( 百日紅 )
何恃めとや躍り咲く百日紅 岡本 眸
女来と帯纏き出づる百日紅 石田波郷
百日紅火屑の落花掃かれけり 深見けん二
百日紅その一日の真盛り 辻桃子
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何という暑さでしょう。日本は熱帯と化したようですね。
揚句、躍り咲く・・が利いていますね。
淋しい句、孤独を感じる句です。内面と外面との乖離を思わせられる秀句だと思います。
はるか昔に詠んだ拙句に
百日紅プリマドンナの休演す
二句一章の句ですが先生にとても誉められた
ところが百日紅からの発想とつき方でした
その頃は何のことやら分かりませんでしたが
眸さんの句を鑑賞する時に自分の感性が間違って
いなかった事が自覚できました
百日紅は一見華やかな花ですが、なぜか寂しい
花に見えるのです