和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

革心23/小説「新・人間革命」

2015年05月26日 07時44分01秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月26日(火)より転載】

【革心23】


 「熱烈歓迎」(ローリエホワンイン)

 楊浦区少年宮では、半ズボン・スカート姿の少年・少女たちが、ネッカチーフや花を振って、元気に訪中団一行を出迎えてくれた。

 「謝謝!」(ありがとう!)

 山本伸一、峯子をはじめ、一行も盛んに手を振って歓迎に応えた。

 伸一は、「今日は、若いお友だちとお会いできて嬉しい」と言いながら、一人ひとりと握手していった。

 十一歳という少年と少女が進み出て、伸一と峯子に言った。

 「皆様の来訪を心から歓迎します」

 「今日は、私たちが、ご案内します」

 はきはきとした、ものおじしない、落ち着いた態度である。伸一は少女に語りかけた。

 「どうもありがとう。お父さん、お母さんにも、よろしくお伝えください」

 「はい!先生のお子さんは、何人いらっしゃいますか」

 伸一は、ユーモアを交えて答えた。

 「三人です。みんな男の子です。男ばかりなので、女の子がほしいんです。あなたを私の娘だと思っていいですか」

 「はい、かまいません」

 「それでは、お父さん、お母さんにも、ごあいさつに伺わないといけませんね。あなたのご一家は、どこに住んでいるんですか」

 「この近くです」

 「そうですか。でも、今日は、お伺いする時間が取れません。残念です」

 すると、少女は、笑みを浮かべて言った。

 「先生は、また上海においでになりますよね。その時は、ぜひ私の家に来てください」

 「はい、あなたも、将来、きっと日本に来てください。大歓迎します」

 「大きくなったら、必ず日本へ行きます」

 「嬉しいです。待っています!」

 自然な対話、心の触れ合いが、友好を育んでいく。伸一は、小さな胸にも、友好の種子を植えようと懸命であった。それは、やがて花を咲かせ、実を結ぶ時が必ず来るからだ。



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薄暑/名字の言 ≪第.1784号≫

2015年05月26日 06時20分11秒 | 今日の俳句



薄暑/名字の言 ≪第.1784号≫
◆アメリカ創価大学で第11回卒業式 創立者・池田大作SGI会長が祝福のメッセージ:2015年 5月25日◆


   「希望の光」で世界を照らせ
   ノーベル平和賞ジョディ・ウィリアムズ氏が講演
   来賓・家族ら1000人が出席
   14カ国106人が晴れの門出


 【アリソビエホ22日】アメリカ創価大学(SUA)の第11回卒業式が22日午後(現地時間)、カリフォルニア州オレンジ郡アリソビエホ市にある同大学の創価芸術センターで行われた。これには創立者の池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長が祝福のメッセージを贈り、混迷の度を増す世界にあって、勇敢に「平和の大道」を開き、「希望の光」を広げていってほしいと念願した。式典では、ノーベル平和賞受賞者のジョディ・ウィリアムズ氏が記念講演。ハブキ学長はじめ理事や教職員、支援者、卒業生の家族、同窓生ら約1000人が出席し、晴れの門出を祝した。(2・3面に関連記事、記念講演は後日掲載。記事=谷口伸久、写真=井〓伸明)

 「親愛なる11期生の仲間へ」
 式典で、卒業生の代表としてあいさつに立ったアイシャニ・クラナさんは、最後に自作の詩を高らかに読み上げた。
 「きょう 我々は世界に/106人の卒業生を輩出するのではない/106通りの変革の物語を 世に問うのだ/我らの胸中にSUAの精神がある限り/その日はそう遠くない/どこへ行こうとも 世界の果てまで/その地をSUAのごとく 創ってゆける日は」
 割れんばかりの拍手と歓声。場内は総立ちとなって、賛同の拍手が鳴りやまない。
 「全員の思いが全て詰まったスピーチでした」。ある卒業生は涙を浮かべて語った。
 晴れの卒業を迎えたのは、アメリカ、メキシコ、ドミニカ共和国、韓国、インドなど14カ国から集った106人。どの顔も決意と喜びに満ちている。
 掉尾を飾ったのは、在学生が卒業生に贈る「希望の光」の合唱。創立者が作詞・作曲し、11期生が入学した2011年8月に発表された歌である。
 
 ♪希望の光は
  今ここに
  若き情熱を
  燃やしゆく
  我らの心の中にある
   
 4年間を思い返すように、耳を傾ける卒業生。皆、学問との格闘の日々の中で、不屈の心を培ってきた。


【SEIKYO online:2015年5月25日(月)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html



     ※今日の俳句※



  嵯峨豆腐買ふ客ならび薄暑かな
       村山古郷



  朝すでにほろびのひかり湖薄暑
       山上樹実雄



  山頂に童児走れば薄暑光
       飯田龍太



※ 薄暑・薄暑光
 初夏の候の少し暑さを覚えるくらいになった気候。涼風や木陰を欲する心持ちがかすかに動き始める。
→暑し。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  本紙の拡大に奮闘する

  全ての皆様に最敬礼!

  聖教は「人間の機関紙」。

  活字と写真の力で

  社会に希望の陽光を!
  

        2015年5月26日





     ※☆*寸 鉄*※


東京富士美で「レオナルド展」。本邦初公開の国宝(イタリア)も。人間復興(ルネサンス)の光輝今に

     ◇

広島県女性の日。友情が平和の第一歩。新しい友と心通う対話を朗らかに

     ◇

歴史は人間自ら創造するものー中国学者。「私の勝利」こそ偉大な広布史

     ◇

「悦んで云(いわ)く本(もと)より存知の旨なり」。苦難こそ信心の試金石。大確信の炎で

     ◇

大卒就職率4年連続増、高卒23年ぶり高水準と。更なる雇用改善へ支援を






     ※名字の言※


「レオナルドとミケランジェロという両巨匠の壁画については、それが未完成の失われたものとはいえ、史家によって何度でも新しい再構成の試みがなされねばならぬものである」



国際美術史学会副会長の田中英道氏は、著書『フォルモロジー研究』(美術出版社)にこう書いた。西洋美術史上、夢のような競演である。「幻の壁画」を再構成する試みが、5世紀を超える時を経て、東京富士美術館の展覧会で実現した



