和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

百歳でも「まだまだだ」/私はこう思う

2013年12月13日 07時55分12秒 | 公明党


 師と教え子が机並べて百歳でも「まだまだだ」/私はこう思う
    公明新聞:2013年12月13日(金)付

※※※※※習字教室で同窓会※※※※※※※

      愛知県阿久比町  安部恵美子


 わが町の町制施行60周年の記念要覧を見ていたら、歴代の町長の欄に懐かしい名前を見つけま

した。六代目町長を努められたSさんです。

 Sさんは、私が高齢者施設で習字教室のボランティアを始めた頃、この施設に入所されていて習字

教室に欠かさず参加され端正な美しい文字を書かれていました。

 歩行困難で車いすの日常でしたが、いつも頭髪や服装など身だしなみをきちんとされ、机につくと姿

勢を正し毅然と筆を運ばれていた姿が印象に残っています。

 その後、Sさんの小学校時代の恩師Nさんと、同級生のMさんも入所されました。恩師と教え子たち

が楽しく思い出を語り合う様子は、ミニ同窓会のようでした。

 リュウマチのため曲がった指に起用に筆をはさみ見事な字を書くMさんに「昔から努力家だったね」と

声をかけるNさんご自身も、もっと上手に書きたい」と熱心に稽古されるのです。

 Nさんは100歳で亡くなられましたが、私が最後に聞いた言葉は「私の字はまだまだだねぇ」でした。

そも3日後に、Nさんは胸痛を訴えて病院に運ばれ、翌朝、息を引き取られたのです。

 2人の教え子もすでに鬼籍に入られましたが、幾春秋を越え、師と教え子が晩年を同じ施設で暮ら

し、机を並べて精進する姿は一幅の絵のようであり、私は万感の思いで見つめてました。

 最後まで向上心を燃やし、人生の年輪を光らせて生き抜かれた3人の先輩に、私は限りない尊敬

と感謝を捧げます。
         (パート)


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若芽45/小説「新・人間革命」   

2013年12月13日 04時59分47秒 | 新・人間革命

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)12月13日(金)より転載】


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若芽45(12/13)

 一九八五年(昭和六十年)七月十六日朝、林田新華と弘高の姉弟は、創価小学校に登校する前、母親の千栄子が入院する病院を訪れた。母は、優しい笑みを浮かべて、子どもの手を握り、学校へ送り出した。

 その午後、母親は、笑っているような顔で、安らかに息を引き取ったのだ。

 山本伸一は、訃報を聞きながら、幼い二人を残して他界した母親に安心してもらうためにも、生涯、子どもたちを見守り続けていこうと思った。そして、翌十七日、彼は、栄光祭の折に、登校していた子どもの新華と弘高に会ったのである。

 「お母さんは、ずっと生きているよ。心の中に生きているから、大丈夫だよ。私の奥さんをお母さんと思えばいい。私をお父さんと思って。二人のお父さんがいるんだ。何も、心配はいらないよ」

 その言葉に、新華と弘高は目を潤ませた。

 伸一は、二人を抱き寄せた。

 「泣いちゃいけない! 師子の子だから。負けちゃいけない。強くなければいけない。勇気が大事だよ」

 二人は、泣くまいとするが、その目から、ぽろぽろと涙があふれた。

 伸一は、母親が入院中であった、この年の三月に行われた卒業式記念会食会にも新華を呼び、隣の席に座らせ、こう励ましている。

 「お母さんが入院していて大変だろうが、頑張るんだよ。勇気をもって、負けない子になるんだよ」

 また、母の千栄子の葬儀には、伸一に代わって妻の峯子が参列し、新華に励ましの言葉を贈った。

 「お母さんのように立派な人になってね」

 真心の声が、勇気を呼び覚ます。

 林田新華・弘高の姉弟は、“師子のように強く、勇気をもって生きよう”と、深く心に誓ったのである。

 後に姉の新華は、母親と同じ道を歩もうと看護師となり、また、弟の弘高は、聖教新聞社の記者となる。



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寒鯉/今日の俳句 第1438号

2013年12月13日 04時29分23秒 | 今日の俳句

◇寒鯉/今日の俳句◇
       ◇※第1438号※◇
      

 2013年(平成25年)12月13日(金)


