銀座にある老舗居酒屋と言えば『三州屋』って方も少なくないのでしょうが、その三州屋よりも15年早い1953年に創業したのが、同じ並木通りにある『升本』でありまして…
その存在は知りながらも、お邪魔するのは初めてのことなのであります
入り口の引き戸からは店内の雰囲気を覗くことができず…
不安を感じながらも暖簾を潜ろうとしたところで、暖簾を下げに出て来ようとしたスタッフさんとぶつかりそうになりビックリであります
オフィシャルには13:30までとのことですが、ご飯がなくなり次第終了されるのだそうで…
まだ13:00を少し過ぎただけであるにもかかわらずご飯が残りわずかになったのでありましょう
調理場へ「お一人さま大丈夫ですか?」と声を掛け、ご飯の量を確認されていました
とりあえず大丈夫であるとのことで「アジフライ定食」をお願いすることとし、前会計を済ませ席へと案内されます
本当は「まぐろ脳天刺し」を添えたかったのですが、お昼の時間には提供されていないとのことで…
さて、そのアジフライ
正直なところ可もなく不可もなくといったものであったのですが、添えられた赤だしに入ったわかめはペラッペラな乾燥ものとは異なり、生わかめであろうことが窺えるしっかりとした身の厚みとその歯ごたえを楽しむことができました
ご飯は昔ながらのお櫃で保管されているのでありましょう
ジャーなどで保温されたような感想を感じることなく、少し冷たくはなっていますが、そのしっとり感をおいしくいただくことができましたし、上等なお米が使われているのか冷めても甘みを感じることができました
【銀座升本】
東京都中央区銀座1-4-7
03-3563-2706