イタリア・ルネサンスを代表する2大巨匠は何を描こうとしていたのか。壁画は完成を見ることなく放棄され、壁画の元となる原画も失われ、残された模写画や素描などから推測するしかない。この興味深い壁画の謎を、展覧会は、解き明かしていく



関係者によれば、レオナルドが描いた「アンギアーリの戦い」は、“戦争画の分岐点”という。「静止画が動画になったような大転換でした。視覚革命である。また、軍旗を争って騎兵がもつれ合う熾烈な光景を通し、「戦争の残虐性を伝える」とも。レオナルド自身、戦争する人間を「残酷無慈悲なる怪物」と喝破した



今回の展覧会が「幻の壁画」を解明する第一歩となることを祈りつつ、500年の時を超えてよみがえる“巨匠のメッセージ”に真摯に向き合いたい。(側)


【聖教新聞:2015年(平成27年)5月26日(火)付】



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5月25日(月)のつぶやき

2015年05月26日 01時42分39秒 | 日本

.@akinano86 さんの @YouTube 動画を高く評価しました: youtu.be/_7tkGQZ4S7s?a 地球大進化~46億年

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次の @YouTube 動画を高く評価しました: youtu.be/XhKStAVpuDc?a ハッブル宇宙望遠鏡で探る銀河の謎 Part4 U0 q

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次の @YouTube 動画を高く評価しました: youtu.be/b6bgoUNtqsE?a 【海外の反応】

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革心22/小説「新・人間革命」

2015年05月25日 07時35分11秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月25日(月)より転載】

【革心22】

 人民公社の随所に、白地に赤い文字や、あるいは、赤地に白い文字で、スローガンが大書されていた。

 上海の空港にも、「世界人民大団結万歳」と書かれていたが、人民公社にも、同じスローガンが掲げられていた。

 山本伸一の目を引いたのは、「華国鋒主席と共に新しい長征を始めよう」という意味のスローガンであった。

 中国では、文化大革命にピリオドを打ち、華国鋒主席と共に開始する「四つの現代化」を、「新しい長征」ととらえていたのである。

 伸一は、人民公社で働く青年に尋ねた。

 「あなたにとって、『新しい長征』とは、何をすることですか」

 すかさず答えが返ってきた。

 「この人民公社での仕事を通して、現代化を支えることです。人民のために、働き、努力し、工夫し、人びとの暮らしを豊かなものにすることです。

 私たちの世代は、長征に参加することはできませんでした。しかし、今、人民に尽くそうと、武器を工具に替えて戦っています。そこに、〝長征の精神〟があると思います」

 清らかな瞳の青年であった。

 「すばらしい決意です。崇高な心です。感嘆しました。未来は、あなたたち青年の双肩にかかっています。健闘を期待します」

 伸一は、こう言うと、訪中団のメンバーに語った。

 「これから中国は、大発展していくよ。青年が真剣だもの。現代化に対する皆の覚悟を感じるもの」

 その国の未来を知りたければ、青年と語ればよい。青年に、人びとのため、社会のために尽くそうという決意はあるか。向上しようという情熱はあるか。努力はあるか――それが、未来のすべてを雄弁に語る。

 この十二日の午後には、一行は、上海の楊浦区少年宮を訪問した。少年宮は、少年少女のための課外活動の施設で、上海には、各区に、それぞれ少年宮があるという。



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白魚/〈名誉会長〉随筆 ≪第.1783号≫

2015年05月25日 06時40分17秒 | 今日の俳句
【SEIKYO online:2015年5月15日付】
http://www.seikyoonline.jp/president/members/essay/1218004_1925.html


……〈22〉世界宗教への飛翔……


今 昇りゆく人間主義の太陽
「一人立て!」そして「一人を大切に!」


 万歳を
  同志《とも》と叫ばむ
   五月晴れ
  さらに続けよ
    前進勝利を


 尊き団結の奮闘で「五月三日」を凱旋で飾った
 我らは、勇気凜々と新たな前進を開始した。
 共々に出発しよう!
 創価の師弟は、永遠に前へ前へ進むのだ。
 「私は続けるだろう」とは、ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ビンチが晩年に記した言葉だ。
 偉大な創造は「続ける」中にある。
 偉大な勝利も「戦い続ける」中にこそある。


大願は世界広布
 日蓮大聖人は「終には一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし」(御書816㌻)と仰せになられた。
 今月、SGI(創価学会インタナショナル) の春季研修では、世界65カ国・地域から270人もの同志が、勇んで集ってくれた。
 これは、SGIメンバーがいる192カ国・地域の実に3分の1にもあたり、五大陸すべてから、宿縁深き友が一同に会したのである。
 私も、東京・信濃町の総本部で、皆さん方とお会いすることができた。本当に嬉しかった。
 また研修会と呼応し、40年前にSGIが結成された原点の地グアムのリーダーたちが、早くも次の結成50周年への出発を期して、はつらつと来日してくれた。
 さらに30年前、四国の徳島県で共に忘れ得ぬ歴史を刻んだ、ブラジル広布の功労者「徳島会」の代表も、阿仏房と千日尼の如き求道の心で、広宣流布大誓堂での誓願勤行会に参加された。
 皆が法華経の行者であり、地涌の菩薩である。それぞれの誓いの国土で、希望の太陽となり、励ましの太陽となって、幸福と平和の光を広げに広げているのだ。
 我らは「大法弘通」へ、「慈折広宣流布」へ、一丸となって邁進する、異体同心のスクラムだ。


自分から始まる
 大聖人が願われた通り世界宗教の大光は、ここに燦然と輝いている。
 世界宗教へ飛翔しゆく大切な力はまず「一立たつ」精神である。
 自らの仏性に目覚め、広宣流布の使制に決然と「一人立つ」勇者がいれば、新たな変革の波が起こる。自分が変われば、地域が変わり、世界が変わるのだ。
 一人ひとりの生命の尊厳と平等を説き切った大哲学があるからこそ、いかなる試練にも屈せず、「一人立つ」力を信じ抜くことができる。
 御書には、「日蓮一人・南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経等と声もをしまず唱うるなり」(同328㌻)、また「地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり」(同1359㌻)等々、幾度となく「日蓮一人」とお認《したた》めである。
 御自身が一人立ち、戦い続けてこられたのだ。その上で「わたうども(和党共)二陣三陣つづきて」(同911㌻)と後継の弟子が陸続と立ち上がることを確信されていた。
 一人から一人へ、師匠から弟子へ、そして師子と師子の連帯へ!──この広宣流布の大道を、寸分違わず進まれたのが戸田城聖先生であった。
 先生は戦時中、巣鴨の東京拘置所の独房で作られた「同志の歌」に、こう詠まれている。
 「妙法流布の 大願を 高くかかげて 独り立つ」
 ここに広宣流布を誓願とし、永遠の使命とした学会精神の根本がある。
 と同時じに、先生は熱願された。「捨つる命は 惜しまねど 旗持つ若人 何処《いずこ》にか」「競うて来たれ 速やかに」と。
 今、日本全国、そして全世界で、いよいよ勢いをまして「旗持つ若人」が一人また一人と、立ち上がっている。若き地涌の菩薩が満を持して躍り出る、世界広宣流布の躍進が始まっているのだ。


