八丁堀辺りはすっかりとお盆休みの形相でありまして、多くのお店は今週いっぱいお休みとしているようであります
チェーン店ならばやっているだろうとお手軽価格でうな丼を提供してくれるお店を目的に出掛けたのですが、そこも類に漏れずお盆休みでありまして…
頭の中が“鰻”モードになっていたために「青葉」を目指して歩いてみますと、そのお隣にある洋食元祖と書かれたお店に目が留まります
創業から50年と言う歴史あるお店でありまして、下町洋食ほど庶民的な雰囲気ではありませんが、”メンチカツ”や”ジンジャーポークソテー”をウリモノとする気軽な洋食店でして、あの銀座の本家「煉瓦亭」からの暖簾分けであるとのことであります
鰻と洋食、どちらにしようかと迷っていますと、こちらの店頭に掲げられたメニューボードに「夏だからこそジンジャーポーク」的なことが書かれていまして、その言葉に後押しされるように入店いたします
「レトロ」を絵に書いたように重厚なソファーが置かれた店内 厨房へと目を移しますとコックコートにバンダナと言った姿のコックさんがいらっしゃいまして…
老舗の風格と言った面から考えますとパリッと糊が効いたコック帽をかぶっていて欲しかったような、バンダナ姿が緊張することなく気軽に使えるお店としての雰囲気を作っているような…
どちらが良いのかは微妙なところであるようですが、まぁそんな変なトコロに関心を持つのはワタシくらいでありましょう
これがジンジャーポーク
厚切りとまでは言えませんが1枚のポークロースをソテーされたものでありまして、その芳ばしく焼かれた焼き色に美味しさを感じるモノであります
ナイフとフォークを使ってお肉を一口サイズに切り分けながらソースを絡めるようにいただきますと、これが何とも言えないほどにご飯のお供として最高の風味であります
G盛合せなる商品をいただきましたので、ジンジャーポークにはカニクリームコロッケが添えられていまして…
洋食と言えばコロッケ的なイメージを強く持つワタシは、洋食店でこれを見つけるとどうしても頼みたくなるのであります
とろりとしたソースにはたっぷりなカニ身が入っていまして、濃厚なソースの旨みに負けないカニの風味を堪能いたしました
そして、久しぶりにいただいたコーンスープ
これがまたオーソドックスな基本に忠実なモノでありまして…
あー これこそが洋食なんだよなぁ などと感慨深くいただくことができました
【洋食元祖 煉瓦亭】
東京都中央区新富1-5-5 トーア新富マンション104
03-3551-3218

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