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工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

佐川美術館「セガンティーニ」展はアルプスの景色が清々しいやすらぎの絵

2011年08月14日 | Weblog
NHKの日曜美術館を見て、佐川美術館で「セガンティーニ」が21日まで開催されて

いることを知り、13日に、友人たちと車で出かけました!

(下線のついた文字をクリックすると、ホームページにリンク出来ます)

NHKの日曜美術館の「セガンティーニ」の番組は、再放送も見て、セガンティーニの

絵の知識は、少しはあったものの、アルプスの明るい景色の中の自然や、農民の営み!

母性や生と死をテーマとした絵は、心にしみいってくるようで、清々しい美しさのなかに

安らぎを感じる絵でした!


佐川美術館は大きな切妻屋根に、池に浮かんでいるような建物!
いつ見ても、感動させられる、素晴らしい建築です!


池のプールは10数cm位の浅いのですが、水がいかに癒しを与えてくれるのか!
と、実感出来ます!


池には、彫刻が建っています!


水は浅い溝にと流れています!


「セガンティーニ」の大きなパネル


アルプスの景色


「アルプスの真昼」
スイスアルプスに魅せられ、澄んだ光の、より高い山地に転居しながら、
雄大なアルプスを舞台にした作品。
次代の前衛美術に、影響をあたえた新印象派風の明るく細かいタッチの色彩技法で
アルプスの自然や人々や動物たちを生き生きと描いています。


ふたりの母たち


母性や生と死をテーマとした絵は、心にしみいってくるようです!
晩年には、母性・生・死などのテーマで象徴主義の代表作家となります。


単独分割の手法は絵筆のタッチが分割された細い線を並べたように、塗り重ねる
ことで、にごりのない澄んだ光が表現されている!
セガンティーニの描く、明るく清澄な空気と素朴で美しい自然!


雄大なアルプスの景色のなかに、そこに住む農民を、影と光で表現している!
描かれた人々や動物たちは、見る人の心を、清々しい気持ちにさせてくれます。

サンモリッツにあるセガンティーニ美術館


セガンティーニが暮らした家とアトリエ!
1899年9月、シャーフベルクに登り、山小屋で《自然》の制作を行っていましたが、
そのさなかに腹膜炎にかかり、41歳という若さで息を引き取ります。
この標高2731mの山小屋は、現在は、セガンティーニ・ヒュッテと呼ばれ登山者で
賑わっています。