一対一の対話で
 次に、「一人を大切にする」ことを、世界宗教の条件に挙げたい。
 誰も掛け替いのない生命でみる。誰もが生老病死の苦悩を抱えた人間である。今この時を地球で生きる仲間である。
 上も下もない。貧富や貴賤の差などない。
 「生命」を基準にした時、誰もが一対一で向き合うことができる。
 この一対一の対話を、最も尊い人間修行としたのが、法華経である。
 「能く竊《ひそ》かに一人《いちにん》の為めにも、法華経の乃至一句を説かば、当《まさ》に知るべし、是の人は則ち如来の使いにして、如来に遣わされて、如来の事を行ず」(創価学会版法華経357㌻)
 一人のため、あの友のために、真剣に法華経を語る人こそが「如来の使い」と言われるのだ。
 世界広布といっても、その最前線は、いずこの国でも、一対一の対話ではないか。いつでも、どこでも、誰でも、目の前に苦しんでいる人がいれば、親身に声をかける。悩みを聞き、共に泣き、共に祈り、共に喜び合う。
 この「一人を大切にする」人間主義の行動が、あらゆる人に無条件に開かれているところに、創価学会が世界に広がった理由があるのだ。
 私が対談したトルコ出身の文化人類学者ヤーマン博士は、ある一つの国や地域で生まれた宗教が「世界宗教」になりうるには、「対話」が大切だと強調された。
 「対話を通して、異なる文化の奥に普遍のヒューマニズムが脈打つことを知るべきです」
 ヤーマン博士は、わがSGIメンバーが、それぞれの地域で、ヒューマニズムの啓発の対話を重ねていることを称賛してくださった。
 「創価学会の平和への挑戦は、劇的であり、この長年にわたる挑戦自体が偉大な達成である」と。


生命を守る慈愛
 さらに世界宗教の条件は、生命の大地たる母たち、女性たちを中心に、幸福を創り出していくことではないだろうか。
 御聖訓には、「母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり」(御書585㌻) と仰せである。
 仏の慈悲は、遠くにあるのではない。母の慈愛の振る舞いの中にある。生命を守り育む女性の心で、万人を平等に照らしていくことこそが、平和の拡大なのだ。
 「お母さん」と呼ぶだけで、心が温かくなる。母が笑うと、周りにも笑顔と安心が広がる。
 5月10日「母の日」、大聖人御聖誕の天地で勝ち進む千葉県の友と、SGIの研修メンバーとの交流交歓会が行われた。
 多くの地域の友人たちも交えた、世界市民の語らいの真ん中に輝いていたのも‘、創価の太陽たる母たちである。
 母が語る信仰体験ほど胸を打つものはない。
 創立の父・牧口常三郎先生は、「今までの宗教は観念論ばかりで実験証明はなかった」と喝破された。そして、妙法の力によって、わが生命を蘇生させた同志の体験談の発表を「ダイヤモンド」と讃えられたのである。
 婦人部を中心に、現実の生活で幸福の現証を勝ち取り、その体験を語り合う。これが万国共通の広布伸展の波動である。
 今年の「SGIの日」記念提言で、私は、国境や世代を超えたエンパワーメント(内発的な力の開花) の連鎖を築く取組みとして、SGIの体験談運動を紹介した。
 千差万別の苦悩を打開してきた、創価の体験談の輪の中にこそ、万人を包むことのできる同苦の温もりがある。誰人をも蘇らせていく勇気と希望の熱がある。
 いよいよ、6月には、婦人部総会。7月には、青年部を主体に創価体験談大会も行われる。
 私たちは、縁する友と「どんな宿命も絶対に転換できる」と励まし合い、一緒に感激のドラマを創りながら、人間革命の大歓喜の連帯を広げていきたい。


信心で勝つ!
 60年前の5月3日、両国の旧国技館で開催された総会で、戸田先生は、“民衆救済の方程式たる広宣流布を断行するのだ”と師子吼なされた。
 そして、その直後から、足立支部などの会合で、もったいなくも御本尊は“幸福製造機”なりと譬えつつ、人生打開の信心の力を訴えられた。
 御本尊根本の強盛な信心によって、満々たる生命力を湧き出《いだ》し、自他共の幸福をつかみ切っていけと叫ばれたのである。
 我らには絶対勝利の信心がある! この決定した信仰こそ、広宣流布の原動力にほかならない。
 さあ、打って出よ!
 広布と人生の試練の山々を、一つ、また一つ、不屈の負けじ魂と麗しき異体同心の団結で乗り越えて、晴れやかに勝利の握手を交わすのだ!
 創価の師弟が21世紀の前進の目標と掲げてきた2030年──学会創立100周年は、今、育ちゆく青年部・未来部が担い立つ晴れ舞台である。
 黄金の明日を開こう。わが愛弟子たちよ、民衆の希望と輝く、仏法の人間主義の太陽を生命に燃やし、日本中、世界中で乱舞してくれ給え!


 胸を張り
  誓いの大地に
    立ち上がれ
  世界広布の
    足音 響かせ



<レオナルドの言葉は田中英道著『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(講談社)から>






     ※今日の俳句※



  白魚にすゞしさの眼のありにけり
       石橋秀野



  白魚の水より淡く掬はるゝ
       田畑美穂女



  白魚のさかなたること略しけり
       中原道夫



※ 白魚・しらを・白魚網・白魚舟・白魚漁・白魚汲む・白魚火
 シラウオ科の回遊魚で体長約10センチ。淡水の混じる沿岸域や汽水湖に生息し、生後一年たつと海から河口に入って産卵する。この産卵期に四つ手編や刺し網で獲る。ハゼ科の素魚とよく混同されるが別種。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  友情を開くのは

  「勇気」の一言だ。

  心を通わせ

  地涌の友をつくろう!

