工房八重の部屋

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「思い通りの死に方」中村仁一,久坂部羊対談の本に感銘を受ける

2013年07月29日 | Weblog
生命至上主義の延命医療に疑問を持っている2人の医師の対談で、

高齢者のの生き方・老い方・逝き方について、今の医療現場にはない考えかたを示して

いて中村医師は老人ホーム「同和園」の医師で、その経験をもとに話す内容は納得でした。

家族としては、1日でもながらえてほしいと望み延命を望みますが、私も同じ経験

をしました。自分自身はもう絶望的状態になっての延命はしたくない!尊厳死、

自然死を選択したい!と、思っていますので、対談する内容に納得でした。

人間にはいつか死が訪れる! 老いを受容し、死を視野にいれて生きていく!

明日死んでもいいような生き方をした方がよい!明日死ぬかもしれないと思うと

今日を充実させようという気にもなる! いつまでも生きられないとなれば、自分に

得られるものに限界があることがわかり、今まで頑張って得たことにも目が向き

まあまあの人生だ!と、思えれば、死ぬことも、老いることも怖くなくなり、

気持ちも楽になります!

老化して病気になるのは自然な状態。 老いを受け入れる!

など、考えさせられ、これからの人生を歩むにあたっての参考になる本でした。




裏表紙