昨年の夏、いつものように神田駅近くを歩いていると、『和牛ジンギス 界』ってお店が改装をしているではないですか…
和牛をジンギンスカン風に提供するという変わったお店だっただけに印象が残っていたのですが、やはり難しかったのでしょうかね
たぶん1年くらいしか営業してなかったような気がいたします
で、新しくオープンしたのが『川崎苑』って焼肉屋さん
市場から直送されるという黒毛和牛と川崎タンタメンを2本柱としているようなのですが、この川崎タンタンメンというのが、ワタシがこよなく愛する『ニュータンタン本舗』が提供するタンタン麺らしきものでありまして…
これは是非ともお邪魔してくてはと思いながらも、半年以上が経過した今日、ようやくお邪魔することが出来ました
こちらで提供されるのは「おまかせコース」と「お肉だけのコース」でありまして…
単品での注文が出来るのかを確認することも無く「おまかせコース」をいただくことにいたします
先ず「ハツ刺し」が提供されます
消化器系以外の内臓モノが苦手であるために滅多にいただくことが無いお料理ではありますが、全く臭みがなく適度な歯応えでありましたので、おいしくいただくことが出来ました
続いては…
お店のメニューでは「出来立て白菜キムチ」と表現されていますが、これは漬けられたものではなく、生の白菜とキムチダレを合わせただけのモノでありますね
でありますが、このシャキッとした食感がおもしろく、これはこれでアリだなと思いながら箸が止まりません
そして「葱 上タン塩」
ネギを落とさないようにクルクルっと巻いて網の上に乗せ、そこで丁寧に広げて片面だけを軽く焼きます
薄切りですので、モタモタとしているとあっという間に焼けてしまいますので手際よく焼くことがおいしさのポイントとなりそうですね
「極上霜降り希少部位」として提供されたのはミスジでありまして…
焼き過ぎないように片面10秒程度で両面を焼き上げます
ホントはこの商品の前に「薄切り希少部位」と「厚切り赤身希少部位」としてマルシンと裏ミスジの盛り合わせが提供されたのですが写真を撮ることも忘れて食べてしまいました
続いて「豚カルビ」と「コプチャン」
ホイルに入れられたコプチャンはそのまま網に乗せグツグツと煮込むようにしていただくのですが、この辛味があるタレが実においしいものでありますし、焼くのではなく煮ることで脂を落としてしまうことが無いためにプルンプルンとした食感を思う存分にいただけることもうれしいですね
いよいよメインである「サーロイン」の登場です
これまでスタッフの方に焼いていただくことを拒んで来たワタシでありますが、これだけは焼かせてくださいとのスタッフの強い申し出もありまして…
これだけは譲れないというこだわりを感じまして、ココはスタッフに任せることといたします
網の上を滑らせるように炙ったサーロインを卵の黄身が掛けられたひと口大のごはんと一緒にいただきますと…
もうお口の中でとろけてしまうのではと思うほどの柔らかさに感動であります
その後「2種のナッツの塩サラダ」と「和牛切り落とし」「ミノ」「鶏もも」の盛り合わせが提供されたのですが、このサラダがまた良い感じでありまして…
ソフトな食感とほろ苦さがあるサラダ菜はレタス界の王様と言った感じでしょうかね
そして、〆となる「川崎タンタンメン」であります
溶き玉子や挽肉にとうがらしと見た目は『ニュータンタン本舗』のそれとよく似ていますし、しっかりとしたにんにくの香りも良いのですが…
使われる麺も異なるようですし、全体的に薄味と言いますかパンチが欠けるようにも思えます
やはりそれ一本で勝負をしている専門店には敵いってことでしょう
スタッフの元気の良さが時にはうるさくも感じましたが、会話力の高さもあってきちんとしたコミュニケーションが取れるスタッフには好感が持てますね
【川崎苑】
東京都千代田区鍛冶町1-2-12
03-6206-0503