  共に幸福の大道を。
  

        2015年5月25日





     ※☆*寸 鉄*※


創価大学(アメリカ)で卒業式。使命深き友の飛翔を世界が待つ。社会貢献の人生貫け

     ◇

副役職の友が元気な組織は大発展。「長」と心一つに桜梅桃李の活躍堂々と

     ◇

「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」御書。心と心結ぶ歓喜の対話を

     ◇

「脳卒中週間」。6~8月に増加。疑いがあれば一分一秒でも早く専門家へ

     ◇

海の生物(プランクトン)は11万種ー従来の研究の10倍超と。生命の可能性とロマンは無限










     ※名字の言※


ロシアのノーベル文学賞作家・ショーロホフ氏が、池田名誉会長に語った。長い人生になると「いろいろな出来事の色彩が薄くなり、嬉しかったことも、悲しかったことも、一切合切、遠くに過ぎ去っていきます」と



確かに、喜びも悲しみも、時とともに、その多くは色あせ、消え去る。それでも、「生命に消えない」と名誉会長は訴えている



3度の脳出血から蘇生した多宝会の壮年がいる。当初、ほとんどの記憶を失ったが、車の運転は体が覚えていた。それを心強く思った妻は“夫が大好きなラーメンを味わえば、何かを思い出すのでは”と思い、2人で各地を食べ歩く。だが、それは徒労におわった



夫妻は諦めなかった。命の奥深くに刻んだ信心の思い出は残っているとの確信で、広布の草創を共にした同志の元へ。すると、久々の再会だったが話は弾み、夫の記憶が次々とつながっていったという。それだけでなく、顔つきまで変わり、元気もみなぎってきた



壮年にとって、人生の使命を教えてくれたこの信仰は、生きる意味そのものであり、過去、現在、未来にわたる道標なのだ。「今生人界の思出」(御書467ページ)を築きゆく人生の尊さに、頭を垂れずにはいられない。   (代)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月25日(月)付】



彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



白魚/〈名誉会長〉随筆 ≪第.1783号≫

2015年05月25日 06時39分34秒 | 今日の俳句
【SEIKYO online:2015年5月15日付】
http://www.seikyoonline.jp/president/members/essay/1218004_1925.html


……〈22〉世界宗教への飛翔……


今 昇りゆく人間主義の太陽
「一人立て!」そして「一人を大切に!」


 万歳を
  同志《とも》と叫ばむ
   五月晴れ
  さらに続けよ
    前進勝利を


 尊き団結の奮闘で「五月三日」を凱旋で飾った
 我らは、勇気凜々と新たな前進を開始した。
 共々に出発しよう!
 創価の師弟は、永遠に前へ前へ進むのだ。
 「私は続けるだろう」とは、ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ビンチが晩年に記した言葉だ。
 偉大な創造は「続ける」中にある。
 偉大な勝利も「戦い続ける」中にこそある。


大願は世界広布
 日蓮大聖人は「終には一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし」(御書816㌻)と仰せになられた。
 今月、SGI(創価学会インタナショナル) の春季研修では、世界65カ国・地域から270人もの同志が、勇んで集ってくれた。
 これは、SGIメンバーがいる192カ国・地域の実に3分の1にもあたり、五大陸すべてから、宿縁深き友が一同に会したのである。
 私も、東京・信濃町の総本部で、皆さん方とお会いすることができた。本当に嬉しかった。
 また研修会と呼応し、40年前にSGIが結成された原点の地グアムのリーダーたちが、早くも次の結成50周年への出発を期して、はつらつと来日してくれた。
 さらに30年前、四国の徳島県で共に忘れ得ぬ歴史を刻んだ、ブラジル広布の功労者「徳島会」の代表も、阿仏房と千日尼の如き求道の心で、広宣流布大誓堂での誓願勤行会に参加された。
 皆が法華経の行者であり、地涌の菩薩である。それぞれの誓いの国土で、希望の太陽となり、励ましの太陽となって、幸福と平和の光を広げに広げているのだ。
 我らは「大法弘通」へ、「慈折広宣流布」へ、一丸となって邁進する、異体同心のスクラムだ。


自分から始まる
 大聖人が願われた通り世界宗教の大光は、ここに燦然と輝いている。
 世界宗教へ飛翔しゆく大切な力はまず「一立たつ」精神である。
 自らの仏性に目覚め、広宣流布の使制に決然と「一人立つ」勇者がいれば、新たな変革の波が起こる。自分が変われば、地域が変わり、世界が変わるのだ。
 一人ひとりの生命の尊厳と平等を説き切った大哲学があるからこそ、いかなる試練にも屈せず、「一人立つ」力を信じ抜くことができる。
 御書には、「日蓮一人・南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経等と声もをしまず唱うるなり」(同328㌻)、また「地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり」(同1359㌻)等々、幾度となく「日蓮一人」とお認《したた》めである。
 御自身が一人立ち、戦い続けてこられたのだ。その上で「わたうども(和党共)二陣三陣つづきて」(同911㌻)と後継の弟子が陸続と立ち上がることを確信されていた。
 一人から一人へ、師匠から弟子へ、そして師子と師子の連帯へ!──この広宣流布の大道を、寸分違わず進まれたのが戸田城聖先生であった。
 先生は戦時中、巣鴨の東京拘置所の独房で作られた「同志の歌」に、こう詠まれている。
 「妙法流布の 大願を 高くかかげて 独り立つ」
 ここに広宣流布を誓願とし、永遠の使命とした学会精神の根本がある。
 と同時じに、先生は熱願された。「捨つる命は 惜しまねど 旗持つ若人 何処《いずこ》にか」「競うて来たれ 速やかに」と。
 今、日本全国、そして全世界で、いよいよ勢いをまして「旗持つ若人」が一人また一人と、立ち上がっている。若き地涌の菩薩が満を持して躍り出る、世界広宣流布の躍進が始まっているのだ。


