和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽39/小説「新・人間革命」

2013年12月05日 08時43分55秒 | 新・人間革命
若芽39/小説「新・人間革命」

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)12月5日(木)より転載】


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

若芽39(12/5)

 有竹正義は、明るく、のびのびと育っていった。学校が大好きな子になっていた。特に「運動会」や「いもほり大会」の日など、喜び勇んで家を出ていった。

 母親の富美枝は、わが子から、「学校が大好き!」という言葉を聞くたびに、嬉しくて仕方がなかった。“創価小学校に入れてよかった。苦労してきた甲斐があった”と、しみじみと思うのである。

 富美枝は、正義を一、二度、勤務先の会計事務所に連れていったことがあった。正義は、事務所のオフィスコンピューターに数字を打ち込むことに、興味をもった。

 また、母親から、「公認会計士というのは、立派な仕事よ」と、よく聞かされていた。

 一九八四年(昭和五十九年)春、彼は東京創価小学校の第三期生として卒業する。その時、卒業記念アルバムの、「二十一世紀ぼくらの舞台」と題する将来の抱負を記す欄に、「公認会計士」と書いた。
公認会計士になって、社会の役に立ちたいとの思いと、母親に楽をさせたいとの強い気持ちがあった。

 中学生になり、公認会計士について話を聞くにつれて、その試験が、いかに難しいものかがわかってきた。しかし、創立者の恩愛に応えるためにも、断じて、自分の抱負を実現しようと、学業に力を注いだ。

 やがて、創価大学の経営学部に進んだ。そして、大学三年の九二年(平成四年)、初挑戦で公認会計士試験に合格したのである。夢が現実となった。長い、長い、母の苦闘も、実を結んだのである。

 逆境とは、自身を光り輝かせるための舞台だ。闇が深ければ深いほど、光はまばゆい。

 教職員との懇談で、山本伸一は、自らの信念を吐露するように語った。

 「創価小学校には、経済的に大変な家庭のお子さんだけでなく、体の不自由なお子さんも入学してくるでしょう。
その一人ひとりが、最高の人生を歩めるように、強く、大きな心の子どもに育てていってください。何があっても負けない子どもを育むのが創価教育です」

o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪



鮪(まぐろ)/今日の俳句 第1430号

2013年12月05日 05時39分48秒 | 今日の俳句

◇鮪(まぐろ)/今日の俳句◇
       ◇※第1430号※◇
      

 2013年(平成25年)12月5日(木)


☆彡------☆★☆*------彡☆


■ 12月5日。
○ 国際ボランティア・デー(International Volunteer Day)
 世界中の経済と社会開発の推進のため、ボランティア活動の貢献に対する認識を高め、社会のあらゆる層からより多くの人々が、国内外においてボランティア活動に参加できる機運を高める日。

○ バミューダトライアングルの日。
 1945(昭和20)年のこの日、大西洋上で米軍機が突然消息を絶った。このフロリダ・バミューダ・プエルトリコの三点を結ぶ三角形の海域ではそれ以前から多くの船や飛行機が行方不明になっていると言われており、魔の三角海域「バミューダトライアングル」として有名になった。
 ただし、実際にはこの海域のみ遭難事故が多いという事実はなく、この「伝説」が広く知られるにつれ、附近で起きた事故が関連づけられて説明されるようになり、遭難が多発する地帯という誤った認識が広まったものである。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*------彡☆


   ■※今日の俳句※■


  一生を泳ぎつづける鮪かな
         星野恒彦


  鮪船船体(ハル)ナンバーの褪せてをり
         上泉呑海

  
  此の岸の淋しさ鮪ぶち切らる
         加倉井秋を


【季語の解説】
※ 鮪(まぐろ)→鮪船・鮪釣。
 サバ科マグロ属の硬骨魚で、黒鮪や黄肌などの総称。黄肌は熱帯産で、主として南日本に回遊してくる。黒鮪は、本鮪ともいい、日本近海に広く分布している。
 肉は赤く、冬から初春の産卵期にかけてが美味であるが、産卵後の肉はまずい。成長にしたがってメジ→ヨコワ→マグロと呼び方が変わる。漁法は現在ではほとんど延縄。

【「合本 俳句歳時記(第三版)角川書店」より転載】


☆彡------☆★☆*------彡☆

※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)12月5日(木)より転載】


☆彡------☆★☆*------彡☆


     ※わが友に贈る※


 地域や職場で
 信頼される存在に!
 信仰で人格を磨き
 社会に貢献する。
 それが真の仏法者だ。

      ◇※12月5日※◇


☆彡------☆★☆*------彡☆



    ◇※名字の言※◇

彼の思い出の桜は、春に咲いた姿ではなく、葉も枯れ、ごつごつとした木肌を寒風にさらす冬の姿である。創価大学の「周桜」の前に立つと、原点の出会いがよみがえる



それは、中国への留学を控えた大学2年の冬。周桜のある「文学の池」のほとりを歩いていると、車がゆっくりと近づいてきた。窓には、構内を視察中の創立者・池田名誉会長の姿があった



驚いたまま、日中の懸け橋となる決意を述べると、創立者は「よろしく頼むよ!」。3週間後、中国へ渡った彼に、重ねて伝言が届いた。「頑張れ。負けるな。見ているよ」と。
彼は今、日本を拠点に、中国はじめアジア各国で仕事に励む。いつも胸には、師に誓った友好への思いがある



1974年のきょう、名誉会長は中国の周恩来総理と会見した。病床の総理が、日中の“冬の時代”に友好を提起した名誉会長を高く評価し、強く要望して実現した出会いであった。
後年、名誉会長は創大に「周桜」「周夫婦桜」を植樹し、友情を永遠ならしめる誓いとした



風雪に耐える桜にも、人は美しさを感じる。冬は春への準備であり、やがて爛漫の花のうたげとなることを知るからだ。困難の時こそ真金へと磨かれる。それは人間も、国と国との関係も同じである。
              (将)
 
☆彡------☆★☆*------彡☆

◆浩ko・ 編集後記◆
 今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。
 
☆彡------☆★☆*------彡☆


12月4日(水)のつぶやき

2013年12月05日 01時36分13秒 | 公明党

ブログを更新しました。 『鰰(はたはた)/今日の俳句 第1429号』 amba.to/18YHPQY


ブログを更新しました。 『若芽38/小説「新・人間革命」   』 amba.to/18kxbQR