染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

鹿の骨の使い方

2013年12月09日 02時24分03秒 | 鹿革制品
鹿の顎の骨の使い方についての一考察。
こんな使い方がありまする。

鹿の骨の使い方

鹿の顎は回転することにより揚力を得て飛んでいます。これで獲物を取れると一人前かと思います。
かの投棒具、ブーメランと同様かと思いますが、帰ってこないと揶揄する者も身内におります。でも私にとっては日本のスポーツ競技ブーメランと一緒にしないでもらいたい。戻ってくるものは本当の狩りには使えない。

それでも頭の硬い人のために申しあげますと、これを揚力が付くように削ることも可能です。そうするとまあ少しは戻ってくると思われます。でも、重さがなくなり殺傷能力は下がるかとおもいます。

そうはいっても、これがブーメランの原点かと思われたとしても、そんな証拠は上がっていません。ツタンカーメンの墓から出たとか、アボリジニが持っていた最古のものが縄文時代と聞きますが、すべて木片。骨はいいと思うんですけどね。