一対一の対話で
 次に、「一人を大切にする」ことを、世界宗教の条件に挙げたい。
 誰も掛け替いのない生命でみる。誰もが生老病死の苦悩を抱えた人間である。今この時を地球で生きる仲間である。
 上も下もない。貧富や貴賤の差などない。
 「生命」を基準にした時、誰もが一対一で向き合うことができる。
 この一対一の対話を、最も尊い人間修行としたのが、法華経である。
 「能く竊《ひそ》かに一人《いちにん》の為めにも、法華経の乃至一句を説かば、当《まさ》に知るべし、是の人は則ち如来の使いにして、如来に遣わされて、如来の事を行ず」(創価学会版法華経357㌻)
 一人のため、あの友のために、真剣に法華経を語る人こそが「如来の使い」と言われるのだ。
 世界広布といっても、その最前線は、いずこの国でも、一対一の対話ではないか。いつでも、どこでも、誰でも、目の前に苦しんでいる人がいれば、親身に声をかける。悩みを聞き、共に泣き、共に祈り、共に喜び合う。
 この「一人を大切にする」人間主義の行動が、あらゆる人に無条件に開かれているところに、創価学会が世界に広がった理由があるのだ。
 私が対談したトルコ出身の文化人類学者ヤーマン博士は、ある一つの国や地域で生まれた宗教が「世界宗教」になりうるには、「対話」が大切だと強調された。
 「対話を通して、異なる文化の奥に普遍のヒューマニズムが脈打つことを知るべきです」
 ヤーマン博士は、わがSGIメンバーが、それぞれの地域で、ヒューマニズムの啓発の対話を重ねていることを称賛してくださった。
 「創価学会の平和への挑戦は、劇的であり、この長年にわたる挑戦自体が偉大な達成である」と。


生命を守る慈愛
 さらに世界宗教の条件は、生命の大地たる母たち、女性たちを中心に、幸福を創り出していくことではないだろうか。
 御聖訓には、「母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり」(御書585㌻) と仰せである。
 仏の慈悲は、遠くにあるのではない。母の慈愛の振る舞いの中にある。生命を守り育む女性の心で、万人を平等に照らしていくことこそが、平和の拡大なのだ。
 「お母さん」と呼ぶだけで、心が温かくなる。母が笑うと、周りにも笑顔と安心が広がる。
 5月10日「母の日」、大聖人御聖誕の天地で勝ち進む千葉県の友と、SGIの研修メンバーとの交流交歓会が行われた。
 多くの地域の友人たちも交えた、世界市民の語らいの真ん中に輝いていたのも‘、創価の太陽たる母たちである。
 母が語る信仰体験ほど胸を打つものはない。
 創立の父・牧口常三郎先生は、「今までの宗教は観念論ばかりで実験証明はなかった」と喝破された。そして、妙法の力によって、わが生命を蘇生させた同志の体験談の発表を「ダイヤモンド」と讃えられたのである。
 婦人部を中心に、現実の生活で幸福の現証を勝ち取り、その体験を語り合う。これが万国共通の広布伸展の波動である。
 今年の「SGIの日」記念提言で、私は、国境や世代を超えたエンパワーメント(内発的な力の開花) の連鎖を築く取組みとして、SGIの体験談運動を紹介した。
 千差万別の苦悩を打開してきた、創価の体験談の輪の中にこそ、万人を包むことのできる同苦の温もりがある。誰人をも蘇らせていく勇気と希望の熱がある。
 いよいよ、6月には、婦人部総会。7月には、青年部を主体に創価体験談大会も行われる。
 私たちは、縁する友と「どんな宿命も絶対に転換できる」と励まし合い、一緒に感激のドラマを創りながら、人間革命の大歓喜の連帯を広げていきたい。


信心で勝つ!
 60年前の5月3日、両国の旧国技館で開催された総会で、戸田先生は、“民衆救済の方程式たる広宣流布を断行するのだ”と師子吼なされた。
 そして、その直後から、足立支部などの会合で、もったいなくも御本尊は“幸福製造機”なりと譬えつつ、人生打開の信心の力を訴えられた。
 御本尊根本の強盛な信心によって、満々たる生命力を湧き出《いだ》し、自他共の幸福をつかみ切っていけと叫ばれたのである。
 我らには絶対勝利の信心がある! この決定した信仰こそ、広宣流布の原動力にほかならない。
 さあ、打って出よ!
 広布と人生の試練の山々を、一つ、また一つ、不屈の負けじ魂と麗しき異体同心の団結で乗り越えて、晴れやかに勝利の握手を交わすのだ!
 創価の師弟が21世紀の前進の目標と掲げてきた2030年──学会創立100周年は、今、育ちゆく青年部・未来部が担い立つ晴れ舞台である。
 黄金の明日を開こう。わが愛弟子たちよ、民衆の希望と輝く、仏法の人間主義の太陽を生命に燃やし、日本中、世界中で乱舞してくれ給え!


 胸を張り
  誓いの大地に
    立ち上がれ
  世界広布の
    足音 響かせ



<レオナルドの言葉は田中英道著『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(講談社)から>






     ※今日の俳句※



  白魚にすゞしさの眼のありにけり
       石橋秀野



  白魚の水より淡く掬はるゝ
       田畑美穂女



  白魚のさかなたること略しけり
       中原道夫



※ 白魚・しらを・白魚網・白魚舟・白魚漁・白魚汲む・白魚火
 シラウオ科の回遊魚で体長約10センチ。淡水の混じる沿岸域や汽水湖に生息し、生後一年たつと海から河口に入って産卵する。この産卵期に四つ手編や刺し網で獲る。ハゼ科の素魚とよく混同されるが別種。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  友情を開くのは

  「勇気」の一言だ。

  心を通わせ

  地涌の友をつくろう!

