工房八重の部屋

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「人類の至宝アフガニスタン」のシンポジウムでバーミヤーンの現状を知る

2010年03月08日 | Weblog
龍谷大学深草学舎で「人類の至宝 アフガニスタン」 バーミヤーンから世界をみる

というシンポジウムがフランス、アフガニスタン、トルコなどからの研究者、日本の研究者

により、3月6、7日、2日間により、開催されました。

2001年にバーミヤンの大仏が、タリバン政権によって、爆破されたことは、世界中に

衝撃を与えました。

アフガニスタンには、貴重な遺跡がありますが、いずれも紛争により破壊されている現状!

日本の調査隊は、首都カブールの治安が最悪なために、入国は出来ないとのことです。 

破壊されてしまった大仏二体の瓦礫は保存されていますが、復元は不可能とのことです。 

研究者達によって発表された、紛争で破壊される前の遺跡の写真見て、紀元前からある

遺跡群が人の手で破壊されてしまった現状に、イスラム教徒だから、仏教遺跡を破壊すると

いう行いに、人類の文化の至宝の重要性を感じてないと、思いました。

日本内で、内乱やテロ行為の無い現状に、あらためて平和な国に住んでいると、感じます。

いろんな分野の研究者が、バーミヤーンをはじめ、アフガニスタンの遺跡の数々を

研究されているので、アフガニスタンの文化が過去に、さかえた様子がわかりました。


ポスター


龍谷大学の会場の顕真館


会場は400人の参加者


フランス、ストラスブール大学のタミル教授はアフガニスタの遺跡の発掘を長年手がけて
いて、過去に発掘した、遺跡の説明があった! 写真はカクラの大仏


発掘したストウパー (仏塔) 発掘した遺跡の大部分は、破壊されてしまったとのこと!


龍谷大学教授の宮路さんにより、調査したバーミアーン遺跡についての説明があった。


バーミヤーン遺跡の位置


バーミヤーン概要


アフガニスタンにある遺跡


アフガニスタンについての説明


バーミヤーンに関する記録。玄奘師が訪ねた時には、仏教国で、バーミヤーンの大仏も
顔をけずられていなかった、記述が残っている。


東大仏   右の写真は爆破後の様子


西大仏   右の写真は爆破後の様子


天井画想復元図  油絵の具で大仏のまわりは壁画や天井画があった!
爆破され、復元不可能とのこと!


龍谷大學深草学舎の数々


龍谷大學入り口