歳となった現在も、国際法の整備に情熱を傾けている。

 96年には、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでの池田SGI(創価学会インタナショナル)会長の講演に出席し、その後もSGIと交流を続けてきた。この日も冒頭、SGI会長との出会いを述懐。SGI会長が“どうか平和のために戦い続けていただきたい”と呼び掛け、氏が「共に戦い続けましょう」と応じたエピソードを紹介した。


【聖教新聞:2015年5月18日(月)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  蛤を掴んで沖つ波を見し
       太田鴻村



  蛤を採る腰波のたゝみ来る
       川田朴子



  蛤焼く汐の香焦がし塩焦がし
       平良雅景




※ マルスダレガイ科の二枚貝。北海道南部から九州にかけて分布。淡水が流入する内湾などの砂泥域に生息する。日本人には古くから馴染みがあり、三重県桑名市の焼き蛤は有名。また貝殻も美しく、平安時代から貝合わせに用いられてきた。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  会合の前後の

  訪問激励が大切だ。

  一人一人の悩みや

  意見に耳を傾けよ!

  その一波が万波となる。


        2015年5月19日

  


     ※☆*寸 鉄*※


人類の生存には精神の変革が必要ー主席検察官(フェレンソツ)。人間革命の潮流をさらに

     ◇

創価学会常住御本尊の記念日。世界広宣流布誓う師弟一体の祈りは万年に

     ◇

熊本の日。火の国に輝く創価家族の連帯(スクラム)を見よ!次なる勝利へ堂々先駆を

     ◇

「苦しいことがあっても明朗であれ」恩師。たくましき楽観主義者に栄冠

     ◇

脱「子どもの貧困」、各県の目標設定進まずと。未来見据え政治が主導せよ






     ※名字の言※


天才と呼ばれる外国人指揮者の公開リハーサルを見た。日米合同の青少年オーケストラと共に、“音”を丁寧につくっていく



「歌を歌うように演奏するんだよ」「今の音じゃ救急車みたいだ。もっと紳士的に」「ここは掛け合いだ。君が『イエス』と言ったら、相手が『ノー』と言うように!」--指示は特別なものではなく、ユーモアを交えながら、子どもたちがイメージできるよう、具体的なものだった



何事であれ、人びとに理解できる言葉でなければ伝わらない。仏法の深遠な法理についても、それは同じだ。御書をひもとけば、誰もが仏法の力を理解できるよう、数多くの譬喩が用いられている



今月の本部幹部会で、ケニアのマスミ・オダリ総合婦人部長の信仰体験に心を揺さぶられた人も多いだろう。日本から約1万1000キロも離れたアフリカの地で、最悪の夫を亡くしながらも女手一つで3人の子どもを後継者に育て上げた勝利のドラマーーどんな言葉よりも信仰の力を雄弁に語っていた



一人一人の信仰体験は、多くの人に勇気と希望を与える「妙法の力を表す譬喩」と、池田名誉会長は語る。広宣流布は体験をつかみ、語ることで加速する。今週は座談会の週。にぎやかに信仰の実感を語り合い、幸福の調べを広げよう。


                 (側)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月19日(火)付】



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5月18日(月)のつぶやき

2015年05月19日 01時42分43秒 | 日本

大阪都構想実現せず 反対多数 - Y!ニュース (2015年5月18日(月)掲載) news.yahoo.co.jp/pickup/6160340 #大阪都構想


『安倍演説で半狂乱になった韓国?』室谷克実 AJER2015.5.8(13) goo.gl/6NhnZo


ブログを更新しました。 『『安倍演説で半狂乱になった韓国①』室谷克実 AJER2015.5.8(13)』
ameblo.jp/hirokiwai/entr…



革心16/小説「新・人間革命」

2015年05月18日 07時56分02秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月18日(月)より転載】