  共に幸福の大道を。
  

        2015年5月25日





     ※☆*寸 鉄*※


創価大学(アメリカ)で卒業式。使命深き友の飛翔を世界が待つ。社会貢献の人生貫け

     ◇

副役職の友が元気な組織は大発展。「長」と心一つに桜梅桃李の活躍堂々と

     ◇

「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」御書。心と心結ぶ歓喜の対話を

     ◇

「脳卒中週間」。6~8月に増加。疑いがあれば一分一秒でも早く専門家へ

     ◇

海の生物(プランクトン)は11万種ー従来の研究の10倍超と。生命の可能性とロマンは無限










     ※名字の言※


ロシアのノーベル文学賞作家・ショーロホフ氏が、池田名誉会長に語った。長い人生になると「いろいろな出来事の色彩が薄くなり、嬉しかったことも、悲しかったことも、一切合切、遠くに過ぎ去っていきます」と



確かに、喜びも悲しみも、時とともに、その多くは色あせ、消え去る。それでも、「生命に消えない」と名誉会長は訴えている



3度の脳出血から蘇生した多宝会の壮年がいる。当初、ほとんどの記憶を失ったが、車の運転は体が覚えていた。それを心強く思った妻は“夫が大好きなラーメンを味わえば、何かを思い出すのでは”と思い、2人で各地を食べ歩く。だが、それは徒労におわった



夫妻は諦めなかった。命の奥深くに刻んだ信心の思い出は残っているとの確信で、広布の草創を共にした同志の元へ。すると、久々の再会だったが話は弾み、夫の記憶が次々とつながっていったという。それだけでなく、顔つきまで変わり、元気もみなぎってきた



壮年にとって、人生の使命を教えてくれたこの信仰は、生きる意味そのものであり、過去、現在、未来にわたる道標なのだ。「今生人界の思出」(御書467ページ)を築きゆく人生の尊さに、頭を垂れずにはいられない。   (代)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月25日(月)付】



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5月24日(日)のつぶやき

2015年05月25日 01時40分44秒 | 日本

次の @YouTube 動画を高く評価しました: youtu.be/-2VDwqoHDmc?a 【嫌韓感情アップグレード編】

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エジプト発掘  ピラミッドはこうして造られた goo.gl/Z4f4bj


ブログを更新しました。 『エジプト発掘  ピラミッドはこうして造られた』
ameblo.jp/hirokiwai/entr…



鱒/今日の俳句 ≪第.1782号≫

2015年05月24日 06時59分24秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月24日(日)>◇


◆マレーシアにSGI東南アジア研修センター 明年の完成へ 晴れやかに起工式◆

 マレーシア創価学会の「SGI(創価学会インタナショナル)東南アジア研修センター」の起工式が3日午前、マレー半島南端の都市・ジョホールバル市内の建設地で晴れやかに開催された。
 これには池田大作SGI会長が祝福のメッセージを贈り、「良き市民としての自覚を胸に、『地域を照らす灯台』『アジアを照らす太陽』として、大きく信頼と友情の輪を広げていってください」と念願した。
 同センターは2階建て。礼拝室、事務室、会議室などを備える。
 創価の人間主義の哲学を社会に発信し、平和・文化・教育運動を推進する拠点として、明2016年の完成と11・18「学会創立記念日」のオープンを目指す。
 起工式では、許錫輝理事長が、新センター建設の槌音とともに、地域社会に貢献し、平和の大道を誇り高く進もうと呼び掛けた。その後、鍬入れ式が行われた。
 引き続き同日午後には、5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」記念の勤行会がジョホール文化会館で盛大に開かれた。
 新センター建設の喜びに燃えるジョホール方面の壮年部・婦人部の合唱団が「世界広布の歌」「母」を高らかに歌い上げた。
 周健龍方面長のあいさつに続き、欧婉冰婦人部長が題目根本に、互いに励まし合い、幸福の連帯を築こうと力説。許理事長が広布の使命に生きる友を心からたたえた。

【聖教新聞:2015年5月23日(土)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html





     ※今日の俳句※



  鍋洗ふ前紅鱒の列通る
       野村泊月



  鱒生れて班雪(はだれ)ぞ汀なせりける
       石田波郷



  餌をせりて水盛りあぐる鱒の群
       村上冬燕



※ 鱒・本鱒・川鱒・紅鱒・姫鱒
 サケ目サケ科に属するうち鱒の名がつく魚の総称。多くは本鱒とも呼ばれる桜鱒をいう。鮭のように降海する桜鱒は体長が約六〇センチになり、体側部に黒色の斑点を持つ。
 五月ごろ産卵のために母川に回帰する。また河川陸封型の桜鱒が山女で、降海型に比べ体も小振り。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  まずリーダーが

  殻を破る挑戦を!

  率先垂範の行動による

  勇気と歓喜の波動が

  同志を鼓舞する!
  

        2015年5月24日





     ※☆*寸 鉄*※


学会員は精神の価値を高める新たな時代の旗手ー博士(インド)。草の根対話勇んで

     ◇

「愛知広布原点の日」30周年。堅塁の柱の同志は意気軒昂!偉大な歴史刻め

     ◇

会合に集う人は千人が千人、必ず幸福の軌道にー恩師。座談会から出発!

     ◇

青年よ“可もなく不可もなく”は不可だ。広布の大目標へ猛然と勝ち捲れ

     ◇

大震災からの復興の経験を世界に発信ー内閣府。防災減災を人間の連帯で





     ※名字の言※


花粉症のピークも過ぎマスクも終わりと思いきや、近年、「だてマスク」が流行とのこと。表情を隠し、対人関係を避けたい心理からという。この現象に、人間関係を築く力の低下を指摘する声もある



ある講演で講師が、女の子が車にひかれ、その横を何人も通り過ぎる映像を流した。“私なら必ず助けると思う人は?”と呼び掛けると、聴講者の大半が挙手した。次に、アフリカでは疫病で多くの子が命を落としているのに、なぜ無関心でいられるのかと問いかけた。                      



『闘うための哲学書』(小川仁志・菅野稔人著、講談社現代新書)は、二つのケースで起こる感情の違いを考える鍵は「顔」にあると論じていた。もしアフリカの子どもの「顔」を見れば、助けたいという感情が起こるのでは、と



関東のある学生部員は、一人の友人の元に何度か足を運び、やっと合えた。友人は涙を流して、進路や家庭の悩みを打ち明けてくれた。以前から彼のことを祈ってはいたが、涙を思い出すと、“必ず幸せに!”と、祈りは一段と深くなった。心通う対話の末、友人は入会したという



“顔の見える語らい”には、人の心をつなぐ力が秘められている。信頼と友好の言葉で社会を潤す、創価の「草の根の対話」。その意義は、ますます大きい。


                 (江)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月24日(日)付】



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5月23日(土)のつぶやき

2015年05月24日 01時41分41秒 | 日本

革心21/小説「新・人間革命」

2015年05月23日 05時28分07秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月23日(土)より転載】

