和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽53/小説「新・人間革命」    

2013年12月23日 10時10分20秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)12月23日(月)より転載】


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若芽53(12/23)

 山本伸一は、教育にとって大事なことは、安易に結果を求めるのではなく、物事のプロセスを習得させることにあると思っていた。

 たとえば、言葉の意味を知ることは、教育の大切な目標であるが、単に意味を教えることだけに終わってはならない。児童が、自分で辞書を引けるようになり、調べることの面白さを知ることができてこそ、教育であると、伸一は考えていたのだ。

 また、理科の実験を行った場合、必ずしも教科書通りの結果が出るとは限らない。むしろ、なぜ、教科書と異なる結果が出たのかを探求していくなかにこそ、教育はある。

 児童を、結果のみで評価しようとすれば、その評価の基準は、極めて限られ、画一化されたものになってしまう。しかし、プロセスを評価しようという目をもつならば、より多くの可能性を見いだすことができよう。

 伸一は、東京創価小学校をはじめ、創価学園の教師たちは、形式主義を排して、人間を育てるという実質に着目した教育を、実践してほしかったのである。


 伸一の、次の東京創価小学校訪問は、運動会から約一ヵ月後の十一月二日であった。

 彼は、この日、創価中学・高校の「鳳友祭」に出席する予定であった。その前に、小学校に立ち寄ったのである。

 伸一は、創立者として、一人ひとりの成長への責任を感じていた。いや、子どもたちの人生への責任を感じていたといってもよい。その責任感は、“少しでも児童の様子を知りたい”との強い思いとなり、間隙を縫うようにしての訪問となったのだ。

 強き責任感は、即行動となって現れる。行動のともなわぬ一念はない。

 午後一時前、伸一が小学校西側の通用門付近で校長らと話していると、彼の姿を見つけた児童が、「先生!」と言って、外に飛び出してきた。そして、大勢の子どもたちが、次々に「こんにちは!」と、元気な声であいさつをしながら集まってきた。
 

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侘助/今日の俳句 第1448号

2013年12月23日 03時53分43秒 | 今日の俳句


◇侘助/今日の俳句◇
       ◇※第1448号※◇

 2013年(平成25年)12月23日(月)


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■ 12月23日。
○ 天皇誕生日(Emperor's Birthday)。
 天皇の誕生日を祝う国民の祝日。1933(昭和8)年のこの日、皇太子継宮明仁親王(今上天皇)が誕生した。東京に親王生誕を知らせるサイレンが鳴り、人々は旗や提灯を持って街を行列して祝った。
※ 天長節(明治5年まで) 9月22日・天長節(明治)・明治節(戦前) 11月3日・天長節(大正元年・大正2年) 8月31日・天長節祝日(大正) 10月31日・天長節(戦前)・天皇誕生日(戦後) 4月29日。

○ テレホンカードの日。
 NTTが制定。1982(昭和57)年のこの日、電電公社(現在のNTT)が、東京・数寄屋橋公園にカード式公衆電話の1号機を設置した。

○ 東京タワー完工の日。
 1958(昭和33)年のこの日、東京・芝公園に東京タワーが完成し、完工式が行われた。高さ333mでパリのエッフェル塔より13m高く、当時世界一の高さの建造物となった。現在でも、世界で最も高い自立鉄塔である。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  侘助や無口で若き窯主
         小池和子


  侘助の葉がくれに侘ぶ五六輪
         中谷孝雄


  侘助の奥なる人へ魚板打つ
         加賀美子麓


※ 侘助→わびすけ・唐椿。
 ツバキ科の品種。花は一重半開で小さい。紅侘助・白侘助・有楽椿などの品種がある。花期はしろ侘助が11月ー3月、紅侘助・有楽椿が2月ー4月。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


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※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2013年(平成25年12月23日)より転載】


     ※わが友に贈る※


 交通事故を起こすな。
 わき見・飲酒運転や
 速度超過は厳禁。
 賢明に意義ある
 年末年始を!

      ◇※12月23日※◇

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     ※今週のことば※


 「陰徳あれば陽報あり」
 尊き役員の皆様方の
 偉大な奮闘に深謝!
 無事故・健康第一で
 我らは黄金の年輪を!

      ◇※12月23日※◇


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    ◇※名字の言※◇



 「お父さん、お母さんと一緒に行ってください」。7年前の創価学園卒業式で、創立者の池田名誉会長が呼び掛けた。ヨーロッパのある由緒ある建物に、卒業生と両親の名前を永久保管することを提案したのである



創立者の真意は「親孝行」を訴えることにあったに違いない。だが、この一言の実現に専心し、今年、両親を連れて行った卒業生がいる。この建物で記念撮影を行い、創立者に写真を届けると、励ましの伝言が届いた。両親と共に涙し、喜んだ



小さいころから、父母に心配を掛けることが多かった。だが、「創立者との誓い」が彼を変えた。親孝行になり、目標だった教員採用試験にも今年、合格。広布の庭でも2世帯の弘教を実らせた



一度決めた誓いを諦めることはたやすい。人は誰しも、心の安定を保つために、さまざまな理由をつけて不都合な事実を正当化しようとする。心理学で「合理化」という



そうした心の弱さを乗り越える挑戦が「誓願」である。愚直に、がむしゃらに、一度誓った目標に進み、その結果について全責任を引き受ける覚悟が、人間を強く、大きくする。名誉会長はかつて創価学園卒業生に贈った。「勝利者とは 我が誓いの道を 最後まで 歩み抜く人なり」と。
               (芯)

 

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◆浩ko・ 編集後記◆

今日も有難う御座います。和井弘希です。皆さまのご健康と無事故をお祈りしております。

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