染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

名誉の負傷

2010年10月06日 10時29分25秒 | 芸術作品
交流プラザでの搬入まで色々あったので、面白かったんですが、ゆっくりする時間もなく、過ぎています。

先日コンクリ作品を搬入中に作品に挟まれました。倒れてきた作品に挟まれましたが、作品は無事でした。残念ながら、この身と靴がダメでした。

家の前で、軽トラから作品を下ろそうとすると、バランスを崩しまして、あろう事か自分に向かって斜めに倒れ込んできました。なんとか体制を取り直そうと頑張りましたが、微妙に支えきれない角度で、自身の足首の上にゴトンと倒れました。僕とともに。

道の真ん中で、最近にしては冷たい霧雨の降る午後5時30分。空と周りは薄暗かったです。

しばらく呆然としておりましたが、そのまま寝てると近所の噂になりかねないので、挟まった足を引っこ抜きました。その時は痛みなんか無いもんです。
とりあえず作品を片付けて、軽トラを返却して、家に帰るとなかなか足が痛いです。靴も冷たいです。高さ4センチまで防水ではなかったかと見てみると、擦り傷とともに靴が笑っています。

僕に関しては、骨が折れたとかそんな事は無いので、問題になりませんが、靴が壊れました。もう少し頑張ってほしかった。搬入が終るまで。このときは9月24日明日は小学校の運動会 履いてく靴が無くなってしまう。

とりあえずこの壊れたハートは皆の笑いに変えて、靴はボンドで留めました。


ボンドで留めているところを見て、ほのかんが靴を指差しながら言いました。

「また壊れたね。もうこの靴あっちもこっちもぼろぼろだね。喋るじゃない」

家の相方にこの話しをしたら、「靴って壊れるんだね」って壊れることが不思議そうでした。
履くでしょ普通。
高校時代のバスケットシューズ、そこに穴があいています。でも、当時もそこまで履くやついませんでしたが。
でもつま先が割れただけだから、ゴム系のコーキング材で何とかならんかと考えています。

富士山環境交流プラザ

2010年10月05日 08時49分39秒 | 芸術作品

京都での展示は既に終了いたしまして、現在環境交流プラザにてgakkyと展示しています。
上のペンギンは京都市立動物園のイワトビペンギンです。ペンちゃんとギンちゃんがいて、こちらは換羽中のペンちゃん ギンちゃんはどうも既に換羽が終了しているようです。

このペンちゃん全くやる気がないように見られます。
人がきてもやる気が有りません。10分程見ていましたが、向きを180度変えただけでした。お客さんは不満そうでしたが、ある意味面白かったです。剥製かと思いました。でも、生え変わりの時期は、羽がぬれると水を吸って重くなるし、なかなか乾かないから、基本的に水に入らないので、致し方有りません。
でもねえ、流石にはじめてみたときは僕も剥製かと思いました。

前置きが長くなりましたが、とにかく今のことです。交流プラザ。


会場はこんな感じ。
いいですな。自画自賛も1人ではないから言えます。

もしかしたら、コンクリよりも、全うなテキスタイル、ファイバーとガラスはいい感じになるんじゃないこと思いました。ちゃんとした仕事しろって自分に言い聞かせました。「ファイバーアートって何?」て聞かれて、これですってなかなか言えない。




gakkyの作品。

これどうなってんの? とか聞くと結構ちゃんと話してくれます。難しいことは良く判りませんが、色の発色なんかは天然染料の媒染剤と似ている。興味深いです。陶芸の溶薬の酸化発色とも似ていると思われる。
透明感とか重量感等流石ガラスです。この素材感を生かされた造形がガラスの良さであると思うので、良いんじゃないですか。造作方法にこだわりを持っているのが特に良い。


こちらは僕の作品です。
日々進化中です。なぜなら、ここに優秀で、けなげな助手が住んでいます。まさに染織家が夢にまで見た素材で制作してくれています。どんどん浸食しています。見に来てやってくださいな。


こちらは、totoki氏のお話を元にした絵です。彼はご存命なので、オマージュとは失礼なのですが、でもそんな感じです。
画像では解りづらいのですが、こちらの作品の素晴らしいのは、モデルとなったtotoki氏のサインが入っていること。本人のお墨付きです。なかなかオマージュとして作った作品に本人のサイン入りってのは無いですな。


昨日、gakkyの友人が撮影にきてくれまして、作品を撮ってもらいました。
すると、ガラスの作品が、ちょっとした変化をすることを知りました。これは面白いんで、なか日あたりに作品替えを少ししようかと言うことになりました。

お時間のある方は後半に是非お越し下さい。