【革心21】


 十二日、朝食を済ませた山本伸一の一行は、上海の中心部から十五キロほどのところにある、周西人民公社を参観した。

 一行が到着すると、公社の人たちは銅鑼を打ち鳴らし、子どもたちは風船や花を手に持って歓迎してくれた。

 「山本先生が、中日友好に尽力されたことを、皆、知っているんです」

 孫平化が、伸一に言った。

 周西人民公社は、およそ五千戸、一万八千人ほどからなっているという。白い綿をつけた畑や青々と穂が育つ水田、野菜畑が広がっていた。一行は、水利施設、縫製工場、農業機械工場、病院などの諸施設に案内された。

 現代化に向かい、皆、喜々として働いていた。なかでも若い女性たちの姿が目立った。トラクターなど、農業機械の部品を作る工場でも、男性に互して、はつらつと仕事に取り組んでいる。公社の関係者によれば、中国では、いたるところに女性が進出し、上海の街を走るトロリーバスの運転手はもとより、空軍のパイロットにも女性がいるという。

 伸一は、未来を展望する時、女性の社会進出は、とどめることのできない時代の趨勢であろうと思った。

 日本にとっても、社会のあらゆる分野で女性の能力を生かしていくことは、極めて重要なテーマとなる。そのためにも、制度をはじめ、女性が働きやすい環境づくりが求められることはいうまでもない。

 そして、その根本の第一歩こそ、男性の意識改革であろう。

 従来の「女性は家にいて家事をこなし、子育ては女性が行うもの」という発想も、転換が迫られる時代を迎えたといってよい。

 時とともに生活様式など、さまざまな事柄が、大きく変わっていく。変化、変化のなかで人は生きていかざるを得ない。

 ゆえに、自身の観念や、これまでの経験にばかり固執するのではなく、変化への対応能力を磨いていくこといが、よりよく生きるための不可欠な要件となる。


■ 小説『新・人間革命』
 ※ 語句の解説
 中国で、一九五八年(昭和三十三年)以来、生産部門と行政部門が一体化した。独自の農村の機構。八二年(同五十七年)の新憲法で解体した。

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諸子/今日の俳句 ≪第.1781号≫

2015年05月23日 05時10分20秒 | 今日の俳句



◇<2015年(平成27年)5月23日(土)>◇


◆太平洋の宝石・パラオ共和国が池田大作SGI会長夫妻を顕彰◆
 
     世界の調和への献身に感謝
     大統領が署名 世界平和新時代賞
     パラオ「族長会議」から人道平和賞

 “太平洋の宝石”と光るパラオ共和国から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に「世界平和新時代賞」、同国の族長会議から「人道平和賞」が贈られた。これらは、SGI会長夫妻の両国友好と、長年にわたる世界平和への貢献をたたえたもの。
 二つの証書はSGI会長の第3代会長就任55周年となった5月3日を記念して、同国のレメンゲサウ大統領、族長会議のアイバドール大族長、レクライ大族長から、パラオSGIのリソン・ターコン理事長に届けられた。

【聖教新聞:2015年5月22日(金)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  諸子釣る声の聞こゆる泊りかな
       梶山千鶴子



  湖の茜諸子を煮詰めをり
       茨木和生



  初諸子比良も伊吹も湖に見て
       斉藤梅子




※ コイ科の体の細長い小魚の総称のため、地方によって本諸子・田諸子・出目諸子など異なった魚を諸子という。元来は小魚全般をさした。
 有名なのは関西、特に琵琶湖に多く産する体長十四センチほどの本諸子。柳の葉に似ているので柳諸子ともいう。旬は1~3月。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  真心の祈りと行動は

  必ず相手に伝わる。

  「あの人に励ましを」

  「この友を幸福に!」

  誠実一路で信頼を結べ!


        2015年5月23日


  


     ※☆*寸 鉄*※


平和の心継ぐ青年(SGI)を支えることは喜びー識者(アルゼンチン)。歴史開く行動に世界が期待

     ◇

苦労しない人間には何もできないー恩師。苦闘は宝。挑戦の中で力つけよ

     ◇

「一切世間の治世産業は皆実相と相違背せず」。職場で実証示す世雄たれ

     ◇

癌死亡率の減少、目標達しない見通し。受診率等改善へ意識の向上さらに

     ◇

スマホ依存、所有者の8割と。健康面など負の影響もあり。賢明に活用を

    


     ※名字の言※


仕事で苦労を重ねた時間の長さの分だけ、底力が付く。すなわち「労働×時間=底力」。ある企業人の仕事哲学の話を聞いて、男子部員が言った。「僕ならその掛け算に『ありがとう』を加えます」



彼は「うつくしまフェニックスグループ」の一員。原発事故の影響などで、福島県内外に避難した友の集いである。埼玉に移って苦労すること4年。その彼を、地元の同志は必死に励まし、支え続けてくれた。「負けじ魂と感謝で築いた4年間でした」と彼



先日、五月晴れの総本部で、同グループの首都圏在住メンバー大会を行った。毎年開催され、はや5回目。以前は懐かしい同志と目を合わせ、涙する友も多かった。しかし今回、参加者は笑顔にあふれていた



この変化は、時間の経過がそうさせたのではない。故郷を離れ、居場所は違っても、負けない一日一日を心を合わせて進んできた。感謝と、苦労の中で培った心の強さが、人の生きる底力になるのだろう



再会の時間は、瞬く間に過ぎた。友はまた一年、それぞれの使命の天地での奮闘を誓い、声高らかに合言葉を叫んだ。「ずっても、はっても(何が何でも)負けでたまっか!」。苦闘の土壌に人生勝利の花は咲く。彼らは、その偉大な証明者である。

                 (白)                                                           





【聖教新聞:2015年(平成27年)5月23日(土)付】



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5月22日(金)のつぶやき

2015年05月23日 01時41分38秒 | 日本

公魚(わかさぎ)/今日の俳句 ≪第.1780号≫ goo.gl/MuJAjW


毎朝の日課である、「公魚/強の俳句」の配信が終わる。
きょう現在で、第1780号を配信できた。平成19年8月、GOOブログを解説して以来、途中、何度か長期に欠稿はあったものの、今日まで続けてこられたのは、読者の皆さんの励ましが合ったからである。本当にありがたいし、感謝に耐えない。