【革心16】


 北京に向かった孫文の体は、既に病に侵されていた。一九二五年(大正十四年)三月、彼は、北京で五十八歳の生涯を閉じる。

 彼の最後の言葉とされるのが、「現在、革命、なおいまだ成功せず」(注)である。悪と戦い続けることが、革命の道である。

 孫文亡きあと、国民党右派の蒋介石は、国民革命軍総司令となるが、共産党との対立姿勢を明らかにし、南京に国民政府を樹立。第一次国共合作は崩れ去ったのである。

 孫文の妻、宋慶齢は、夫の死後、国民党の中央執行委員となった。彼女の妹・宋美齢は、蒋介石の妻である。しかし、宋慶齢は、ソ連との協力、共産主義の容認という孫文の政策を貫くことを訴え、蒋介石に抗議している。

 三一年(昭和六年)、満州事変が起こる。

 宋慶齢は、国民党と共産党は、互いに協力して抗日戦を展開すべきであると、国共合作を強く主張。日中戦争を機に第二次国共合作が成る。だが、戦後は両者の争いが激化し、中国は内戦状態になっていった。そして、国民党は共産党に敗れ、蒋介石は台湾に去る。                               

 宋慶齢は、孫文の志を受け継ぐ道を、共産党に見いだしていた。

 四九年(同二十四年)の中華人民共和国誕生後は、中央人民政府副主席、国家副主席を努めるなど、新生・中国を支えてきた。

 彼女は、山本伸一の第四次訪中の時には、既に八十五歳の高齢であったが、全人代常務委員会副委員長に就いており、国家を代表する存在として活躍していたのである。



 九月十一日夕刻、伸一は、孫中山故居を見学しながら、同行のメンバーに語った。

 「なぜ、国民党は、共産党に敗れたのか。さまざまな要素があったと思うが、人民の支持を得られなかったことだ。国民党には、幹部が私腹を肥やすなど、腐敗、堕落が横行していた。人びとは、そうした姿に失望し、心が離れていった。革命の理想を体現するのは人だ。人間の生き方がすべてだよ」






■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「遺嘱」(『孫文選集 第3巻』所収)林要三訳、社会思想社
※ 主な参考文献
 鈴江言一著『孫文伝』岩波書店
 藤井昇三著『孫文の研究』勁草書房
 『世界の名著64 孫文 毛沢東』小野川秀美・責任編集 中央公論社
 イスラエル・エプシュタイン著『宋慶齢』久保田博子訳、サイマル出版会




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蜆(しじみ)/今日の俳句 ≪第.1776号≫

2015年05月18日 06時30分29秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月18日(月)>◇


◆大阪都構想の住民投票、1万741票差で反対多数◆

橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が掲げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日に行われ、1万741票差で反対が多数となった。都構想は廃案となり、大阪市は政令指定市として存続する。
橋下氏は同日夜の記者会見で政界引退の意向を表明。安倍政権がめざす憲法改正への戦略も含め、今後の国政の動きに大きな影響を与えそうだ。当日有権者数は210万4076人で、投票率は66・83%だった。

特集:大阪都構想
 今回の住民投票は2012年に成立した大都市地域特別区設置法に基づき、今年3月に大阪府、大阪市の両議会で承認された都構想案(特別区設置協定書)への賛否が問われた。
大阪市をなくし、市の仕事を新設する五つの特別区と府に分けて、市と府の二重行政解消をめざした。反対派は、指定市が持っていた権限や財源が府に吸い上げられ、住民サービスが低下すると批判してきた。

 結果判明後の記者会見で、橋下氏は敗因について「僕自身に批判もあるが、都構想をしっかり説明しきれなかった。力不足だ」と説明した。
今後の身の振り方については「市長任期まではやるが、それ以降は政治家をやりません」と述べ、政界から退く考えを正式に表明。12月の任期満了までは市長を続ける一方、次の市長選には立候補しない意向だ。

 安倍晋三首相との距離が近く、憲法改正に前向きな橋下氏の看板政策が住民投票で否定されたことは、政権にとっても大きな誤算。橋下氏が最高顧問を務める維新の党がより一層、野党色を強めるとみられ、後半国会の最大の焦点である安全保障関連法案の審議で厳しい局面もありそうだ。

