和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽50/小説「新・人間革命」  

2013年12月19日 07時31分29秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)12月19日(木)より転載】


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若芽50(12/19)

 山本伸一は、皆で声を合わせて行進しながら、見学に来ていた子どもたちに、次々と言葉をかけていった。
 「みんなも、おいでよ」
 一緒に歩く子どもの数は増え、四、五十人に膨らんだ。伸一と他校の子どもたちの行進に、創価小学校の児童から拍手が起こった。
 伸一は頷いた。
 “これが大事だ”と思った。
 他校の児童のなかには、創価小学校に入学したかったが、選考でもれてしまった子どももいるかもしれない。あるいは、創小生になった弟や妹を、羨望の思いで見ている子どももいるにちがいない。
 “創小生は、そうした人たちの心を汲み、その人たちの分まで頑張れる人になってもらいたい”というのが、伸一の願いでもあった。
 彼は、一緒に歩いている子どもたちに、声をかけた。
 「親孝行して、勉強もしっかり頑張って、人間として、偉い人になるんだよ」
 また、幼児には、「みんな、この学校においでよ。待っているよ」と語りかけた。
  
 運動会はフィナーレとなり、全校児童による演技「開校のよろこび」が始まった。
 学校建設の歩みを語るナレーションに合わせ、グラウンドいっぱいにマスゲームが繰り広げられた。
 伸一は、演技を見ながら、子どもたちの成長に目を細め、教師に言った。
 「立派です。しかし、少し出来すぎのようにも思います。子どもたちが一生懸命に頑張るのはすばらしいことですが、型にはめて高い完成度を求める必要はありません。
 のびのびと、自由な雰囲気のなかで育てることです。もっと肩の力を抜き、力みすぎないようにすることも大事なんです。
 育むべき根本は、自主的、主体的な意欲です。美しい盆栽を育てるのではなく、大自然のなかで大地に深く根を張り、天に伸びる、堂々たる大樹を育てようではありませんか」



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室咲/今日の俳句 第1444号

2013年12月19日 07時05分45秒 | 今日の俳句


◇室咲/今日の俳句◇
       ◇※第1444号※◇

 2013年(平成25年)12月19日(木)


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■ 12月19日。
○ 国際南南協力デー(United Nations Day for South-South Cooperation)。
 2004年の国連総会で制定。1978年のこの日、国連総会で「ブエノスアイレス行動計画」が承認された。「南南協力」とは「途上国相互の協力」のことである。

○ 日本人初飛行の日。
 1910(明治43)年のこの日、東京・代々木錬兵場(現在の代々木公園)で徳川好敏工兵大尉が日本初飛行に成功した。飛行時間は4分、最高高度は70m、飛行距離は3000mだった。
 実際には5日前の14日に飛行に成功していたが、公式の飛行実施予定日ではなかったため「滑走の余勢で誤って離陸」と報告された。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  辛きこと少なく生きて室の花
         柴田靖子


  永別の人形かとも室の花
         大橋敦子


  やはらかに反れる花びら室の花
         清崎敏郎


※ 室咲→室の花。
 室の中で咲かせた花。室は物を入れて外気を防ぎ、炉で暖めるなどして育成・保存する仕掛け、今は温室やビニールハウスで梅・桃・桜はもとより、チューリップ・シクラメン・フリージア・アネモネなど、春咲きの草花を冬に咲かせることができる。
→フレーム。 

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)12月19(木)より転載】


     ※わが友に贈る※


 広布誓願の祈りこそ
 「歓喜の中の大歓喜」
 苦悩を喜びに
 宿命を使命に変え
 人間革命の総理劇を! 

      ◇※12月19日※◇


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    ◇※名字の言※◇


レストランで出された料理の食材が、実はメニューの表示と異なっていた。そんな事例が、各地で発覚した。近年、製造時期や生産地などをめぐる「食」の不祥事が後を絶たない



“食品偽装”は、古代にもあったようだ。日蓮大聖人は、御書に「酒を売るのに水を加える者は、餓鬼道の報いを受ける」との経文の一節を引用されている(429頁、通解)



私たち消費者が、食材や料理について、全ての情報を確認することは不可能だ。示された情報を信じるしかない。同じように、敗戦や構造を確認してからテレビを買ったり、落丁、乱丁を細かく確認してから本を購入したりしないだろう。
人間社会の根幹は「信」が横たわっている。自己の利益のために他者を欺く行為は、自身のよって立つ社会の基盤を壊すことになる



古代であれ、現代の市場主義社会であれ、健全に、豊かに生活を満喫するためには、人々の信頼の絆が強く結ばれているという条件が必要ということだろう。
ふだんはあまり意識しないが、世間を揺るがす事件や天災は、この「信頼の絆」の大切さを思い起こさせる



学会は明年の活動で、一段と「地域貢献」に力を注いでいく。安心の社会、幸福社会の建設へ、主体者の自覚で取り組もう。
              (弘)

 
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◆浩ko・ 編集後記◆

今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。


12月18日(水)のつぶやき

2013年12月19日 01時52分43秒 | 公明党

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