革心20/小説「新・人間革命」

2015年05月22日 06時19分32秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 5月22日(金)より転載】

【革心2

 孫平化は、一九一七年(大正六年)に中国東北部の奉天省(後の遼寧省)に生まれている。その十五年後、日本は、この中国東北部に傀儡国家「満州国」を建国するのである。

 日本の高校にあたる「高級中学」を優秀な成績で卒業した彼は、進学はせずに、「満州国」経済部税務局の関税部に勤めた。彼には、早く収入を得て、母に恩返しをしたいとの強い思いがあった。

 しかし、職場で実験を握っているのは日本人である。また、大学を出ていない彼の役人としての地位は低く、将来に希望を見いだすことはできなかった。暗澹たる思いをいだいていた時、友人に日本への留学を勧められた。“だめか”と思った留学生の試験に合格し、日本に渡ったのは、三九年(昭和十四年)、二十一歳の時であった。             

 東京工業大学付属予備部に学び、さらに、同大学の応用科学科に進んだ。

 時代は、太平洋戦争に突入していった。四三年(同十八年)夏、彼は、四年半にわたる留学生活の末に帰国し、そのまま大学を辞めてしまった。

 中国共産党に入党し、「満州国」のハルビンで銀行員をしながら、地下活動を続けた。やがて戦争が終わると、中国では共産党と国民党との争いが激しさを増した。多くの人民は共産党を支持し、四九年(同二十四年)十月、中華人民共和国の成立を迎えるのである。

 日本留学の経験を持つ孫平化には、「対日接待」の仕事が与えられた。これが、彼が中日友好に従事するようになるきっかけとなったのである。

 彼は、後年、中日友好協会の会長を努めるが、自身の実感を、こう綴っている。

 「私がいつも思うのは、中日友好でも、日中友好でも一番重要なことは、人間と人間の関係だということだ。お互いに心と心で付き合う友情が大事だと考えている」(注)

 これが、新中国誕生以来、中国と日本の友好に人生を捧げてきた人の信念の言である。心なき友好には、果実は実らない。

                                       


■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 孫平化著『中国と日本に橋を架けた男』日本経済新聞社


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公魚(わかさぎ)/今日の俳句 ≪第.1780号≫

2015年05月22日 05時07分52秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月22日(金)>◇


◆特別番組「日中友好の絆 朱鷺よ!永久に舞え」BS放送で23日に放映◆
 
 民主音楽協会(民音)と中国人民対外友好協会などが共同制作し、本年6月から全国での公演が開始される舞劇「朱鷺」。
 公演に先駆け、同公演のドキュメンタリー特別番組「日中友好の絆 朱鷺よ!永久に舞え」が、23日午後4時から同4時55分まで、BSジャパン(BS7チャンネル)で放映される。
 同番組では、昨年10月にプレビュー上演会のため訪れた佐渡での様子、リハーサル風景などの舞台裏を追いながら、国際保護鳥に指定されているトキをめぐる日本と中国の歴史やエピソードも紹介。舞劇と現実、それぞれの朱鷺(トキ)の取材から、公演に込められた人類と自然の共生、そして両国友好への思いが浮き彫りになっていく。
 また、1968年に池田名誉会長が発表した「日中国交正常化提言」や、74年の名誉会長と周恩来総理との一期一会の出会いなど、今日の日中友好が築かれた不滅の歴史にも迫る。
 番組は、BS放送を受信できれば、全都道府県で視聴できる。

【聖教新聞:2015年5月21日(木)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  わかさぎを薄味に煮て暮色くる
       桂 信子



  公魚の水を放れし深き息
       石 昌子



  竿ばかり立ちて公魚漁といふ
       深見けん二




※ 公魚(わかさぎ)・桜魚・公魚漁・公魚舟
 キュウリウオ科の魚。体は細長く、背側は暗灰色、淡黒色の縦帯が体側に走る。江戸時代、霞ヶ浦産のものが将軍家に献上されて以来、公魚の字を当てるようになった。現在では全国各地に移植されている。山陰地方ではアマサギと呼ぶ。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※



  仏法は「桜梅桃李」だ。

  誰もが尊き使命の人だ。

  人生の舞台において

  君よ 勝利の名優たれ!

  負けじ魂の主役たれ!


        2015年5月22日


  


     ※☆*寸 鉄*※


会長(SGI)は仏教の生命哲学を現代に蘇らせたー教授。平和創出の確かな光源と

     ◇

奈良広布誓願の日。万葉の都にロマンの語らい弾む。心広々と友誼を結べ

     ◇

どんな世界も大成には修業の歳月が不可欠ー恩師。青年は勇んで鍛えの道を

     ◇

万博(ミラノ)のテーマは環境と食糧。地球的問題群の解決目指し未来への貢献競え

     ◇

国際生物多様性の日。生態系に国境なし。視野は地球的(グローバル)に行動は地域(ローカル)から




     ※名字の言※



新緑の季節。北海道の各地で田植えが行われている。小学生や幼稚園児などが、農作業を手伝う姿も。土に触れる体験は、子どもたちにとっても新鮮な発見の連続だ



例えば、田には石ころがない。初めて素足で田に入る子らの多くは、“気持ちいい”と話す。足裏の感じは「ごつごつ」ではなく「ぬるぬる」。石にあたることは、まずない



「こんな土にすることが、田をつくるということなんだ」と大人は教える。「何百年も前から、お百姓は石をのけ、石を拾い、土を耕し、ワラや落ち葉や堆肥を入れてきたんだ」(宇根豊著『「田んぼの学校」入学編』農山漁村文化協会)



札幌創価幼稚園の園児も、農作業を体験する。畑に入った園児たちは“土が軟らかい”と言う。きめの細かい土は、精魂込めた手入れの証し。多くの人の優しさがあって、初めて作物は育つんですよ、と教諭が紙芝居などで伝える。秋には、育てた芋を収穫する「いもほり大会」もあり、労苦が実る喜びを学ぶ



北海道のコメの生産量は全国2位。だが、葉の先の水滴がきらめく美しい水田も、200年前は原野だった。固い大地を耕し、寒さと闘い、忍耐強く愛情を注ぎ続ける努力があって、豊かな恵みがある。大地は「感謝」を教えてくれる最良の教科書だ。



                 (鉄)                                                           





【聖教新聞:2015年(平成27年)5月22日(金)付】



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