和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

薫 風(三十一)小説「新・人間革命」

2012年03月05日 10時22分55秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」平成24年3月5日(月)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/

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薫風31(3/5)
 中森富夫は、佐賀県で所帯をもち、父の経営する炭鉱に勤めた。酒屋は、妻の恵美子が病弱な母と共に切り盛りした。

 母親は、胃腸病で寝たり起きたりの生活を続けていた。

 中森の家は、日蓮正宗の旧信徒であったが、嫁いだ姉の貞枝が夫と共に学会に入会した。そして、胃腸病で悩んでいた夫が、信心に励み、健康を回復するという体験をつかんだ。姉は、その話を、母親にしたのだ。

 「母さん、うちにも御本尊様はあるばってん、ただ、御安置しとるだけじゃいかんよ。お題目ばあげて、人にも仏法ば教えたら、功徳が出るとよ。生命力も涌現さして、病気を治すこともできるとよ。

 大聖人様の言われた通りの信心ば実践し、それば教えてくれるとが学会よ」

 中森の母親は、思った。

 “信心で治るもんなら、私も学会に入って、本気で信心してみようかね”

 中森も、彼の父親も、学会には、あまり良い印象はもっていなかったが、自分だけ入るなら、いいだろうと、静観することにした。

 入会した母親は、日々、懸命に唱題した。日増しに元気になり、一カ月もするころには、床を上げることができた。そして、喜々として、学会の会合や弘教にも出かけるようになった。 その姿を見て、一九五七年(昭和三十二年)一月に、中森富夫の妻・恵美子が入会した。彼女は、結婚して三年間、子どもができないことが、悩みであったのである。

 信心を始めてほどなく、彼女は身ごもった。妻は、信心への確信をもった。

 中森は妻から、父は母から、盛んに入会を勧められた。彼らは、二人の現証を目の当たりにしていただけに、拒否する理由も見つからず、その年の五月に入会したのである。

 御聖訓には、「現在に眼前の証拠あらんずる人・此の経を説かん時は信ずる人もありやせん」(御書一〇四五頁)と仰せである。

 “実証”に勝る説得力はない。


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沈丁花/No.850・2012年(平成24年)3月5日(月)

2012年03月05日 06時39分25秒 | 今日の俳句
沈丁花/No.850・2012年(平成24年)3月5日(月)


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■ 【1953年3月5日】
ソ連・スターリン首相の死去で株式市場が大暴落
 旧ソビエト連邦の最高指導者、スターリン首相の死去を受けて株価が大暴落。
日本経済は朝鮮戦争特需に沸いていたが、戦争の早期終結で景気が悪化するとの懸念から売りが殺到した。
【時事通信社】

■ 【ミスコンの日】
1908(明治41)年3月5日、時事新報社が全国から「良家の淑女」を対象に写真を募集し、その審査結果を公表した。
これが日本初のミスコンテストとなった。
1等に選出されたのは小倉市長・末弘直方の四女・ヒロ子で、学習院女子部3年に在学中だった。
彼女の兄が本人の承諾なしに応募したものだったが、コンテスト参加は学習院で大問題となり、彼女は退学処分になってしまった。
■ 【スチュワーデスの日】
1931(昭和6)年3月5日、東京航空輸送が実施した日本初のスチュワーデス採用試験の結果が発表された。
「エアガール」という呼び名で募集され、2月5日に試験が行われた。140人の応募に対し、合格者は3人だった。


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    今朝の一句
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 沈丁花より大寺の風に入る
     松澤 昭

 疲れゐて沈丁の香をすぐまとふ
     加倉井秋を

 何するも水音ごもり丁字咲き
     高橋謙次郎


■ 沈丁花→沈丁・丁字・瑞香・芸香(うんこう)


ジンチョウゲ科の常緑低木。中国原産。庭木として植えられることが多く、早春から開花する。花弁のように見えるのは寧片。甘く強い香りが特徴的。
和名の由来は沈香と丁字の香りをあわせ持つからとも、香りは沈香で花の形は丁字であるからともいわれる。 
【合本・俳句歳時記第三版/角川書店】


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  今週のことば
  わが友に贈る/寸鉄


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【「聖教新聞」平成24年3月5日(月)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


   ☆☆※☆☆※
   わが友に贈る
   ☆☆※☆☆※



 対話に挑む友を

 皆で讃え合おう!

 一文一句でも

 仏法を語る人は

 「如来の使」なり!


    ☆3月5日☆

   ☆☆※☆☆※
   今週のことば
   ☆☆※☆☆※


 「軍(いくさ)には大将軍を魂とす」

 壮年部が動けば

 勝利の大回転が始まる。

 励ましは「万」の「力」

 勇士の陣列を幾重にも!


    ☆3月5日☆



   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


会長(SGI)の平和への志を継ぐ青年よ育てー大学(タイ)理事長。後継の成長を世界が待つ



「賢人は金(こがね)の如く」御書。戦う黄金柱の姿を見よ!きょう壮年部結成記念日



神奈川でSGI交歓会。正義は必ず勝つ!共戦の魂は海外の友にも脈々と



会合は幹部(リーダー)の「強き祈り」「事前の準備」で決まる。勝利の勢いつける指揮を



寒暖の差が激しい季節。朝夕の真剣な祈りを軸に健康生活をリズム正しく


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