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■ 12月13日。
○ 正月事始め,煤払い,松迎え
 年神様を迎える準備を始める。昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行った。
 江戸時代中期まで使われていた宣明暦では、旧暦の12月13日の二十八宿は必ず「鬼」になっており、鬼の日は婚礼以外は全てのことに吉とされているので、正月の年神様を向かえるのに良いとして、この日が選ばれた。その後の暦では日附と二十八宿とは一致しなくなったが、正月事始めの日附は12月13日のままとなった。

○ 美容室の日。
 美容師の正宗卓さんが2003年に制定。12月は美容室に多くの客が訪れる月で、13日は「13」をくっつけるとBeautyの頭文字Bになることから。美容界全体で社会貢献をしようと、盲導犬育成のための募金を呼び掛けている。

○ ビタミンの日。
 『ビタミンの日』制定委員会が2000(平成12)年9月に制定。1910(明治43)年のこの日、鈴木梅太郎博士が、米糠から抽出した脚気を予防する成分に「オリザニン」と命名したことを東京化学会で発表した。オリザニンは後に、この1年後に発見されたビタミンB1と同じ物質であることが判明した。

○ 双子の日。
 1874(明治7)年のこの日、「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」という太政官指令が出された。それまでは、後に産まれた子を兄・姉とする地方もあった。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  寒鯉に余分な飯粒透きはじむ
         五十嵐研三


  寒鯉の臓腑なかなか死にませぬ
         泉田 秋硯


  寒鯉を雲のごとくに食はず飼ふ
         森 澄雄
  

【季語の解説】

※  寒鯉→凍鯉・寒鯉釣。
 寒中の鯉である。もともと活発な魚だけに、寒中じっと動かぬ鯉には、冬の厳しさが感じられる。寒の鯉は特に美味であるとされる。東日本では長野・群馬・茨城の各県で養殖が盛ん。
→緋鯉(夏)。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】

      

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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)12月13日(金)より転載】


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     ※わが友に贈る※


 「一文一句なりとも
 かたらせ給うべし」
 一言でもいい。
 自分らしく仏法を語れ!
 その根本は勇気だ!

      ◇※12月13日※◇


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    ◇※名字の言※◇

 年末商戦で、デパートのおもちゃ売り場が活気を帯びてきた。積み木やブロックを手に取ってみる。何の変哲もない木やプラスチックの塊が子どもを楽しませ、想像力を育むことに、今更ながら驚く



新島襄や福沢諭吉と並ぶ「明治六大教育家」の一人、近藤真琴は航海術を広めた人物だが、おもちゃを普及させたことでも知られる。
多くの日本人におもちゃと教育が結びつかなかった時代に、西洋事情を紹介しながら、人形や積み木などが子どもの人格形成の基盤を培い、大きな教育効果をもたらすことを訴えた(是澤博昭著『教育玩具の近代』世織書房)



牧口初代会長は『人生地理学』で、近藤について綴っている(第16章「海岸」)。鳥羽藩士だった彼が伊勢湾を望む郷土の自然環境から大きな影響を受け、遠い海の彼方に目を向けるようになった、と強調した



家庭、地域、国土にいたるまで子どもの成長を取り巻く環境は、さまざまである。しかし、どこであれ、そこに居る大人自身が、子どもに良い影響を与える最大の教育環境であることを忘れまい



今月23日まで「未来部勝利月間」。子らの創造力を育む玩具選びは親の仕事だが、地域の大人が関わる温かな励ましで、“世界平和の宝”を健やかに育みたい。
              (弘)

 
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◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。


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12月12日(木)のつぶやき

2013年12月13日 02時00分04秒 | 公明党

「若芽44/小説「新・人間革命」     」 goo.gl/q3CKc2


潤目鰯(うるめいわし)/今日の俳句 第1437号
goo.gl/XbCEgE


ブログを更新しました。 『若芽44/小説「新・人間革命」    』 amba.to/18UULtp


他国が日本を愛する理由(2012年11月8日): youtu.be/r9FZSHGyy8g @youtubeさんから


「他国が日本を愛する理由(2012年11月8日)」 goo.gl/XvNRWj


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