和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

薫 風(二十八)小説「新・人間革命」

2012年03月01日 10時46分23秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」平成24年3月1日(木)より転載】
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薫風28
 ダッ、ダッ、ダッ、ダッ……。

 アパートの階段を、勢いよく駆け上がる足音が響いた。一九七七年(昭和五十二年)五月二十五日の夕刻のことである。


 青年が息を弾ませ、部屋のドアを開けた。中には、三人の学生が待機していた。


 「おい、急げ! すごいことになったぞ。佐賀文化会館に着かれた山本先生が、創大生を呼んでくださった」


 呼びに来たのは、この年の三月に創価大学を卒業し、佐賀市内の害虫駆除会社に勤める、男子部班長(現在のニュー・リーダー)の出井静也であった。


 出井は、この部屋に住んでいた。階下は、彼が勤めている会社の営業所になっていたが、人は誰もいなかった。


 部屋にいたのは、佐賀県出身の、創価大学に学ぶ三人の学生部員であった。彼らは、「山本先生が佐賀を訪問される予定である」との連絡を先輩から受け、“何か、お手伝いしたい”と帰省してきたのだ。


 三人は、出井が乗ってきた車で、急いで佐賀文化会館に向かった。そのうちの一人は、慌ててアパートを飛び出したため、靴下も履かず、ネクタイもせずに出てしまった。


 一方、佐賀文化会館では、山本伸一が、創大生たちの到着を待っていた。


 伸一は、この日、午後二時前に北九州文化会館を発ち、新幹線、特急列車を使い、鳥栖駅から車に乗り換えた。そして、午後四時半過ぎ、小雨のなか、佐賀文化会館に到着したのである。佐賀訪問は十年ぶりであった。


 彼は、到着するや、歴代会長の文字を刻んだ石碑の除幕などを行い、休む間もなく、午後六時前から、青年部を中心とした五十人ほどのメンバーと、懇談会をもった。


 “青年と会おう! 青年を育てよう! 青年こそ、広宣流布のバトンを託す人なれば”


 伸一は、そう深く心に期しながら、真剣勝負の思いで、九州指導を続けていた。


 自らの生命を力の限りぶつけてこそ、青年という金鐘が、共感の大音声を放つのだ。



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学会は 「生命の安全地帯」【御書とともに】(70)

2012年03月01日 06時53分34秒 | 今日の俳句
  御書とともに【70】

   

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【「聖教新聞」平成24年3月1日(木)より転載
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  名誉会長が指針を贈る  

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 学会は 「生命の安全地帯」


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 松栄れば柏悦ぶ芝か(枯)るれば蘭なく情無き草木すら友の喜び友の歎(なげ)き一つなり
(光日上人御返事、934頁)


∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪


【通解】
 松が栄えれば柏は悦ぶ。芝が枯れれば蘭は泣く、といわれる。非情の草木すら、友の喜び、友の嘆きは一体である。


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【同志への指針】
 友の喜びに我は舞い、友の嘆きに我は祈る。最も麗しく、最も強き生命の共生の絆こそ、信心で結ばれた「異体同心」の世界である。
 いかなる苦境の時も、一緒に悩み、題目を送ってくれる同志がいる。どんな試練も励まし合いながら乗り越えていける。
 学会は、どこよりも温かな人間性に満ちた「生命の安全地帯」である。この人類の宝を永遠に光輝かせていくために、皆で「青年学会」を拡大するのだ。

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三月/No.846・2012年(平成24年)3月1日(木)

2012年03月01日 06時06分35秒 | 今日の俳句
三月/No.846・2012年(平成24年)3月1日(木)

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■ ビスケットの日
全国ビスケット協会が1980(昭和55)年に制定し、翌年から実施。
1855(安政2)年2月28日、パンの製法を学ぶ為に長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵が、同藩の萩信之助に、パン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を送った。
これが、ビスケットの製法を記した日本初の文書とされている。


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    今朝の一句
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 いきいきと三月生まる雲の奥
     飯田 龍太

 三月の雲は気まぐれ池濁す
     丸山佳子

 三月の花ひとひらの夢見かな
     わたなべじゅんこ



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  わが友に贈る/寸鉄


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【「聖教新聞」平成24年3月1日(木)より転載
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   わが友に贈る
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 弥生3月が開幕!

 いよいよの信心で

 自身の花を咲かせよう!

 誓いに生き抜く

 誉れの人生を共に!

    ☆3月1日☆


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    【寸 鉄】
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師弟不二の魂継ぐ3月。池田門下の青年よ立て!万代に不滅の人材城築け



未来部希望月間スタート。わが地域の宝を皆で育成若き友の心田に良き種を



「車のおもけれども油をぬりてまわり」御書。幹部(リーダー)は悩みをよく聞き激励を



精神的に汝を高めることをなくせー文豪(トルストイ)。学会活動は全て最高の人間修業だ



全国火災予防運動が開始「消したはず」の思い込みが危険招く。油断は大敵


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