 首相がめざす憲法改正への影響も大きい。来夏の参院選後に改憲を発議するには、衆参各院で「3分の2」以上の賛成が必要で、維新の協力は不可欠。だが、橋下氏が退くことで維新の党勢自体が衰える可能性もあり、首相は戦略の練り直しを迫られそうだ。

■「権力者は使い捨てがいい」

 「自分なりには、悔いのない政治家としての人生をやらせてもらった」

 橋下市長は17日深夜、大阪市内のホテルで記者会見を開き、時折笑顔も浮かべながら2時間近く語った。住民投票の結果を「大変重く受け止める」とし、これまで対立もあった大阪府と市の職員の協力にも触れ「有意義な活動をさせてもらい、ありがたかった」と感謝の言葉を重ねた。

 政界引退の真意について繰り返し問われたが、「政治家は僕の人生から終了です」と断言。「僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。権力者は使い捨てがいい」と語った。

【朝日新聞デジタル:2015年5月18日(月)付】
http://www.asahi.com/articles/ASH5K0377H5JPTIL01W.html



     ※今日の俳句※



  からからと鍋に蜆をうつしけり
       松根東洋城



  砂抜きの出刃差し入れて蜆桶
       成田智世子



  工場の塀ぎは濡らし蜆売
       沢木欣一





※ 蜆貝・真蜆・紫蜆・蜆取・蜆舟・蜆掻・蜆売
 シジミガイ科の二枚貝。汽水域に棲む大和蜆と淡水に棲む真蜆・瀬田蜆が主な種類である。大きさは三~四センチで、殻表はいずれも黒色。
 島根県宍道湖の大和蜆は有名。また瀬田蜆は琵琶湖の特産。蜆汁にして食べるのが、最も一般的。
→土用蜆(夏)


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※今週のことば※



  草創の先輩たちの

  開拓闘争に学べ!

  勇気が慈悲に通ずる。

  折伏精神みなぎる

  座談会を朗らかに!


        2015年5月18日

  


     ※☆*寸 鉄*※


対話傘ね平和築く会長(SGI)に私達も続こうー市議(ブラジル)。時代の潮流つくる民衆運動

     ◇

「秋田の日」50周年。誓願に生きる日本海の雄よ輝く実証で拡大の先駆を

     ◇

「悪知識を捨てて善友に親近せよ」。学会活動こそ成長と幸福への直道也

     ◇

「感謝は高潔な魂の証」作家(イソップ)。報恩の志は前進の原動力。勝利の人生歩め

     ◇

違法ブラック企業を公表へー厚労省。劣悪な労働環境の改善へ政治よ動け




     ※名字の言※


戦時中、空襲が続く東京。17歳の青年が、焼け残った工場の壁に白墨で自作の詩を、自分の名を記さずに書きとどめた。当時は皆、白墨を持ち歩いた。何かあった際、自分の居場所を書き残し、連絡を取り合うためだ。



後で、その壁を見ると、詩の最後に数人の筆跡で言葉が寄せてあった。「この詩の通りだ」「感動した。よくぞ歌った」。詩の作者の池田名誉会長はこの体験を通し、つづっている。「何もかも破壊され尽くした廃墟の街にあって、一つの青春の詩、一つの青春の言葉が広げゆく、生命と生命との共鳴は、なお健在であった」(『人生の座標』グラフ社)



「言葉」には時間や距離を超えて「結ぶ」「つなぐ」力がある。最愛の母を亡くした婦人部員。「お題目の功力は絶対だよ」との、生前の母の言葉を抱き締め、題目を重ねるが、悲しみは消えない。そんな時、東日本大震災が起き、縁もゆかりもない他県に非難した



婦人は、地元の同志に支えられ、共に信心に励む中で、住まいも仕事も決まり、希望の未来をつなぐことができた。「一番苦しい時、母の言葉のままに生きた功徳かな」



5月18日は語呂合わせで「ことばの日」という。生き抜く力の源となる言葉、人の心を結ぶ言葉を持てる人は幸福である。


                 (城)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月18日(月)付】



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