染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

ギャラリー見学

2009年11月12日 19時11分29秒 | 芸術作品
本日は搬出作業を行なったあと、近くのryu galleryにiwasakiさんの展示を見に行きました。
昔のドローイング等を中心に展示をしていますが、流木で人体を作っています。これはこれで面白い。うまい具合に人体の曲線に合う木を見つけたなあと感心しました。
あと女の人ばかりでしたが、好きなんでしょうな。

展示は主にドローイングなんですが、素描と言うには書き込みが入っています。技術も高いんでしょうが、手が込んでいるなあといった印象でした。
創造的な動物や昆虫がならんでいますが、一本の線がよどみなくつながる様子はその線が一本の有機体のようでありました。

奈良美智氏の展示だったか、ラフデッサンや手帳のいたずら書きなども展示されたり、ポストカードになったりしていましたが、あまりにラフなので、これで商売するのはどうなのかと思いました。おそらく本人が希望したのではなく、プロデューサーや雑誌の編集者が何でも商売したがる所為もあるのでしょう。
同世代や若い子に多いのですが、カッコつけでデッサンやエスキースを展示するのはそれなりの画力がなければ寂しい結果になると理解する必要があると思いました。
と言いつつも、かつて自分がそんなのもかっこいいんじゃないかと思った事があった事を思い出しました。
素描やスケッチなどはいい絵というよりもうまい絵を求められることが多分にあるので、カッコつけでやってもカッコ悪いと自分で判断して思いとどまりました。
簡単そうな展示はそれまでの蓄積が反映され、かえって難しいと理解するには自分を知る事が大事なのでしょう。

話がそれましたが、一つ一つの作品が、それなりに制作されていて、独立しても鑑賞に堪える事は素晴らしい。全部ではないかも知れませんが、作品に対しての書き込みとそれ以前の書き込み、それが見て取れる。うまいねえ、と言った感じ。

まあ、人体の造形を見れば結構描けるだろうと想像は付きますが、水彩の使い方や素材の扱いもうまい。沢山描いている事が解る。そんな絵や造形がしてみたいと、否、しなくてはならないと痛感しました。
出来れば次回は本人の今一番の作品を見たいなあと思いました。

山の家の搬出は終わっていません。
明日役所の方が来て、トラックで一緒に運んでくれるはず。朝一番でいきます。他の皆はゆっくりしてください。


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