染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

富士山環境展 2 終了しました。

2015年04月13日 17時56分10秒 | 富士山環境展
富士山環境展2 が昨日終了し、本日搬出、事務処理(後援申請の事後報告)などを行いほぼ終了しました。
ご高覧いただいた方々、及び関係者の皆様のおかげで賑やかな展示期間となりました。

今年は、骨だけでなく毛や、食害にあった木などを使って頂き、昨年とはまた違った展開を見せる事ができたかと思います。
更にこれまで通り骨を使っての新たな展開もでき、準備不足もありましたが、今後に期待できる内容となりました。
継続的に活動するためにも、様々な方にご協力、賛同をいただきましてこれからも少しずつですが、前進していくことが出来るかと思います。


メディアにも取り上げて頂き、多くのご意見も頂ける展示ではありました。でも、少々偏りが出てきたようにも感じており、自身の力不足を痛感しています。
上手い言い方が見つかりませんが、反対意見をあまりいただけないのが少し残念であります。
対処療法的に鹿の駆除が行われているので、それが兎に角よくない、狩猟も可哀想だっていうご意見を前回はいただけたのですが、今回は少なかったです。確かにご理解いただいている方もおられますが、全く反対する方にもご高覧いただき、お話を伺いたかったと思う次第です。

中には、そういう人はそうなんだと壁を作る人もいますが、僕らは出来るなら、反対意見の方も少しは納得できるような解決方法があればそれも実践したいと考えています。森林破壊も千年万年というスパンで考えれば今の森林破壊も自然ではないかということも聞きます。でも現状になったのはココ60年位のことですから、なんとかあと50年位でもとに戻すことはできなくとも、今より少しはマシな森林を100年後に残すのが今の世代の仕事ではないかと思うわけです。

もう少し現状を知っていただくことと、その活用を考えている人もいると知っていただきたいと思います。

そういった社会同様、作家の中にも野生動物を殺傷することに反対する方もいます。そういった方にも参加していただいていますし、狩猟はかっこいいからいいけど、駆除はダメという人もいるでしょうから、そういう色々な考えの人にも参加していただこうと思っています。あまりに政治的や内向的だとちょっと困るんですけれど、自分はこう思うって言える人に参加して頂けるとありがたいです。


第3回もやりたいねとか、やるべきだというご意見もいただきまして大変有り難いです。
今は少し他の(大変遅れている)仕事もあるので、しばらく間をおいて思案したいと思います。


兎に角、今回ご高覧頂きました方々、関係者各位、ありがとうございました。