和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

薫 風(三十四)小説「新・人間革命」

2012年03月08日 10時07分27秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」平成24年3月8日(木)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪


薫風34(3/8)
 班長の農島重勝は、組長になった中森富夫を連れて、唐津一帯を指導、弘教に歩いた。

 中森は、農島から学会活動の基本を、徹底して教えられた。

 「自分の組の同志には、必ず会うことが大事ばい。電話の連絡だけですまそうなんて考えたらいかん。もっとも、電話があるのは、あんたんところぐらいばってんね。

 人間は、目と目を見合わせ、腹を付き合わせて語らんと、本当のとこはわからんばい。本当のとこがわからんと、本当の激励も、指導もできん。生命ばい。生命の触れ合いがあっての、指導であり、折伏たい」

 農島は、仏法対話も実に上手であった。中森の場合は、一生懸命に話せば話すほど、仏法とは何かという、くどくどとした説明になってしまう。その話に、相手は納得しても、「うん、いい話を聞いた」というぐらいで、信心するとは言わない。農島の言葉を借りれば、「相手の生命に刺さっていない」のだ。

 その点、農島の話は、単純明快であった。

 「正しか暦ば信じるなら、生活は円滑ばい。ばってん、去年の暦ば正しいと信じて生活するなら、失敗ば繰り返すことになる。人間は、必ず信じる対象の影響ば受ける。

 宗教というんは、“おおもとの教え”ばい、生き方の根本たい。だけん、真実の教え通りに生きてこそ、幸せになれるとよ。その真実最高の教えが日蓮大聖人の仏法たい。

 実際、俺も、信心ばしてから、病気やら、幾つも悩みば乗り越えてきたとばい。今は金もなかし、ただの労働者ばってん、俺は必ず幸せになる。絶対になるっちゅう確信のあるけん。あんたも、一緒に信心せんね!」 大確信をもって、こう語るのだ。すると、中森が仏法の話をしても、入会を渋っていた人が、信心するというのだ。

 中森は、“折伏は、単なる理屈ではない”ことを知った。農島は彼に言った。

 「中森さん、弘教を実らせるのは、まず第一に、絶対に、この人に幸せになってもらいたいという、相手を思う真心の唱題たい」


☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


◎今朝の一句」季語(号)集
http://kouki503wai.blog65.fc2.com/?mode=m&no=622&cr=599e866b627e490e8fdc79f3027d88dc
◎メルマガ「古今東西の俳句で一日元気で!」購読
http://merumo.ne.jp/00600950.html

金縷梅/No.853・2012年(平成24年)3月8日(木)

2012年03月08日 07時04分23秒 | 今日の俳句
金縷梅/No.853・2012年(平成24年)3月8日(木)


◆◆━━━━━━━━━


■ みつばちの日。
全日本蜂蜜協同組合と日本養蜂はちみつ協会が制定。「みつ(3)ばち(8)」の語呂合せ。
■ みやげの日。
全国観光物産振興協会が制定。「み(3)や(8)げ」の語呂合せ。
■ エスカレーターの日。
1914年3月8日に、東京・上野の大正博覧会の会場に日本初のエスカレーターが設置され、運転試験が行われたことに由来。


━━━━━━━━━━━◆◆

   ☆☆※☆☆※
    今朝の一句
   ☆☆※☆☆※


 まんさくに風めざめけり雑木山
     行方寅次郎

 まんさくや竹曳く牛のあそびをる
     関戸 靖子

 まんさくの花びら縒を解きたる
     仁尾 正文


■ 金縷梅(まんさく)→銀縷梅(ぎんろばい)・まんさくの花。

 マンサク科の落陽低木あるいは小高木で、春を告げる花。山野に自生するが、観賞用としても珍重される。金縷梅(満作)の名は早春、他に先駆けて「まず咲く」ことから転じたとも、紐状の黄色い四弁花が稲の豊年満作を思わせるからともいわれる。

☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


   わが友に贈る/寸鉄


☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆

【「聖教新聞」平成24年3月8日(木)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


   ☆☆※☆☆※
   わが友に贈る
   ☆☆※☆☆※


 青春の苦闘こそ

 人生の原点となる。

 決して諦めるな!

 「いまだこりず候」と

 不屈の心で進みゆけ!


    ☆3月8日☆



   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


三代会長は自身を捧げ世界の友好に尽くしたー総長(ロシア)。平和開いた大闘争



広布の華・芸術部よ、結成50周年おめでとう!希望送る大文化運動の旗手に



「竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るるが如し」先駆の青年が突破口開け



幸福が同時に正義であるのは何と美しいかー文豪(ユゴー)。自他共に輝く創価の人生



きょう「国際女性デー」。わが地域を照らす創価の女性こそ模範の世界市民


☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆:☆


◎今朝の一句」季語(号)集
http://kouki503wai.blog65.fc2.com/?mode=m&no=622&cr=599e866b627e490e8fdc79f3027d88dc
◎メルマガ「古今東西の俳句で一日元気で!」購読
http://merumo.ne.jp/00600950.html